眼振の手術してみた
初めまして
数ある記事の中から見てくれて本当に有難うございます。
今回は超久しぶりの投稿ということもあり何にしようか悩んだのですが自分の記事中でも割と反響が良かった眼振についての続編にしようと思います。
眼振って世の中にごく僅かな人しかいないと思ったら小さい子から年配の方まで意外と多くてビックリ。これは自分の体験を少しでも誰かの役に立ててもらいたい！
文章を書くスキルが無いのでどうやって書けばいいか悩みますが、おそらく眼振の人が気になっているだろうなということをピックアップしてお伝えしていく感じにします。
とその前にこちらの記事も今回の内容と繋がっていますのでよかったら併せてご覧いただけたら嬉しいです。
ということで本題に入ります。
■症状
・先天性眼振症(左右の水平揺れ)
・眼性眼振(右上方向で眼振が止まる)
■手術名
・両眼 斜視手術 全身麻酔
眼振も手術内容は斜視と同じでした。
■手術の内容
・ザックリとした回答にはなりますが、眼球の動きを調整する4本の筋肉を切って調整。そして眼振が出ない位置にするというものらしいです。間違えてたらすみません、、
■手術費用
・10万〜12万円ぐらい
・限度額適用認定証を使用しました
・部屋は相部屋だったので安く済みましたが、当然ながら個室を希望すると高くなります。
■保険は効くのか？
・自分の場合はオリックスの医療保険と県民共済に加入していたので後日、申請して13万円くらい戻ってきて手術して寧ろ少しお小遣いも入りました。保険会社の支払い対象覧に「斜視」があれば、貰えるはずなので、確認しておくといいと思います。
■なぜ手術をしたのか？
・元々はする気がなかったのですが、以前の記事を書いて以降に肩こりや首の傷みが我慢の限界を超えたので手術を決意しました。肩は拳銃で打ち抜きたいぐらいコリが酷く首は痛すぎて常にストレスを抱えてました。その当時は最悪、失明してもいいやと考えたぐらいの辛さ。
■手術から退院までの入院期間
・6日間(入院した翌日に手術)
トイレに一人で行けなくなるぐらい視界が無くなります。というかスマホの画面すら見えなくなります。入院生活はストレス溜まるので個室を推奨します。入院中の内容はまた別記事でレポートします。
■手術後の目
・退院してから翌日の目です。恥ずかしいので写真では片目ですが両眼とも充血で真っ赤になります。目ヤニらしき汁が常に出てました。
■手術してから今どれくらい経過してるのか？
・1年9ヶ月になります。
■手術して治るのか？
・眼振は治りません。今までどおり余裕で出る。出る条件が緩和されただけ。遠くや左を見ようとするとガンガン揺れます。メガネ、コンタクトは効果無し。手術前に根本的には治らないと伝えられていたのでその通りでした。残念。
・よく眼振の手術で書かれているのが瞳が固定されて動かなくなるということですが、それはないです。目は上下左右ちゃんと動きます。
■手術して良かったこと
・肩こりや頚椎、首筋の痛みが無くなった
・近場の作業は楽になった
・諦めがついたことにより心が楽になった
・全力で治療してダメなら仕方ないと
■手術して悪くなったこと
・身体が捻(ねじれ)る。これがかなり厄介な後遺症かなと思います。捻れる原因は目の位置が眼振の出ない体制になるよう調整されたせいか、骨格が自然とそれに合わせようと身体バランスが悪くなります。常に左半身が前になったり、右目だけを開こうとしても開けないと状況です。
・動く物、編み目状のフェンス、歩道のタイル、人混み、スーパーの陳列棚、集合体、ここら辺が視界に入ると目と脳が画像処理に追いつかなくなり眩暈が起きます。歩いていたらフワっと意識が遠くなる感覚です。『これはヤバい』って脳が感じて、ソワソワ感と変な汗が出ます。
・左方向に進もうとしたり、上り坂があると目眩が起きるようになりました。これは手術前には無かった現象です。眼球が動きに付いていかなくなったのが原因かと思われます。
