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"高知担当者は踊れない、踊りたいなら、、、"【かんしゃら流 県外から高知のよさこい祭りへ②】

前回その①では、代表者会の後にすべきだと思うことについて書きました。
<<その①はこちら>>

その②では、
高知担当者は踊れない(岸辺露伴風)」をテーマにしたいと思います。
少しタイトルは過剰な物言いになってますが、おおむね合ってます(笑)

せっかく高知に行くのに踊れないなんて、、、

って思われるかもしれませんが、初担当やチームの初年度だったら尚更踊らない方が安全です。
高知のよさこい祭りでは、ほかのイベントよりも一層組織的に動くべき必要があると感じています。
よさこいの本場の雰囲気、通常よりも多い演舞回数、チームは高揚感でいっぱいです(それが楽しくてやめられないのですが)。
だからこそ、トラブルも起こりやすい。踊り子を鼓舞してチームを盛り上げながらも、冷静に俯瞰して全体を見れるマインドコントロールが高知担当者には必要です。

・高知担当者は何をしてるのか?

参考に「うちの担当者のやることリスト」を以下に記載します。
-どこいこサービスを見て会場の空き/混み具合をチェック(演舞中も、演舞以外もずっと)
-次に行く会場を決める/休憩を挟むなどのスケジュール調整
-踊り子の体調管理、不良者への対応状況の把握
-地方車&バスの会場移動管理
-会場受付
-備品在庫の把握と補充指示
-スタッフさんの動き方指示や報告まとめ
-演舞中の地方車進行速度の調整や先頭の踊り子への進行スピード指示
-演舞中のいいタイミングで、バスを乗り場に配車するために連絡(早すぎても遅すぎてもダメ)
-Twitterで随時ツイート(しなくていい)
-突発的に起こるトラブル対応(バスが渋滞に捕まった、踊り子がトイレから帰ってこない、熱中症で動けない人がいる、雨、etc.)

と祭りの日中はこんな感じでしょうか。
これに朝の準備や夜の反省会などあると思ってもらえればOKです。

こんなの到底1人ではキャパオーバーしてしまうので、班制度やスタッフリーダーなどを設置して組織的に管理しなくてはいけません。

最初の一会場目の私。まだまだ緊張で目が険しい

今はスマートフォンがあるのでLINEグループなどで比較的楽に管理できるようになりました。そのため地方車にiPhoneを踏みつぶされたときの衝撃はとてつもないものだったと読んでくださった方は分かってもらえると思います(笑)

・それでもやっぱり踊りたい

と思います。そこでなんとかする方法はいくつかありますが、まずひとつ。

・担当を複数人用意して、日毎に交代する
学生チームさんなどがこの形でしょうか。その日の反省の引き継ぎが大変ですが、負担軽減にもなりますから良いと思います。

・先頭集団で固める
演舞中の役割のみ上手くこなすためのやり方です。うちは地方者に副代表、サポートリーダーが地方車付き、私が先頭で纏を振る構成が出来るので、この作戦ができます。
副代表は煽りをしながらどこいこサービスをチェック。
サポートリーダーが地方車の進行速度管理をしながら他のサポーターに指示出し&バス連絡。
私は踊り子隊の進むスピードを調整しながら演舞し、真っ先にゴールし、サポートリーダーと副代表から演舞中の報告を受けて次の指示出しです。
演舞中にサポートリーダーがどうしても動かなくてはいけないときは、私が踊るのやめて地方車付きにチェンジします。
うちは結構このスタイルでやってます。去年は毎年やってたサポートリーダーが仕事で来れなくなったので踊りませんでしたが、全国大会は無事踊れました。

・最後の会場は踊る
たった一会場ですが、しんがりで踊るのは結構感動的です。
かんしゃら1年目は最後この形で私は踊れました。2日間の苦労が吹き飛ぶ感動の一演舞になりましたよ。

最初は本当に大変な高知担当、でもそれだけ得られる感動や経験は大きいです。担当に上手くハマる人は「高知は踊るよりも回す方が楽しい」
と思えるんじゃないでしょうか。
代表者会の時の高知担当者同士のトークほど熱く、マニアな話はありません(笑)

次回は本祭までの準備期間のお話をしようと思います。
では。

かんしゃら代表
高津 みなと

かんしゃら1年目最後の一演舞。

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