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暇つぶしに見始めたアニメが、自分の中で止まっていた岩を動かした話【ぼっち・ざ・ろっく!】

はじめに

(注:この記事は2022年12月に書き始めてなぜか1年近く寝かせたものなので、所々日付がおかしい箇所がありますがご容赦ください。もう添削めんどくせぇよ!)

こんにちは。
こういった文章投稿型サービスを利用するのは中学生の時以来、およそ15年ぶりのことなので、このあらすじ部分を書いているだけでも懐かしい気持ちになります。
当時は厨二病真っ盛りで、内容を思い出したくないわけではないのですが、たまにふと頭によぎると心の奥がチクッとします。
そのブログも3年前にYahooブログが終了したことにより、二度と閲覧することが出来なくなったため本当の黒歴史と化してしまったわけですが。
闇は闇へと還るべきなのである。

そのブログ自体もゲーム画面をデジカメで直撮りしたものを貼り付けて
「こいつ強かったwww」
「天鱗2個出たwww」
程度のことしか書いてないので、文章を書いていたとは言い難いかもしれません。
決してオリジナル小説など書いていないし、新米お嬢様ハンターのロールプレイもしていませんことよ。決して。

また、私は大卒ではなく専門卒なので、レポートや卒論のような長~~~~い文章を書くことがなく現在まで過ごしてきたため、そうした能力に長けておらず、どうしても読みにくい箇所があるかと思います。ご了承ください。

覚えている限りで最後に長文を書いたのは6、7年ほど前、初めての就職先で2か月の間に4回くらい寝坊をしたことで書いた反省文くらいです。
あの時お世話になった方には大変ご迷惑をお掛けしました。
もちろん反省はしているのですが、この寝坊癖がどうも治りません。
本当に助けてください!去年も2回してるんですよ!いや3回だったk


※注意※
この先、アニメ及び漫画ぼっち・ざ・ろっく!のネタバレを含みます。

未視聴の方はぜひ!アニメをご覧ください。






ぼっち・ざ・ろっく!の感想を聞いてほしい! のだが・・・

さて、見出しにもある通り、【ぼっち・ざ・ろっく!】という作品の感想を言いたいがためにnoteに登録をしたわけなのですが
この記事は誰かに見てほしいがために書いているわけではありません。一度文字起こしをして、自分の考えや思いを整理するためにしたためているだけです。

・・・シンプルに嘘です

見て!!
共感して!!
いいねボタンがあるのかすら知らないけど押して!!

そういう気持ちも40%くらいありますが、整理したいという気持ちのほうが強いです。SNSを利用している以上、常に承認欲求モンスターとの戦いは続くのでどこかで折り合いをつけなければなりません。
自身の中に巣食う怪物との終わらない戦い・・・なんかかっこいいッスね!

作品との出会い

私がこの作品を見始めたのはタイトルにもある通り、単なる暇つぶしからでした。
仕事の昼休憩時、Youtubeを見るのにも飽きてきたので今期(2022秋)のアニメでも見るかぁ~と思い調べていく中で
「なんか最近ぼっち・ざ・ろっく話題だな、これにするか」
というたったこれだけの理由でした。理由にすらならない。

この出会いが、私の中の止まっていた岩を再び動かすことになるのです。

1話を見た感想は「普通に面白い」くらいのものでした。
きらら作品自体はちょくちょく見ていたし、なにより【けいおん!】ど真ん中の世代なので、女子高生がバンドをやる設定はなんの違和感もなくスッと入ってきました。
しかし、1話時点でそこまで惹かれる要素はなかったように思います。主人公である後藤ひとりのぼっちっぷりには所々共感しつつも、脳を走り抜けるような鋭い衝撃はこの時点では感じていませんでした。が、

なんだか、OPとEDが死ぬほどかっこいいぞ?

学生時代から邦ロックとアニソンが好きだったので、その二つが合体したようなこの曲、好きにならないはずがありません。1+1=2ではないのです


これにはなにひとつ影響を受けていません

曲が良い、話も面白くなりそう、キャラも魅力的で可愛い。視聴を続けるには十分すぎる要因でした。

この後の感想では全話分ではなく、ライブシーンが入っているお話の感想です。全話やったら5万字超えますよ。書き手も読み手もお互い傷を負います。

自分語り


この後の内容にも繋がる話なので、少しだけ自分語りをさせていただきます。
私は中学生の時に友人に誘われてベースを弾き始めました。
なぜギターではなくベースなのかと言うと…

分かりません(!?)

