欲しい物の価値

コスメを入れる良い入れ物がほしかった。

shu uemuraの冬のコスメが任天堂のコラボでスーパーマリオのキャラクターがたくさんあしらってあるものだった。

brand.shuuemura.jp

プレスリリースがでた瞬間に私の心は掴まれて、とても欲しくて購入価格を見たら3万円!3万円とは私の月の給料では、少し戸惑ってしまう価格なのだ。

なぜなら3万円で買えるものがこの世にはたくさんある。

中でも最近購入した任天堂のnintendo switchは3万円。この箱があるだけで今この瞬間までに少なくとも160時間は私の心の安寧を支えてくれている。大変心が豊かになる。

でもこのメイクボックスはどうだろうか。

本当の箱だ、入れるだけの。

なのにどうしてこんなに欲しいのか。

見れば見るほど身近で見られたら嬉しいのに、と思ってしまう。

でも、なくても全然平気なのだ。

そして、世界は残酷だ。今時は、雑誌の付録についてくるらしい。
しかもたった920円。私にはもうこれで十分ではないか。

私に必要なのは化粧のたびにウキウキする状況ではなく、もはや箱だけなのだ。毎度ポーチをジジジっとあけて棚から化粧水と乳液と美容液を用意して、引き出しから鏡を用意してから、液体類を叩き込み、汚れても良い洗えるポーチを掴んで目当てものを取り出しては顔につける行為を行い、最後にもう一度チャックをジジジっとしめてそれぞれを元いた場所へ片付けるのではない。

このドレッサーボックスにいれると、全部入るしそこに鏡がついてる。

すげえ、画期的にしか思えない。なぜ今までこれを買わないで鏡を使っていたのかがわからないくらい今の状況からステップアップが行われる。しかも、なんと、920円。背伸びをすると3万円なのに、920円。最新の美容情報も手に入るし一石何鳥すれば気が済むんだ、水切りの石に選んだ石が10以上跳ねるようなものだ。本当に価値というのと価格というのは似て非なるもので、反比例でもなく比例でもなく、心という曖昧なものに準じているんだろうなと思う。

さっきアマゾンで予約した。

届くのが楽しみだなあ。

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