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シリア、米占領軍に資源豊富な北東部を放棄するよう改めて要求/TheCradle

2022年12月14日

-米国とそのクルド人の同盟国は、シリア北東部の州から石油などの資源を継続的に略奪している-

12月14日、シリアは同国北東部の州からの米軍の完全撤退を改めて要求した。

ダマスカスは、米国がISISとの戦いを口実に、シリアの天然資源を略奪していると非難した。

さらに、シリアの外務・国外居住省は、米国の空爆と軍事作戦が与えた損害は259億ドル、間接的な損失は860億ドル以上と見積もっている。

原油、天然ガス、鉱物資源の略奪が続いているため、198億ドル相当の損失が発生し、重要施設に対する破壊行為によって33億ドルが失われた」と、同省は付け加えた。

ダマスカスは、国連安全保障理事会が、シリア民主軍(SDF)の助けを借りた継続的な原油略奪を放置していると主張している。

同省はまた、安保理と国連事務総長に2通の書簡を送付したことを明らかにした。

今月初め、アンカラの「クローソード作戦」の一環としてトルコが最近行った空爆により、西側が支援するSDFは大きな損失を被った。

この作戦が始まって以来、トルコはイラクとシリアで500以上のクルド人標的を空爆したと伝えられている。

先月、民兵隊はワシントンに対し、シリアでのトルコ軍に対する攻撃を防ぐため、より強い保証を求めた。

ジェフリー・L・フレーク駐トルコ大使は、トルコのフルスィ・アカル国防相と会談し、トルコと米国が支援するシリア国内のクルド人勢力との間のさらなる敵対行為を防止するよう求めた。

しかし、トルコは、ワシントンが自分たちの要求を満たせなかったと主張した。

トルコの空爆により民兵隊と米国主導の連合軍の共同軍事作戦は一時停止したが、民兵隊は共同作戦を再開し、シリア北東部のイスラム国グループの高位首長の逮捕につながったと発表した。

一方、ロシアのミハイル・ボグダノフ大統領特使(中東・アフリカ担当)は、トルコメディアの報道を引用し、同国が引き続きトルコ側にシリア北部での地上作戦の開始を控えるよう働きかけ、この点で成功があったことを強調した。

(了)

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