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イラクは米国の戦闘駐留を必要としない/The Cradle

イラクは米国の戦闘駐留を必要としない : イラク首相

インタビューの中で、イラクの首相は、イラクがワシントンから必要としているのは、訓練の専門知識と安全保障の関係であると述べた。

2023年04月04日


イラクのモハメド・シア・アル・スダニ首相は、4月3日のアルジャジーラとのインタビューで、バグダッドはイラクにおける米軍の存在を拒否すると述べた。

インタビューの中でイラク首相は、同国におけるISISの存在が終焉を迎えたことを肯定し、イラクがワシントンから必要としているのは訓練の専門知識と安全保障関係であり、「戦闘的存在 "ではない」と付け加えた。

スダニ氏はアルジャジーラに対し、イラクの現政権を樹立する前に、調整枠組み(CF)-シーア派政党の政治連合-のメンバーと会談を行ったが、その多くは同国のイランの支援を受けた武装勢力(人民動員部隊(PMU)を含む)とつながっていた。

この会談で、スダニ氏とCFの代表は、いくつかの微妙な課題とその克服方法について話し合った。

その中には、「武装派と(ワシントンの)連合の存在という問題」があった。

スダニ氏によれば、CFの指導者たちは、「明確な合意に達することを目指し、彼と彼の政府が(米国)連合との関係の性質を交渉し、定義することを委任した」という。

合意に至った場合、スダニ氏は「国家の武器以外の武器の存在を正当化することはできない」と述べ、イラクが米軍の存在も武装勢力の存在も認めないことを示唆した。

これを補強するように、スダニ氏は、イラクがテヘランとワシントンの「決着」の場となることを望んでいないと述べた。

首相はまた、政権樹立プロセスにおけるイランからの干渉を否定した。

しかし、スダニ氏は、イランからの干渉は一切受けないという姿勢を貫いた。

イランは「2003年以降の政治プロセスを支援した隣国であり、その関係はイラクのすべての構成要素と良好である」とスダニ氏は述べた。

スダニ氏のアルジャジーラでの発言は、今年1月にウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)のインタビューに答えた内容と完全に矛盾している。

スダニ氏は当時、WSJに対し、ISISを完全に撲滅するために必要だとするイラクでの無期限の米軍駐留を容認する考えを表明した。

【我々は外国軍が必要だと考えている...ISISの排除にはもう少し時間が必要だ」とWSJは1月15日にスダニの発言を引用している。

2020年、イラクで行われたイランのカセム・ソレイマニ将軍に対する米国の違法な暗殺事件(同国の主権の重大な侵害に当たる)を受け、イラク議会は同国からの米軍撤退を求める決議案を採決した。

この決議は、2014年に出されたイラクのISISに対する米国の軍事支援の正式要請を取り消すことを特に求めていた。ワシントンはこの決議を完全に拒否した。

3月7日、ワシントンのロイド・オースティン国防長官は、同国を訪問した際に、米軍は「イラクに留まる」と述べた。

(了)

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