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米国で訓練されたアフガン特殊部隊が、ウクライナのワグナーグループに採用された/The Cradle
2021年8月の米国のアフガニスタンからの混乱した撤退は、ウクライナにも波及し続けている。
2023.02.25
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(写真提供:AP/Rahmet Gul)
米国で訓練されたアフガニスタンの特殊部隊が、ウクライナでの戦いに、しかしロシア側で参加しているという新しい報告がなされている。
ウクライナ東部のドンバス地方にあるバフムートの町の戦いで重要な役割を果たしたロシアの民間軍事請負会社ワグナー・グループは、米国の特殊部隊が数十年かけて訓練したアフガニスタンの戦闘員たちを募集している。
ロシアとウクライナはバフムートの支配をめぐって激しく争っており、今ではほとんど人がいなくなってしまったこの町に戦略的価値があるとウクライナ側が繰り返し主張しているにもかかわらず、双方で多くの兵士が死亡している。
しかし、Financial Timesが報じたように、8ヶ月の戦闘の後、ロシア軍は3方向から接近してこの町を占領し、ウクライナの主要供給ラインを厳しい圧力下に置き、キエフに「地勢を維持するコストに関する苦悩の選択」に直面させるところである。
容赦ない砲撃と第一次世界大戦スタイルの塹壕戦で、ロシア軍はここ数週間、バクムート周辺のいくつかの町や村、特に北へ15km離れた塩鉱山の町ソレダールを占領している。
戦争が始まって間もない2022年4月には、元アフガニスタンのコマンドーがウクライナ側で有償で戦っているという報道がなされた。
しかし、アフガニスタンの特殊部隊が代わりにロシア側で戦っているという報道が、昨年秋から出始めた。
10月31日付のAP通信は、20年間のアフガニスタン占領時代に米軍とともに戦ったアフガン特殊部隊の兵士たちが、2021年8月の混乱した米軍撤退後にイランに逃亡した様子を伝えている。
そしてロシアは、この特殊部隊員をウクライナで戦うためにリクルートしたと報じられている。
アフガニスタンの元将軍3人がAP通信に語ったところによると、ロシア側は数千人の元アフガン精鋭部隊を集めて「外人部隊」を作ることを望んでおり、月給は1500ドル、イランに自分たちと家族の安全な避難場所を提供すると約束している。
イラン政府によってアフガニスタンに強制帰還させられることを恐れて、アブドゥル・ラオフ・アルガンジワル将軍は「彼らは戦いに行きたがらない。しかし、選択の余地はない」と語った。
彼らは私に、『解決策を教えてくれ』と言うのです。どうすればいいのか❓アフガニスタンに戻れば、タリバンに殺される』と」
米軍は2021年8月、米国が訓練したアフガニスタン軍がタリバンの前に完全に崩壊したことを受け、混乱したままアフガニスタンを去った。
米国の撤退は、アフガニスタンの特殊部隊をタリバン新政権の報復の脅威にさらすと同時に、対ロシア戦争におけるウクライナへの米国の軍事的支援をより強固にする扉を開くものであった。
2022年12月の国務省年末記者会見で、ブリンケン米国務長官は、「もし我々がまだアフガニスタンにいたら、我々ができた支援や他の国がウクライナにできた支援をもっと複雑にしていただろう」と説明した。
ウクライナ東部のドンバス地方のドネツク州とルハンスク州では、2014年からウクライナ軍とモスクワが支援する分離主義者との戦闘が行われていたが、2022年2月にロシアが特別軍事作戦と称してウクライナに侵攻し、戦争がエスカレートしている。
一部のアナリストによれば、ホワイトハウスはロシアの侵攻を意図的に誘発しようとしたという分析もある。もしそれが本当なら、5カ月前にアフガニスタンから撤退するというワシントンの決断に光を当てることになるかもしれない。
(了)
引用元
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