というか覚えていません。15歳以前の記憶が全っ然ないのです。バンドを組む、といった前提の話だったので単にベースが余っていたのか、逆張りが発動して「ふっ…俺はベースにするぜ…」となったのか…謎です。
その頃の私は音楽のことなんてなーんにも知りませんでした。そもそもほとんど聞いてなかったと思います。当時のヒットチャートや超有名アニソンくらいしか知らず、BUMP OF CHICKENなんてカルマしか知らなかったレベルです。

ですが、ベースを始めたことによって音楽自体に興味を持ち始め、ニコニコ動画の洋楽ロックメドレーをずっと聴いていました。ZebraheadのRescue meやMy Chemical RomanceのWelcome To The Black Paradeという曲がめちゃくちゃ好きで、今でもたまに聴いています。

結局中学校では本格的にバンドをやることもなく高校に進学するのですが、高校3年生の時に同じ学年の友人たちとバンドを組み、文化祭に出たり、地元のライブイベントに出演したりと、自分の人生の中でもトップクラスの思い出を作る事が出来ました。マジで友人たちに感謝です。
青春でなにが悪い

エピソードだけで言うと周囲の友人にも恵まれ、文化祭でバンドもしている超青春を過ごした陽寄りの学生に見えてきます。

さてここで、ベースを弾いていなかった世界線の私を想像してみま…








せん!!!

これは「ヤー!」か「パワー!」のきんにくんだから筋肉ルーレットのきんにくんじゃないだろ!
というきんにくんガチ勢の方がいたらごめんなさい。


やめましょう。本当に悲しくなります。
勉強も出来ず、趣味と言えばゲームマンガアニメネットサーフィン。社交性もなく愛想笑いしか出来ず、身長が高いだけで碌に運動の出来ないコミュ障クソ陰キャ木偶の坊が産まれてしまいます。陰キャのキメラじゃん。

あまり想像出来ない方は、ギターを弾いていない世界線の後藤ひとりを想像してみてください。えぇ、もう悲惨ですね。

そうなんです。私の学生生活の華々しい思い出のほとんどはベースが弾けるという前提の元成り立っているのです。中学の友人とはここまで仲が深まらなかったかもしれないし、高校の友人に至っては会話すらしてない可能性があります。そうなると私、友達0人です。マジで。

学校の休み時間に机に突っ伏して寝てるか音楽聞いてるクラスメイトいましたよね?あれは別に眠たくもないし音楽を聴きたいわけではないんです。

(俺はどうしてここにいるんだろう、俺がここに居ていいんだろうか)

というどうしようもない疎外感から逃れたいが為にやっている行為なので
す。机だけが唯一、自分を受け入れてくれる場所なんですよ。

高校2年生の途中まで感じていたそんな疎外感から抜け出せたきっかけがバンドなんです。

  • ここにいる意味

  • 自分を受け入れてくれる、自分の居場所

  • 忘れられない最高の思い出

この3つをバンドからもらいました。ちょっと大げさだしクサいかもしれないですが、本心です。一人の陰キャを救ってくれたと言っても全く過言じゃないですね。

こういう思い出があるので、ぼっちちゃんにはかなり共感できる/共通する部分があり、この作品にここまで傾倒しているのでしょう。

ぼっち、バンド組んでよかったでしょ?


最後に、最近あった陰キャあるあるを話してから次にいきましょう。

現在私は、小売店へ商品を卸す卸売業をしています。
会社近くのお店へは直接配達に行くこともあるのですが、お店の従業員の方からすれ違いざまに
「どうも!お世話になってます!」と言っていただくことがあるのですが
身構えていない、予想していないところから声をかけられると全く言葉が出て来ず、ようやく発した言葉が

「ァゥ…ヘアッ」

どうして瀕死のヒトデマンのモノマネをしたのか自分でも分かりません。
社会に出てから約7年、少しはコミュニケーション能力が改善されたと思っていたのですが、そう簡単に根っこは変わらないようです。

これあるあるですよね?
・・・・・ですよね!?



