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Prayer MAYUオリジナル楽曲

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神様からのメッセージを音楽の調べに載せて みなさまにお届けするのが Prayer MAYUのミッションです。
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2020年2月の記事一覧

182_娘が母になる時

生みの苦しみと時がたつことの儚さ 大きな使命を抱えながらも 親としての責務を果たしたことへの 安堵感を歌った 心の指針182より「娘が母になる時」 ピアノ弾き語りVer.を公開しました(^-^)ノ 「娘が母になる時」 気がつけば、 娘が母になっていた。 あの娘が生まれた時、 日曜日は横浜アリーナで、 一万人以上の大講演会を控えていて、 医大の産婦人科の先生は、 「前日の土曜日の出産にしますか。」 「翌日の月曜日の出産にしますか。」 と私に決断を迫った。 娘は出産予定日を二週間近く超えて、 まだ生まれて来なかった。 何らかの異常も予想された。 「『過熟児』の可能性も。」と言われた。 「帝王切開か。」、「陣痛促進剤か。」 宗教家である私は、 「陣痛促進剤」を選んだ。 そして娘は夜明け前に生まれた。 土曜日はバタバタの大騒ぎとなった。 結局、出産に立ち会った私は、 二~三時間の睡眠しかとれないまま、 『ミラクルへの出発』と題して講演した。 世間では「バブル崩壊」を報道していた時、 大いにバブった勢いのいい話をしてしまった。 娘は健康に生まれたが、 いろんな人が「お父さんそっくりですね。」 と抱き上げていうたび、 「嫁に行けなかったら申し訳ない。」と心が痛んだ。 あれから三十年近く経って、 孫が娘の胸に抱かれて、安心しきって眠っている。 命が継承された。 私も生きながら成仏した気持ちになった。