アメリカ中枢からアメリカを見る、世界を見る: 鋼鉄はいかにして鍛えられたか/2024.06.20
【鋼鉄はいかにして鍛えられたか】
➤「ロシア連邦保衛会議策戦部門は、新情勢に応じる核兵器使用に関するドクトリンを明確化する作業に入っているが、
この背景についてロシア国家院筋はあくまで私見と断ったうえで、
西側に対する観点の明確化が目的であると述べ、これまでの経過は、ロシアがどれほど彼らの手を差し伸べても、彼らは無視し取り合う姿勢すら特別軍事作戦の遥か前にもなかったと事実的出来事を列挙した上で、
現在とこれから先の西側が、救いようのない自己嫌悪、絶望に苛まれ、それが行動に単純化されるすべてとなっていくのに用いられる核抑止力がどのようなものになるのかを具体的に定めることと説明し、
このドクトリン自体が西側の性格を西側自身が理解する助けになる役割を持つだろうと述べた」
➤「伯林(ベルリン)からの報ではバンデライナへの度を越した軍事支援の皺寄せは各軍に生じ、現在の独軍には自らの国境を護れる軍事力そのものが存在せず、稼働可能な戦車ですら300輌に届かないとの国防相幹部発言を伝える。
同幹部は事変の最近の特徴についても触れ、アフリカ、中近東から選抜され送られた、凶暴なダーイシュ戦闘員の多くが、西欧に踵を返す積み替え地点にバンデライナがなっていると警告。
このうち、ウィラヤト・ホラサン組織が、バンデライナに送られるはずの戦闘員を組織的に西欧へ送り込んでいる。
このままでは西欧内部で武装反乱、体制崩壊が起きる深刻度がより強まる。
世界は茫然とする想定しなかった事態に自らを巻き込むと、衝撃的出来事を予想。
また西側に横流しされている武器は、オデッサからのものであり、英が察らない筈がないと指摘」
➤「次々に仏から分隊、小隊規模で仏軍兵士がバンデライナへ動いている。
バンデライナのレジスタンス組織、オデッサには仏軍兵士百名近くが到着と通報」
➤「ワシントン訪問を事実上蹴られ、ロシア元首訪問も無期限延期にされたトルコ。
ワシントンに手土産を持っていけると安う請け合いした手土産はどれも果たせなかった。
すべてお見通しのロシアからは凄婉な笑みを泛かべられるのみ。
焦ったトルコが馬脚を現した。モスクワで目論見られていた大規模テロ攻撃の情報を、イスタンブールがモスクワに通報。
数千規模に上る危険のあったテロ陰謀を未然に防ぐのに一役買ったのだ。
これはなにを意味するか。トルコ情報部は事前にこれまでも対ロ邀撃の陰謀を識っていた可能性があり、しかも前回の事件については通報しなかった疑いが強いことを、今回の歓心通報で図らずも暴露したことだ。却々信を失う」
➤「ロ朝僉議で改めて申し可くことは、両首脳協議にロシア保健相が特別に同席したことだろう。
この短時間の同席がなにを意味するのかはこれまでの電文にあたられたい。
彼らは入念にも入念な準備を始めているが、日本、韓国、台湾は呆けっとしたままだ。
為政者、執政に端倪すべからざる手練が存在しないくにはどれもまた右往左往大騒ぎになるしかない。畢意国力はどしどし失っていく、使わずにみすみす失う」
➤「ロシア側は北朝鮮に対し、モスクワ・ピョンヤン間の直行便再開について協議に入った。
漸くピョンヤンはИл-62Мに代わる長距離旅客機を正式に友好価格又はリースによる要請するだろう。Ил-96-400Мのことだ。
今回同行した第一副首相はこの航空機の二発化を強く主張しており、ピョンヤンの要求に応じるかどうかは微妙だ。
また同行した国防相は、秘密裡に李炳哲元帥らに会った可能性がある」
➤「ロシア海軍総司令官、大規模修理と現代化ためドック入りしていた、1144号計画型重原子力ミサイル巡洋戦艦・ナヒーモフが完成に近づき、二年後には現役に復帰すると言明。
世界にミサイル戦艦はこの艦しかなく、極超音速ミサイル、最新巡航ミサイル、核重魚雷を搭載する、弩級戦略旗艦として出現することになる。
尚ロシア海軍は今後建造される水上戦闘力のベースは、カリブ海を遊弋ワシントンを動転させた、極超音速ミサイル艦・ゴルシコーフ型に統一することを発表」
➤「ロ朝両首脳会合では、金正恩氏から特別軍事作戦で犠牲となった戦死者の遺家族、遺児たちを北朝鮮東海岸を始め国内各地にある少年少女キャンプ場で過ごすため招待をプーティン氏に申し出た。
ロシア元首寄稿文の人間性次元への双方関係提起に対するものだろう。
また会合では金正恩氏がソ連の不朽の文学作品『鋼鉄はいかにして鍛えられたか』発表90周年について触れ、歴史の巡り合わせについて言及。
ロ朝関係史は一貫して冷戦時代特徴である片務関係だった。
これは西側同じだが、却々、大も小も無意味となった世界で、双務関係が火を賭るより察らかになったこと始動し始めたことは重要だ。
北朝鮮体制の自己変身にも確実につながっていくだろうからだ。New Way of Thinkingを持てない者、国家は落伍を一挙に始める」
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?