第5話「飛べない魚」でぶっ飛んだ俺

1人称がブレブレです。
この回は、主人公である後藤ひとりこと"ぼっち"が伊地知虹夏、山田リョウ、喜多郁代と共に※結束バンドを結成し、虹夏の姉、星歌が店長を務めるライブハウス「Starry」でライブに出演するに足る実力を持ったバンドなのかを見極めるオーディションする回です。妹のいるバンドとはいえ決して贔屓せず、実力で勝ち取って見せろ!という姉からの挑戦状なのでしょうか。お客さんからチケット代を払ってもらう以上、半端なものを見せるわけにはいかないですし、厳しさの中にも優しさのある良い姉ですね。

※正確には虹夏とリョウの2人体制の時にぼっちがヘルプとして加入し、そのまま正規メンバーになった感じでしょうか。喜多ちゃんは一度逃げているので再加入という扱いにしておきましょう。

オーディションに合格しなければライブにも出れず、ぼっちの夢見たバンド人生がいきなり頓挫してしまうピンチです。

そのオーディションで披露した曲がこの初オリジナル曲
ギターと孤独と蒼い惑星です。

まず、曲に対する私の評価基準ですが、ぶっちゃけカッコいいかカッコよくないかでしか判断してません。

仮にもベースを中学生の時から弾き、バンドまでしていた私ですが音楽のことはぶっちゃけよく分かりません。ここのリフが~とかここのメロディーの変化が~とか全く言語化出来ません。

そのため、音楽に対しては『もうヤバすぎ!ほんとマジでかっこいい!』くらいの、日本留学3か月の外国人でも話せるような語彙しか持ち合わせていません。でもそれで10年乗り切ってきてるんですよこっちは。

友人からはいい音楽見つけるセンスあると言われるので、私が太鼓判を押した曲には箔が付くと自負しています。カスみたいな箔ですが、それが金箔なら良いのです。

その上でこのギターと孤独と蒼い惑星を聴いた感想ですが




はああああああああああああああああああああ!!???!(ブチギレ)

キレました。おかしい。いくらなんでもかっこ良すぎる。
なにしてくれてんの本当に。

アニメの映像とともにこの曲を聴いたときぶっ飛んだ。
私が学生時代心酔していた邦ロックがそこにはありました。

最近のバンドサウンドも勿論めちゃくちゃかっこいいんですが、自分の中でのスマッシュヒット作はここ2年程はありませんでした。そもそもロックを聴くこと自体が減ってしまっている気がします。結束バンドに出会うまでは

普段の喜多ちゃんの声からは想像することも出来ないロックバンドにマッチした歌声。長谷川育美さん凄すぎない?俺の中の最も理想的な女性の歌声なんだけど。

基本的には曲全体をしっかりと支えながらも要所要所で自分が主役になるフレーズをかまして目立ち、存在感を際立たせるベース。リョウのキャラクター性にも合っていて素敵。

全てをまとめあげる圧倒的安定感のドラム。思えば結束バンドを作ったのも、ぼっちをバンドに誘ったのも虹夏でした。彼女が居なければ結束バンドは生まれていなかった。そんな虹夏がドラムなのも素晴らしい。

そしてぼっち。お前ギター上手すぎだろ!!!!
BメロとCメロの儚げなアルペジオ好き。2番サビ前のキュイーーン!!!てやつもう大好き!!!

確実に100回は聴いているはずなんですが全く飽きが来ません。1回目から100回目まで、イントロからアウトロまで全部カッコいいです。最後までチョコたっぷりどころではありません。

こんな曲もし仮に実在する女子高生バンドに演られたら、リアルに目ん玉飛び出て嫉妬の青い炎に狂います。絶対服従のポーズキメてワン!と吠えざるを得ません。

作曲した音羽-otoha-さんマジですごい。最初は誰か分からず、調べるうちに「ネットでおもちゃにされている人じゃん」と気づいたのですが、こんな素晴らしい才能があるとは思いませんでした。未だ過去のことで誹謗中傷するような奴には法の裁きを受けてもらいましょう。

本題のオーディションですが、分かりにくい言い方ではあるものの、星歌から合格の言葉をもらいます。姉の曖昧な言い方に呆れる虹夏、「合格するのは確信してた」と言いつつも嬉しそうなリョウ、喜びのあまりぼっちに抱き着く喜多ちゃん、ダムが決壊するぼっち。

