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アメリカ中枢からアメリカを見る、世界を見る/Manpyo2023.12.10

➤米内氏の心境

エルドアン、策士策に溺れる、か…

「世界は輻輳を続ける。主導権を握らんと触手を動かそうとする途端にその先を塞がれるに到っているアンカラ(トルコ)の不安と鬱積は募っている。

そのアンカラに可能な手札はシリア方面でもイスラエルのシリア攻撃が大規模になるに及んで、そのマヌーバーの及ぼす意を失くし、今やカスピ海に限定された格好となっている。

ロシアが抜けたアルメニアへのパリ軍事支援に噛み付くが、ここでも彼らになにが可能か……

そのパリにしても、アルメニアの本意が攫めぬままの支援の危うさで、これもまたアンカラと五十歩百歩に過ぎず」

ハンガリー、EU政策を批判

「マジャール(ハンガリー)は曰う。『私たちは急進的方針と実行をしなければならなくなった』

彼らはこの一語に『但しそれは本意ではない。だが欧州がその理念と方針からかくも、なぜにか外れ、誰もが予想だにしなかった、物狂いに迷走している今、急進的方針しか自国を護り、欧州を軌道に戻すには、この方法しかない。』

この急進的方針は、バンデライナ支援の永久停止と彼らの西側加入の半永久的禁止。

対難民政策の停止と全面見直し。各国の主権と自決権を尊重する緩やかな政治経済的連合である。

これらが頑迷に拒まれている欧盟では、急進の反対、急進の留保、急進の提案。

この三つの急進以外には立場すら放棄しかねない欧盟加盟国の様相があるとの強い認識がマジャールにはある。

マジャールは欧盟本部提案のバンデライナ支援案を拒否。

同時にこの拒否闡明に併せて、欧盟本部が欧盟議決を抜け道し、支援をなんらかの形式で行おうとする動きもマジャールは察知次第告発し、欧州市民にその当否を積極的に呼びかけると釘を打った。

この先制した拒否に、欧州の〝リベラルな国際主義者〟たち、怯み顔を見合わせる。」

西側諸国、民主主義危機…

「独は頑迷な妄想集団である政権与党の国家を人質にした籠城に、連邦主義もデモクラシーも機能すること能わず、デモクラシーは真実に有効なのか、デモクラシーそのものが国家と民族の命運を瀬戸際に追い込んでいるのではないかとの提起が公然となるまでとなっている。

その独で今年を言い表す一語賞が独語協会から発表された。

選ばれたのは『危機的事態』だ。この一年、欧州から届くメッセージにこの一語が含まれないものはなかった。

と同時に、この語が用いられる一年をどう見るかも私は考えた。

保っていると見るか、保たれているにしても、魚爛のようであり、危機と崩壊が迅いほど呆気ないほど建て直しは後者に較べれば容易いが、その後者、しっかり芯まで腐ると最早如何ともし難い。

これは独のみならず、西側全ての同一症状だが、共通するのは、我がU.S.を除いて自己復元機能が各国ともにその社会に存在しないか、極めて非力であるために稼動することが出来ない。

況や、デモクラシー制度がそれを阻む性格に転じてしまった大障害が発生してきた。私が容易ではないと謂う西側はここにある」

アメリカ国民のウクライナ離れ、選挙危機

「対バンデライナ支援をに賛成票を投じるなら、確実にきたる上下両院に戻っては来れない。そればかりか再出馬の芽も残さない。

毎週末の地元選挙区有権者集会に僅か1メートルの面前で説明しなければならない如何なる議員も、仮令、積極的支援を持論としてワシントンで話している議員であっても、誅求に変じた党員、支持者を前にしては持論を粉飾せざるを余儀なくされている。

追及の質問は到ってシンプルだ。

『自国の国境線を護るのか❓

関係のない遠国のカモにされるのを選ぶか❓

私たちの税金の使い道は私たちが決める、あなたではない。

あなたが私たちと異なる選択をするのは自由だ。

だが私たちは違う候補を擁立する』

先々週末からこの動きが前面に出た。ワシントンに戻った議員たちは、党員支持者を出汁に威勢の良い言動を封印。

なかには「東アジアも残っている。撤退しても次がある」とあっさりと、見直しなくして採決なしと、反対を地元には伝える。

ワシントンは喋り続けるが、それは凡そ無内容なお喋りで、実は何も話していない。

私は日本の米内光政氏の心境だ。連合国の降伏要求を議題とする重要会議席上、押し黙ったままの参席者に痺れを切らした氏は裂帛したー。

『みんな黙り込んでいてはなにも分からんじゃないかッ。それぞれに意見を出さなくては』

私の心境だ」

汚職、汚職、汚職…

「残り少ない軍需物品を購入するために配られた資金を盗む国営企業幹部。

戦闘機の交換部品を購入せず虚偽の購入報告を行なっていた軍幹部……

敗戦後の我が身生き抜くための横領に走るキエフ当局内部……

このような腐臭漂う勢力に汚職監察官を特派する必要があるか⁉️

それはキックバック監督官ではないのか。しかも、国務卿はこう言ってしまった。

『バンデライナ支援に要した多くの予算は我がU.S.で費やされている』

統一した意思と政策中枢を最初から欠き、あるとすればイリノイやハワイの地下室から繰り出される、画用紙に描かれた悪戯書きを実行するだけであるから、行き当たりばったりのマニュアル初心者の運転となるのは火を賭るより察らかだ。

何故、NATOからの我が軍削減が出てくるのか⁉️ロシア産ウラン輸入を三倍にするのか⁉️こんなデタラメな担ぎ屋に追従していると、地獄に志願して墜ちていく」

引用元

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