見出し画像

日本の石|山梨ルチルクォーツ

こんにちは!今回の日本の石は山梨県のルチルクォーツをご紹介します。

国産のルチルクォーツなんてあったんだ!

とてもワクワクする品ですけれども、まずはその品をご覧ください。

山梨県産 ルチルクォーツ

おお!ほんのりスモーキーがかった水晶にブラウン系の針が入っています。針はとても細くて少ないのですが、とっても透明度が高い水晶ですね。さすがの山梨県産水晶です。

山梨県は、日本における水晶の主要産地として長い歴史を持ち、その品質と美しさで知られています。水晶の採掘と加工技術は代々受け継がれ、地域の重要な産業となっていますよ。

この水晶は山梨県の乙女鉱山(おとめこうざん)で採れたものです。乙女鉱山は、山梨県牧丘町(現山梨市)に存在した鉱山で、1981年に閉山していますよ。

乙女という名前は、この鉱山でタングステン鉱物を運んでいたのが女性だったことに由来すると言われています。若い男性は坑内で鉱石の採掘を行い、年配の女性は鉱石の選別を担当し、若い女性は鉱石の運搬を担っていました。

この鉱山では、おもにタングステンの原料となる灰重石(かいじゅうせき)の仮晶となった鉄重石(てつじゅうせき)、あわせて石英も採れました。この石英は光学ガラスの製造に使用されていました。また、ここで採れた水晶は商品価値を高めるために塩酸で洗浄され、表面についている鉱物が取り除かれていたそうです。

国産のルチルクォーツということで、なかなか珍しい品ですね。今回は全ての商品に鑑別書を添えてお届けすることにいたしました。

鑑別書でも天然のルチルクォーツであることが証明されています。

処理については「通常、照射処理が行われています」とありますが、これは水晶がスモーキーがかっていますので、スモーキークォーツとしての記載になりますよ。

スモーキークォーツの場合、必ずこの表記になるのですが、見た目にそこまで濃いスモーキーではないので、実際には照射処理は行われていないと思います。

ルチルクォーツとしては、針が細くて少ないのでギラギラしないことから、少し物足りなさはあるものの、それを補って、国産のルチルクォーツに今出会えたことがとても嬉しく思います。

ぜひ、あなたのコレクションに加えて頂けましたら幸いです。

⇒ オンラインショップをチェック

日本の石のブレスレットには、水晶さざれ(150g)と桐箱をセットでお届けしていますよ。

今回の山梨ルチルクォーツは、YouTubeライブでも紹介しています。ぜひチェックしてみてくださいね!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?