この時に喜多ちゃんが撮影した写真が公式から壁紙として配布されています。みんなめちゃくちゃ可愛いのでぜひダウンロードしてみてください。

ちなみに星歌は、元々出演バンドの枠をひとつ空けており、よっぽどひどいレベルじゃなければ出す気満々でした。ツンデレでシスコン、ぬいぐるみを抱かないと寝れない29歳。作中屈指の萌えキャラです。

アニメを見て星歌が気になってる皆さん!原作ではツインテールになったり、制服を着る星歌が見れます!漫画も買いましょう!

ギターと孤独と蒼い惑星の歌詞は、なぜこんなに心揺さぶるのか


ここからは歌詞を抜粋して紹介し、感想を述べていきたいと思います。このnoteを書こうと思った理由の8割が、この歌詞がどれだけ素晴らしいかを話したくてたまらなかったからです。今まで聴いてきたどの音楽よりも共感出来ました。青春コンプレックスを感じる音楽に拒否反応を示すぼっちだからこそ書けた歌詞ですね。

季節の変わり目の服は何着りゃいいんだろう
春と秋どこ行っちゃったんだよ


分っかる〜!!!!
夏はTシャツ、冬はとりあえず着込んでダウンかコートで〆でいいのですが、春と秋、朝夜寒いけど昼間暑いみたいな日どうしたらいいのか未だに分からない。毎年毎季節失敗してます。ってか春服と秋服、一緒でよくない?

女性の場合はよく「薄手のカーディガンを羽織ってお出かけを」みたいなのを天気予報でよく聞きますが、ほんとにそんなんで凌げるのか?とずっと思ってます。じゃあ男はなに着りゃいいんだろう。とりあえずパーカー着て暑かったら腕までまくって…の回答札しか持ってません。

ぼっちが外出する時は常にピンクジャージで過ごしているので、このフレーズが出てきたのでしょうか。お母さんが買ってきたとんでもなくかわいい服は「好みじゃない」らしいので、ファッションのこだわりがないわけじゃなさそうです。ピンクジャージはいいんだ…かわいいけど。

自分に自信がないとか「私にはこんなかわいい服なんて…」ではなく
ガチで好みじゃないから嫌なのが伝わってきますよね。


陰キャはなんとなくファッションには無頓着、とまでは行きませんが、強いこだわりはないイメージがあります。だって服屋で店員に話しかけられるの嫌なんだもん。

「今日はなにをお探しですか?」じゃないよ!自分が何探してるのか分かんねぇんだよ!【なんか良さそうな気に入るヤツ】がないか来てんだよ!

当然そんな強い口調で言えるわけもなく「あっ…なんとなく見に来ただけで…スミマセン」しか言えないのです。

つい先日友人と古着屋に行く機会があったのですが、滞在30分間で店員さんと一言も喋りませんでした。私が死ぬほど話しかけるなオーラを出していたからかもしれませんが。だって見た目関ジャニの安田くんみたいでクソ怖かったんだもん。入店3分で帰りたさすぎて上手く呼吸できませんでした。

服屋の人が何を言ってるのかさっぱり分かりません。ペペロプリプリパピプペポペロペパチーナのショートくらい意味分かりません。


私はスタバ余裕です。いつも「カフェモカのトール、アイス(ホット)で」しか言わないので


「ありのまま」なんて誰に見せるんだ


よく明るく前向きな曲の歌詞に「ありのままの君でいいんだ♪」というフレーズがありますが

いや・・・それ、誰に見せるの?
本当にありのまま見せていいの?ねぇ?嫌いになったり気持ち悪いって思わない?どうしてそんな目で見るの?いいって言ったの君だよね?

