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眼振の手術体験 レポート1

ご覧頂きありがとうございます

今回も眼振ということでパート6になります

以前の内容の続きというか深掘り
回になりますので、前の記事をまだ読んでいない方は併せてご覧いただけたら嬉しいです。

今回のテーマは入院中の生活についての体験レポートになります。

苦しかったこと、辛かったこと、失敗談、あればオススメの物などの、ちょっとしたアドバイスもあるのでこれから入院する人の参考になればいいなと思います。

手術名・手術内容

・両眼 斜視手術 
・手術名は斜視ですが内容としては眼振の治療を目的とした手術となります。詳しくは過去記事でも参照していますのでよかったらご覧ください。

手術日程(5泊6日)

  • 1日目/入院開始となり院内の説明、後日の予定説明、最終診断等で一日目はお終い。消灯時間は21:00。手術前の食事はこの段階で終わり。理由は絶食しないと手術ができないそうです。

  • 2日目/起床は06:00。起床や消灯時間は全国共通ぽい。術前は絶飲食なので食事どころか水分も取れないのが地味に辛い。これは自分の完全なミスなのですが、事前に口酸っぱく看護師さんから「絶飲食ですよ」と言われてたにも関わらず、すっかりそのことを忘れてしまっており、誤って一口だけ水を飲んでしまいました。その直後にたまたま来た看護師がそれを発見し慌てて止めてくれました。絶対に飲んではいけない水を飲んでしまったのだからかなり空気が緊迫してましたね。その後は担当医や麻酔科の先生達による緊急会議により、あわや手術が中止になりそうでしたが、口にした水の量が極々僅かだったことから無事に手術はしてもらえました。あの時は自分のアホさに落胆しましたね…看護師や先生達には本当に申し訳ない気持ちになりました。皆さんはないと思いますが気をつけてください。

  • 3日目/手術翌日ということで感想としては、ストレス溜まりましたね。まず目が開かないです。数ミリは開くことができますが、ほぼ何も見えないです。この状態のまま回復しなかったらヤバいなって感じで。目ヤニがひどく、眼薬を2種類と目の周りを拭くシートを貰って一日に数時間ごとに使用します。とにかく視界がないストレスと目のゴロゴロ感でまぁストレス溜まりましたね。目拭きシートが唯一の癒やしです。食事に関しては前が見えないから超絶に食べにくいです。事前のシュミレーションで目を薄く開いて食べる練習をしといていいかも。

  • 4日目/特にやることはないのですが術後の診察などがあります。先生も忙しく、自分以外にも多くの患者が列を作り待っているので流れ作業の如くただ診察されるだけです。『○○がキツくて不安なんです』って伝えても、『まぁ…そうですよね。問題ありませんので頑張りましょう』ぐらいのことしか言われないので、正に気合いで頑張るのみです。決して先生は悪いわけではなく、問題ないから問題ないのです。シャワーは確かこの日か前日からOKになりました。身体が洗えるのは幸せな瞬間です。前は見えないけど。

  • 5日目/最終日前になります。診察は初日から退院するまで毎日あります。血圧、脈拍、酸素計測など。スマホは殆ど使えませんが家族などに退院する時間を伝えたりする作業を前日にしておきます。ここまで来たら辛い入院生活も終盤なので翌日を待つだけです。

  • 6日目/退院日です。朝食が終わったら看護師から退院後の説明を聞いたり、事務員から会計についての説明があります。身辺整理も済ませ、時間が来たら退院して終了になります。帰りは一人で帰るとかなり地獄を見ると思うので必ず、タクシーまたは迎えに来てもらうようにしたほうがいいですよ。目を閉じたまま交通機関を使える自信がある方は大丈夫だと思いますが。こんな感じで入院の日程についてでした。

入院中の感想

とにかくキツい。当然ですが両眼が使えない。視界がないというのは本当にしんどいです。まだ眼振だけなら視覚があるので行動ができますが、視界のない世界は想像を超えるツラさというのを身をもって感じました。

まずトイレに一人で行けなくなるので毎回ナースコールをして看護師さんに付き添ってもらうことになります。仕方ないと分かっていても付いて来てもらうことに対して、恥ずかしさだったり、申し訳なさが生まれます。

