NostrのiPhoneアプリ「Damus」がApp Storeに登場
by Ben Lovejoy
2023.02.01
Twitterの共同創設者であるジャック・ドーシーが、Nostr初のiPhoneアプリ「Damus」のApp Storeへの到着を祝いました。
ドーシーは、このアプリの発売を「オープンプロトコルのためのマイルストーン」と表現し、大手ハイテク企業の支配から自由な新世代のソーシャルツールの創造を効果的に ...
Nostrとは❓
Nostrをまだよくご存じない方のために、技術的な定義は特に啓発的なものではありません。
〜暗号鍵ペアに基づく分散型ネットワークで、ピアツーピアではありません〜
拡張された名前では、あまりよくわからない。リレーで送信されるメモやその他のもの。しかし、基本的には、誰でも自分のソーシャルネットワークプラットフォームを作り、選んだ相手と共有できるようにすることを目的としています。
サーバーや技術的な知識は必要ありませんし、Nostrのアカウントも必要ありません（そのようなコンセプトは存在しませんので）。
Nostrはプラットフォームではなく、プロトコルなのです。
Nostrの会社やCEO、役員は存在せず、オープンソースのプロトコルに貢献する開発者だけが存在します。必要なのは、あなたを識別する公開鍵（pubkey）だけです。
現在、主なユースケースの1つはTwitterのようなサービスですが、その可能性は無限です。
Nostrは、HTTPが情報、IMAPが通信のようなもので、ソーシャルネットワーキングに適しています。
Nostrは、情報のHTTP、通信のIMAPのようなもので、ベースレベルのプロトコルなので、その上に好きなものを構築することができます。
Nostrは検閲がないと言っていますが、まさにその通りで、何が許され、何が許されないかをコントロールするゲートキーパーは存在しません。
Nostrはリレーの上に構築されています。Damusは、ゲートからいくつかの推奨されるものを含んでおり、新しいものが毎日現れています。
有料のリレーにはスパムをフィルタリングすると謳っているものもありますが、可能性は無限大です。
Start9のようなホームサーバ製品では、Nostrリレーを開発中であることさえあります。
Nostrはエンドツーエンドの暗号化されたプライベートメッセージもサポートしており、これもサーバーを介さずに利用できます。
Nostr iPhone/iPadアプリ Damus
NostrのiPhone/iPadアプリを使いたいなら、Damusは以前から利用可能でしたが、GithubプロジェクトのTestFlightリンクから半公式に入手する必要がありました。
しかし、現在ではApp Storeからダウンロードすることができます。
数週間前から入手可能だったのですが、Appleは継続的に拒否していました。
拒絶された情報を読むと、Appleが、オープンなプロトコルで情報にアクセスするウェブブラウザのようなものではなく、Twitterのようなソーシャルネットワーキングサービスのガイドラインで審査しようとしていたことは明らかです。
Damusは、iOSのTwitterアプリと見た目が似ていますが、他のソーシャルネットワーキングアプリとすぐに分かる違いは、Appleがすべてのアプリに要求しているプライバシー情報の開示です。
Twitterの公式アプリの開示には、以下のデータ収集が記載されています。
・ご購入について
・お問い合わせ先
・閲覧履歴
・利用状況
・所在地
・ユーザーコンテンツ
・識別情報
・検索履歴
・診断結果
・その他のデータ
これに対し、Damusは以下のような開示をしています。
〜データは収集されません。開発者はこのアプリからデータを収集していません〜
Lightningとの連携
DamusのようなNostrのクライアントには、クリエイターにチップを送るためのビットコインのライトニング・ネットワークへのアクセスも含まれています。
Strikeのようなアプリを使えば、Damusのユーザーは、ブログ記事やポッドキャスト、あるいは単に質の高い投稿に対する感謝として、誰かに$.10を送ることができます。
Visaカードで$.10を送るのは現実的ではないが、Bitcoinのレイヤー2のLightningネットワークでは、銀行へのアクセスが不要で、世界中の誰もが事実上無料で世界中の誰かにお金を送ることができるのです。
Nostrのファンの中には、Twitterの通貨が注目であるのに対し、Nostrの通貨はSats（Satoshiの略）であると主張する人もいる。1ビットコインは100,000,000サトシに相当します。
Nostrプロトコルが普及するかどうかはまだわからないが、TwitterやFacebookなどの大規模なソーシャルネットワークがますます論争を呼んでいる現在、興味深い選択肢であることは間違いないだろう。
この記事は、Bradley Chambersが執筆しました。
（了）
引用元
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