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『この小さな手』

郷田マモラ原作の「この小さな手」を読んだ

不妊治療を経て念願の子どもを授かるも
高齢出産と産後の肥立ちが悪く、ワンオペ育児の疲れを募らせて崖から転落。子どもを(世話のできない夫の手元に)残して植物人間になる話だった。


我が家は幸いにも2オペ育児だけど、不妊治療をしたいと言い出したのは私なので、同等以上に負い目がある


子どもを望んだのも、クリニックの扉を叩いたのも、妊娠を継続すると決めたのも、ベビーを生かすと決めたのは全て私なのだ


未だに産後の肥立ちが悪く
股関節炎のせいで15分以上は歩けない
腱鞘炎に処方された痛み止めのテープで皮膚がボロボロに剥けてきたので、私の職業上はもう使えない

病院の行き帰りの道端で、突然の痛みでうずくまったり
腱鞘炎が原因で、ベビーが落ちそうになったり、家具に頭をぶつけてしまったり

一人で育児をすることになっていたら、きっと事故でベビーを死なせてしまっていたと思う。

家族は最大限に協力してくれている。

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