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殺害されたアメリカ人活動家、イスラエル軍に「頭を直接」撃たれる

【殺害されたアメリカ人活動家、イスラエル軍に「頭を直接」撃たれる】

- イスラエル軍は、26歳のアイセヌール・エジ・エイギがヨルダン川西岸での抗議活動中に「間接的かつ意図せず」撃たれたと主張していた。-

News Desk
2024.09.13

ヨルダン川西岸で殺害された米国人活動家アイセヌール・エジ・エイジの葬列
(写真クレジット:Alaa Badarneh/EPA)


検死の結果、26歳のアメリカ系トルコ人活動家アイセヌル・エズギ・エギ氏は、占領下の #ヨルダン川西岸地区 での抗議活動中にイスラエル兵に頭部を直接撃たれたことが判明したと、ミドル・イースト・アイ(MEE)が9月13日に報じた。

検死報告書は、ラヤン・アル・アリ博士率いるパレスチナ医療委員会が起草し、9月6日に公表された。

「死因は、頭蓋骨を貫通し、破片となって留まった弾丸による負傷の結果、出血、腫れ、脳実質の破裂であると考えられる」と報告書は述べている。

報告書を見た法医学専門家3人は、#イスラエル兵 がエギ氏の頭部を直接撃ったことを確認した。

イスラエル軍は9月6日、ナブルス近郊のヨルダン川西岸ベイタ村で行われた入植地反対デモの最中、国際連帯運動(ISM)の #親パレスチナ活動家 であるエギ氏に発砲した。

「弾丸は頭蓋骨内に大きな損傷を残し、銃撃が頭部に直接命中するのと並行して、弾丸の運動エネルギーがすべて着弾した箇所で消費されたようだ」と、報告書を見た法医学の専門家ポラット・エルディ氏はMEEに語った。

#イスラエル軍 は、エギ氏は弾丸が地面で跳ね返った際に「間接的かつ意図せず」に死亡したと主張した。

しかし、ベテランの法医学専門家であり教授でもあるSermet Koc氏も、跳ね返った弾丸ではなく、頭部に直撃した弾丸によって死亡したことを認めている。

「さらに、入口の傷の大きさから、弾丸は単純な銃やライフルではなく、スナイパーライフルのようなより高度な武器から発射された可能性がある」と彼はMEEに語った。

匿名でMEEの取材に応じた3人目の専門家も、検視で示された証拠から、弾丸はエギの頭部に直接命中したことを確認した。

エギ氏が殺害された現場に居合わせたISMの活動家は、イスラエル兵が故意に彼女を撃ったのだと思うと語った。

「彼女が撃たれたとき、彼女はもう1人の女性と何もせずにそこに立っていた。

- 非常に、非常に、非常に遠くから撃たれたので、故意に撃たれたのです」

と、この活動家は、安全上の懸念から匿名を条件にMEEに語った。

ワシントン・ポスト紙の報道によると、エギ氏が撃たれたのは、イスラエル軍兵士とデモ参加者の暴力が最高潮に達した30分以上後で、兵士から180メートル以上離れた場所に立っていた時だったという。

2003年には、アメリカのもう一人のISM活動家レイチェル・コーリー氏がイスラエル兵に故意に殺された。

コーリー氏は、ガザ地区の住宅破壊に抗議するラファでの抗議活動中に、イスラエル軍のブルドーザーに押しつぶされて死亡した。

今週、コーリー氏の両親は人権擁護団体とともに、エギの死に関する独立調査を求め、娘の殺害と同様に彼女の殺害も処罰されないのではないかと懸念していると述べた。

「別の家族に同じことが起きていると知ると、自分の家族が再び引き裂かれるような気持ちになります。

それぞれの家族にとって、決して埋まることのない穴がそこにあるのです」

とクレイグ・コーリー氏はガーディアン紙に語った。

(了)




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