自分で書いていて恐怖を感じました。陰キャ全員がヤンデレなわけではありません。比率は多いかもしれませんが。

性格問わず人間は「素」や「ありのまま」を見せることにかなり抵抗があると思っていますが、陰キャはその傾向が強めな気がします。実際私もそうです。学生時代はクラスメイトの前などではほとんど見せませんし、両親の前でも見せません。社会人になってからも、職場の人にはあまり見せてないと思います。

なんでかというと・・・なんでなんでしょう。

「怖い」「嫌われたくない」「無害でいたい」という感情は間違いなくあると思います。いつの時代にも常に流れている「オタクってなんかキモイ」という空気だけで自我を押し殺すには十分な要因なのです。

その為、基本的に初対面の人には100%猫を被りますし、なんとか「私は無害です…普通です…」という印象を付けようとします。
「僕結構アニメとか見るの好きなんスよね!」なんて言える人はもはや陽です。そんなに光るなよ。

ファーストインプレッションでそんなイメージを植え付けてしまったもんだから、今更ありのままを見せることなんて到底出来ません。見せられる時があるとすれば、それは「相手も自分と似たような存在である」と確信した時くらいです。

そうした時に「ぁ、あの…〇〇さんもあの作品好きなんですか…?」と話しかける勇気が30%くらい湧いてきます。

作中でぼっちも、音楽の話をしているクラスメイトに話しかけたことがありましたね。話しかけたはいいものの、なんて会話を繰り広げていいか分からず

「わ、忘れました…」

と悲しすぎるし苦しすぎる嘘をつきます。でも話しかけられただけすごい!と素直に思います。どれだけ勇気を振り絞ったか容易く想像できます。


エリクサーに張り替える作業もなんとなくなんだ


エリクサーというのはギターやベースの弦のメーカーのことで、他のメーカーと比べても若干値段が高く、ベース弦の場合5千円を超えます。
品質が高く寿命も長いことで愛されており、少し慣れてきた初心者が憧れるメーカーの一つでもある、と勝手に思っています。現に私は憧れてました。

この歌詞は、ぼっちのもどかしい心境を表していると思ってます。
バンドをやりたくてギターを始めたのにバンドを組めず、3年間ひたすら一人で練習し続けているぼっち。やりたくて仕方ないのに行動に移せず、弦が劣化しては変えることを繰り返す日々。弾く理由はあるけど、弾かなきゃいけない理由はないぼっちにとって、弦を張り替える作業など「なんとなく」になっていたのでしょう。

ギターを弾くのは楽しいし、動画投稿によって承認欲求が満たされてはいますが、これらは主目的ではないですからね。

空気を握って空を殴るよ
なんにも起きないわたしは無力さ
だけどさその手で この鉄を弾いたら 
何かが変わって見えた…ような。


言いたいことはこれだけです


もうほんっっっっっっっっっっっっっとうにそうなの!!!!!!


普段は「モブくん」だの「クラスの30人のうちの1人」だと思われている(そう自分で勝手に思い込んでいる)自分が、ベースを弾いている時だけこの世界における主役級の最重要人物になっている!ような気がするのです。ぼっち本当にすごいよ。なんでこんな惹きつける歌詞書けるんだ…


眩しい眩しいそんなに光るなよ
私のダサい影がより色濃くなってしまうだろ


うわああああああああああああああああ!!!!!
なんでこんな的確に心の中で思ってること表せられるんだよ!

喜多ちゃんという自分とは正反対であまりに眩しすぎる存在が近くに来たことでこのフレーズが出てきたのでしょう。

あくまで一つの例ですが、コミュ障にとって「人に話しかける」というのはめちゃくちゃに勇気がいるんです。心の中で口に出す言葉を3回復唱し、添削しておかしなところがないか確認し、「よし!」と気合を入れてから話しかけるんです。社会人になってからはだいぶ改善されましたが、それ以前はレストランの店員さんに「すみません」とすら声をかけられない子供でした。人の目を見て喋るのすらキツかったですね。

正直クソダサいじゃないですか。自分でも分かってるんですよ。なんでこんなことすら出来ないんだろうって。ただ話しかけるだけなのに。

そんな中、平然と声をかけている人を見るとまぁ~眩しい眩しい。
自分に出来ないことが出来る人ってのは羨ましく、眩しく見えるのと同時に自分のふがいなさが浮き彫りになってしまうんです。

光が多いと影が強くなるなんてそれっぽいこと書いてるのを見かける時がありますが(ゲーテの言葉っぽいです)この事象に関しては影はただの弱者です。

蒼い惑星ひとりぼっち
いっぱいの音を聞いてきた
回り続けて幾億年
一瞬でもいいから…ああ
聞いて
聴けよ
わたし わたし わたしはここにいる


頭のてっぺんから足の先まで痺れました。
私は涙腺が完全にシャットアウトされているのでどれだけ心が震えても涙が流れませんが、もう心の奥ではボロ泣きです。誰かこの涙腺という名のベルリンの壁壊してくれ。

