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コンサルタントのあなたへ〜努力を誇りにしよう〜

楓コンサルティング代表の小暮貴恵です。しなやかなビジネス創るをテーマに、フリーランス専門のビジネスプロデューサーをしています。新サービスはただいま、熟成中です。公開まであとちょっとかも。

「きえさんだから、できたんですよね〜」

「きえさんみたいに最初からできたら、苦労しないんですよ」

と言われると私は無償に腹だたたしかった。あなたは私の一体何を知っているんだ!?と不覚にも怒りにさいなまれ、悲しみで途方にくれた。上野公園のベンチでぼーっとしながら、風に当たり、夕陽に照らされながら心が生き返るの待つ。私は一体、何に怒っていて、どうしてこんなに悲しくなってしまったのだろうって自分の感情に浸る時間は少し残酷でもあった。

まるで魔法でも使って成功したんだろ?と言わんばかりの言葉に思えてしまったり、あなたにもできる!って思わせてあげられなくてごめんねって思いで胸がいっぱいいっぱい。答えはすぐにでず、1週間ほど引きずったある日。ふと気がついたのです。

「努力を、見せていなかった」

成功してうまくいっているときの自分しか見せていなかったことにハッとしました。よく、ビジネスでは「ストーリーが大切だ」と言われているのに、私は自分の努力というストーリーを見せていなかったのです。だから、「きえさんだからできたんですよね」と言わせてしまった。ここで大きな勘違いだったなと思うことがあります。

「努力は隠すべきもの」「見えないところでするべき」という強い思い込みがあったのです。とはいえ、“努力を見せびらかすことも”なんか違う。なにより、自分が努力してきたことがわからなかったことにも驚きでした。

なぜなら、楽しく普通にできちゃってたから。少しの睡眠不足とか、しんどいことでも「なんだかんだ楽しい」って思いながらやっていたからね。楽しいことはよかったんだけれども、自分で頑張ったことを認めてなかったから、最初の「きえさんみたいに最初からできたら、苦労しないんですよ」という言葉に腹を立てて、怒って、悲しみが湧いてきたんですね。

どんなに楽しくやってても、その背景で積み重ねてきたことを否定されたように感じてしまって、相手の言葉に反応して、自分の中にある「努力を無視した自分」にがっかりしていただけだったんだと気づいて、なんだかホッとしたのです。

気づけてよかったって。上野公園で何度も悲しみに途方に暮れた日々を思い出すたびに思うんです。「どんな人にも影の努力がある」だから、その努力に敬意を払う生き方をしようと、自分の積み重ねてきた努力に気づいてもらえる関わり方をしていこうって思うようになりました。上野公園で落ち込んでいた日々は、500円のコンサルティングしかできず、とても悔しい思いをしました。それから5年がたち、今では単発で3〜8万円のコンサルティングができるようになりました。あの上野公園を散歩しながらきっと自分は大丈夫!うまくいく!と信じて掛け続けた言葉を今度は起業にチャレンジする人たちに掛けて続けていきます。

私ね、知ってるんですよ。コンサルタント(コーチ)のあなたが、実はサービス1つを提供するのに、どれだけの悩みを抱えて、どれだけの労力を使い、知恵を絞って、投資をして、あーでもないこーでもないって試行錯誤してね。ときには泣いたり、悔しかがったり、怒り狂ったりしながらさ、悲しい思いもして、それでも一つの商品を届けようと精一杯頑張ってる。空いた時間でどれだけお客様のことを考え、返信一つ一つの言葉でさえ神経を使い、誠実に対応していることも、どんな言葉なら響くかな?とあらゆる角度で表現してみたりチャレンジを一生懸命している。

これってわざわざお客さまに見せびらかすものではないかもしれない。だからこそ、この努力や一生懸命さをわかってあげられるのは自分だということに誇りを持ってもらいたいと思うの。この誇りが愛されながら長く続く起業の秘訣になります。その上で、あなたが成功したり幸せになるまでのこの努力を「一つの物語」として表現することができたらきっとたくさんの人にあなたの想いが届き、その想いがご縁として繋がる日はそう遠くはないかもしれないですね。心からあなたの活躍を応援しています。



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