・顔つきが変わる。普段は平気ですが目を酷使すると斜視みたいに固まる場面があるので鏡を見たら「あ…」ってなります。右目と左目の位置が内斜視、外斜視に。
■どれくらいで回復するのか？
自分の場合は半年ぐらいしてから回復してきたかなと感じようになりました。最初の数ヶ月はスマホすら見れないし目の前が白いので人生終わったと思いましたよ。笑
でも今も生きてます。
■手術をおすすめするか？
・今現在おススメは…できません。自分の状況が今後もっと回復したら薦めるかもしれませんが、、
もし悩まれる場合は医療技術の発達をもう少し待ってもいいかなとは思います。やるべきではないとは言いませんが後悔ないよう慎重に判断してください。
■どうやったら手術してもらえるのか？
・最初はどこでもいいので近くの眼科に行って検診してもらいます。そこで異常があれば紹介状を書いてもらえるので大きな病院に行きます。そこから更に身体検査やヒアリングをして手術の流れになります。
■通院は何回ぐらい？
・近くの眼科で2回、大きな病院で8回ぐらい？そこから予約してなので、今すぐ手術したくても最短で3ヶ月〜8ヶ月は覚悟したほうがいいです。自分の場合は予約キャンセルがあり初診から4ヶ月ぐらいでかなり早く手術してもらえました。
■普段どうやって生きている？
・運転が出来ないので車はありません。基本は徒歩でバスや電車です。仕事は自宅で出来る物販を仕事としてやっています。就職は身体的に厳しいので無理ですね。もう少し良くなったら働きたいと考えてます！
■眼振を軽くしたり抑える方法はあるのか？
・あります！自分の場合なので参考にはならないかもしれませんが一応紹介しておきます！
・それは抗不安薬を飲むことです！なぜこれが効くのかはハッキリしたことは分かりませんが推測です。抗不安薬に入っている筋弛緩成分が良いのではないかと思います。
眼振の人って血流が悪い傾向にあるので。マッサージしてもらったら少し視界が楽になったとかありませんか？自分はよくあったので、眼振は血流が関係しているという考察です。
それと薬の成分でリラックスもするので相乗効果で効くもんだと思います。自分はショッピングモールや駅などの人が多い場所に行くときは必ず抗不安薬を飲みます。これでその日は眼振も少なく過ごせますよ^ ^
毎日飲むのは身体に良くないので週に一回ぐらい頓服します。場所によっては飲まなくても大丈夫なので。
薬はアルプラゾラム(アメル)の0.4ミリを一錠。もしくはクロチアゼパムなど！種類はどれでも平気だと思うので合いそうなやつを処方してもらってください。
心療内科の予約取れなければ脳神経内科とかでも処方してくれますよ。眼振でどうしようもない時は試してみてください。少しは楽になると思うので。
■障害者手帳は申請しないのか？
・申請しようと眼科で相談したら視力自体はあるから無理だと言われました。視覚障害は機能ではなく視力や見えているかがポイントなので揺れていようが眩暈があろうが視界が目に映るなら健常者扱いです。悲しいですね。
■この先どう考えている？
・とりあえずは医療の発展を期待しながら、出来ることで試行錯誤しながら頑張ろうと思っています。辛いけど生きていかないといけませんからね。なんだかんだ眼振のおかげで人間的に成長できたのでOKです。ハンデを抱えている人や障碍者への理解もできるようになったし🙆♂️
傲慢だった自分はある意味これで良かったんじゃないかと思います。
長くなりましたが皆が気になるのはこんなとこでしょうかね。ここらへんで終わりにしたいと思います。みなさんも症状はそれぞれ違いながらも本当に辛い思いで日々生きておられると思います。
時には絶望で明日が見えない日もあると思います。この世から消えたい日もあると思います。でも諦めずに前を向いていれば必ず良い転機が訪れると思うので気持ちだけは負けないよう頑張ってください。
必ず笑える日が来ますから🍀
最後までご覧頂きありがとうございました。それでは失礼します。
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