それととにかく暇ですね。スマホが約1週間使えないって結構しんどくないですか?自分はヘビーなスマホ中毒者だったのでスマホが使えないとなると、何していい分からなくツラかったです。記憶と感覚を頼りにスマホを開き、音楽だけはなんとか聞けたのが唯一の救いですね。

暇でツラかったのがもう一つありまして音に敏感になることです。同じ部屋に入院している他人の生活音が耳に入るたび超絶なストレスを感じました。

・咳、クシャミ、鼻水、オナラ
・飴やお菓子を食べてる音
・大きな話し声
・下半身を弄ってる音など

人間は目が悪いと耳が発達するんですかね。めっちゃ聴こえるんですよね。年配の患者が多いので周りに容赦ないというか、音が大きい。

ということでお金に余裕がある人は絶対に個室をオススメします。

最後は睡眠についてです。自分は基本的に普段から寝付きが悪く熟睡ができないタイプだったので入院中は苦労しました。特に病院は消灯が21:00と早く、普段からその時間に寝る習慣がないので寝れないんですよね。

暇だし寝れない。更に目を保護するためにうつ伏せや、寝返りがあまり打てないという縛りゲーム状態

院内は乾燥しており、水を飲みたいけど飲むとトイレに行きたくなる。そうするとナースコールをしないといけない。色々な葛藤と戦いながら時の経過を待つという地獄の日々でした。ようやく寝れるのは2時〜3時とかぐらい。

でも朝は容赦なく06:00に起こされ、看護師が来て08:00には朝食になる。昼夜逆転してる人にとっては本当にキツいと思います。入院前は昼夜逆転だけでも治しとかないと苦労するんじゃないかと思いますね。

ちなみに自分は睡眠薬を貰ってこの状態だったので薬がなかったら全く眠れなかったんじゃないかと思います。もしこれから入院される方は遠慮なく睡眠薬を貰うことを推奨します。看護師に言えばすんなり貰えるんで。

長くなりましたが感想というか半分は愚痴になっちゃいましたね。他にもまだまだありますが読む方も大変だと思うのでこのへんにしときます。

入院中のオススメグッズ

イヤホン 暇なのでせめて音楽で気分転換です。これまで色々なイヤホンを試してきましたが、このAirPods Proが間違いなく最強だと思います。看護師さんが見回りに来るので外音取り込みができないと相手にも迷惑がかかるので入院中はこちらがオススメです。


耳栓  ずっと音楽はキツいので寝る前は遮音性の高い耳栓を用意しといたほうがいいです。自分のサイズに合った物じゃないと効果が期待出来ないので、失敗しないように値段も手頃で色々入っているこちらがおススメです。

濡れマスク エアコンで口やのど乾くので普通のマスクよりは濡れマスクのほうがいいと思います。匂いがあると人によって合わないと思うので無香料が良いかなと思います。


ご飯にかけるフリカケや調味料。治療面で言えば本当はダメだと思いますが、ストレスが非常に溜まるので携帯できる小さいパックで隠し持っておくべきです。なぜならば病院食は、おかずの味が薄くご飯の量が多いからです。味なしのおかずで米だけ食うのって、結構しんどいですよ。使う使わないは当日に考えばOKなので保険として持込み、バレないようにこっそりと使用しましょう。


食事について

病院は減塩食なので基本的に美味しくないです。
もし気になる方は検索で『病院 減塩食』で調べてみてください。これが毎日3食続くので。色の薄い野菜に、薄いスープ、謎の魚。オススメグッズにも紹介しましたが、フリカケなどを活用して乗り切りましょう。食事も治療の一環なので、しっかり全部食べたほうがいいです。おそらく手術の影響で目の前は見えないと思いますが頑張ってください。

おわり

過ぎてみればあっという間でしたが、こうやって振り返ってみると大変だったと感じます。目というのはとても大切な物なので実際に機能を失ってみて始めて気づくことが沢山ありました。

これから斜視や眼振の手術をする方は自分と同じような感じになると思いますので、入院前のイメージトレーニングに役立てもらえば幸いです。

元経験者として応援しています

もし何か他に聞きたいことあったら気軽にコメントかメッセージいただければ可能な限りで答えますので気軽にどうぞ。

最後までご覧頂きありがとうございました



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