ニンジャパロディ作品『超熊列伝ベアゴージ』

(これまでのあらすじ)アラスカの山奥に野生の少年ベアゴージが暮らしていた。彼の友達は128体のクマ達!「今日もワイルドに全開だぜ!」

そんなある日彼のナワバリに悪の忍術集団ソウカイヤが襲撃する。多くのクマ達が傷つきもはやこれまでかと思ったその時彼に秘められ超熊使いの力が覚醒。超エネルギーで強化されたクマ達を操りソウカイヤの尖兵を撃破した!「これがオレタチのパワー!?」

その時物陰から現れた謎の黒服がベアゴージをスカウト。黒服は正義の秘密結社KATOに入社し、ソウカイヤの猛威から世界を守らないかというのだ!「これ以上ダチが傷つくのは嫌だぜ.......なら答えは!」

かくしてベアゴージは無事だった最強の熊チチーナとともに正義の超熊戦士となった。炸裂せよ!ベア・エンハンスメント!」

第34話 復活!超古代の聖遺熊(Bパート)

「ギャー―!!!」「ヴォーン!!!」

ベアゴージとチチーナが漆黒の竜巻に吹き飛ばされアスファルトに打ち付けられる

「フォフォフォ......KATO本部を強襲作戦とは無謀とおもっていましたらこれまたうれしい誤算で楽勝でございましてよ!」古代熊アノマロカリスにまたがる飼い主のブラックストライプスがあざ笑う。実力でいえばソウカイヤ最強と噂される恐るべきバディだ。「さて.....雑魚共はほっといていざ本部といきますか!」

アノマロカリス達は地上八十階建ての巨大ビルの外壁を駆け上がる。その最上階には社長のシンウインターが!「畜生してやられたぜ!こうなったら社長に連絡プルルルルガチャすまねえ社長にげてくれ!」

「ワオ!ピンチの時でも状況判断して私に忠告とは成長だよゴージ君!」黄金張りの壁天井に無数のトロフィーで煌びやかな社長室でシンウインター社長はダンスしながら通信に応じる。振動でトロフィー群がガタガタ音を立てる。「だが私は逃げない!」

「なっなんで!?アンタ戦えないじゃないか!今なら間に合うぜ!早く......」通信しつつベアゴージ達は敵の後を追う。だがアノマロカリスはパワーだけでは満足せずスピードも桁違い!とても追いつけない!

「頭が固いぞキミ!社長判断を部下の進言でそう簡単に曲げられるかね!?それこそ、ソウカイヤどもが到着するまでのわずかな時間に!」揺れはいよいよ増していき、トロフィーは次々に床に倒れ伏し足元を埋め尽くす!敵の到着まであと二十階!

「解ってる!それでもここで引くわけにはいかねえ!オレは繰り返しちゃあいけないんだ!あの時の......過ち!」ここまで見届けてきた視聴者なら知っての通りだろうが、第30話で仲間のカットスロート(ロケットサーフィン拳法を得意とする)がベアゴージをかばって死んでしまい、それをベアゴージは負い目に感じているのだ。

「.....解るよ。解るさその気持ちは。あれは私に責任がある、てきの卑劣な罠に勘づけなかった私に、秘書の進言に耳を貸さなかったこのわたしに......「なら何故逃げないんだぜ!また過ちを繰り返したいのかよッ!.....何故ッ!怖くないんだ!」

「それは自信だよ!ゴージ君!!!!!!」

バリイイイイン!!社長室の窓がバラバラに砕け、邪悪な猛獣とまたがる男のシルエットが立ちはだかった。「自信だって!?」

「そう自信さ!キミははじめてであった時から見違えるほど成長したね。だが反面失った物もある!それが自信!」「フォフォフォ......ドーモ、ブラックストライプスです。取り込み中失礼しますが殺させていただきますよ」アノマロカリスが触手型の牙で社長に襲いかかる!「やばい!社長!」

「そして私にはあるのさ!自信がね!」「ヴォーン!!!」「ギャー!!!」だがその時、アノマロカリスは床のトロフィーで足をすべらせ、バランスを崩し敵熊使いが振り落とされた!「なっ社長!?」ベアゴージも驚く。彼もあと三十階!

「私はこの人生で、多くの多くの失敗を知った!そんな時どうしたと思う?成功だ!過ちを犯した分まずはほんのちょっとでもいい、とにかく成功をして、成功して成功して成功して成功し成功してやろうとした!失敗の倍!五倍!十倍!そしてそうなった!」破壊された窓から無数のトロフィーが零れ落ちていく。あと二十階。

「失敗から逆転するには勇気がいるさ!そのための自信!私たちはカットスロート君を失った。だが!キミはチチーナ君とともに戦いそして多くの命を救ってきたじゃないか!!それこそがキミの成功!!!カットスロート君の事を思うのも尊いことだ。だがもっと『成功』に目を向けてもいいじゃないか!!もっと自信を持ってもいいじゃないか!!!」「もっと.....自信を.......!!」あと十階!

「ググウ......してやられましたね.......ゆるしませんよ!!」敵たちはようやく起き上がった「さあ!自身をもつのだ!そして成功のための力を!その手で掴め!!」「はっこれはなんだぜ!」五階!ベアゴージのめのまえにトロフィーが落ちてきた。その先端に黄金のオーブがとりついた.......

「これは......古代熊のオーブ!!」それは前回ベアゴージが社長に渡されたものの、「オレには使いこなせない」と言ってこっそり捨てた禁断のベアーオーブだ!

「これで私の仕事は完了!さあキミのターンの始まりだ!君の成功はここから始まるのだ!!」「社長!ありがとう!......カットスロート......見ててくれ。オレの成功を!!!!」残り0階!オーブスキャン!

★CMの後、最強形態覚醒!!!!



#ニンジャスレイヤー222   #DHTPOST

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