「聞いて」からの「聴けよ わたしはここにいる」マーーーーージで震えますね。漢字が違うのもエモエモポイント高い。

『聞いて』と言っても、そもそもぼっちは会話が苦手だし、「わたしの言うことなんて…」と思っていてもおかしくありません。
だから『聴けよ わたしはここにいる』なんですね。今まで溜まっていたフラストレーションが爆発し、エゴ全開でぶちまけているんです。
自分という存在を言葉じゃなく、音で。

性格なのか環境なのか、はたまた過去のトラウマなのか。理由は違えど自分を抑え込みながら過ごしている人はたくさんいると思います。でもその中で好きで陰キャしてるって人はそんなにいないはず。誰しも大なり小なり、自己顕示欲は持っているものです。ぼっち自身もチヤホヤされたい欲の塊ですし、ギターを始めたきっかけもそれですからね。

私の場合も決して目立ちたくない訳じゃないんですよ。自分が中心になって輝きたい場面はいくらでもあります。でもずっとは目立ちたくない。疲れるから。めんどくせぇなこいつ!

その絶好の場面が巡ってきたのがバンドでした。この作品のキャッチコピー的存在でもある「陰キャならロックをやれ!!」やりました。結束バンドのみんなみたいにライブハウスで演奏したり、本気で上を目指していたりということは無いですが。

いやいや文化祭の催し物レベルでやったバンドがロックなのか?そもそもロックというジャンルの定義とは?という話になるとこわいおじさんたちがでてくるのでやめようね。

でもあの時の私は間違いなくロックしてました。音楽良く知らない人からするとベースという楽器自体よく分からないかもしれないし、イメージ的には目立たない部類だと思いますが、私はあの日どの楽器より目立ってやろうと思ってました。本当はよくないんですけどね。

しかし、ゴリゴリのベースソロを弾ける技量もない私がどうしたか。

ジャンプです。飛んでやりました。3回だぞ3回!

ボロボロの木製のステージ上で「俺を見ろ!俺はここにいるぞ!」と言わんばかりの飛びっぷりです。あの時は1mくらい宙に浮いてるものだと思ってましたが、実際20cmくらいしか飛んでないと思います。運動音痴が憎い…

その甲斐あってか、「〇〇くん飛んでたよねw」と言われることもありました。目標達成です!誰が何と言おうと成功です!

あの日まで「クール(笑)でミステリアス(笑)な人」程度のイメージを持たれていたのではないかと思うのですが、少しは熱いところを見せられたのかなと思います。ニッコニコでベースを弾いてる写真があるんですが俺マジでカッコイイです。唯一と言っていいほど誇れる過去の栄光ですね。

影響も少なからずありました。後輩の男の子が少し楽器に興味を持ってくれたり、後輩の女の子が話しかけてくれたりして、バレンタインには手作りチョコをもらいました。すごく嬉しかったし、バンドすげぇ!と思いました。10年前のプチモテエピソードを嬉々として話している時点で現在の状況はお察しです。



なんかになりたい なりたい 何者かでいい


そうなの。もう、ほんとうにそうなの。
「何者でもない」から、「何者」かになりたいんです。

先ほど『もしベースを弾いてなかったら』という話をしようとしましたが、ガチで想像したくないんです。あの中学2年生の時の決断は本当に人生の分岐点だったと思います。ベースを始めていなければ、今まで語ってきた数々の思い出、現在まで続く友人たちとの交流、そしてぼっち・ざ・ろっくとの出会い。これら全てが無かった可能性があります。というか99%確定で無いでしょう。

「何者」かに成らせてくれて、さらに色々なものをくれたのがベースであり、音楽でした。絶望のBADエンドから救ってくれた存在ですね。そんなベースを再び弾こうと思わせてくれた【ぼっち・ざ・ろっく!】。

ほんの少しだけですが、止まっていた岩を動かしてくれました。正直長いこと続くか分かりませんし、また岩は止まってしまうかもしれません。ですが、動かすきっかけを作ってくれただけでいいんです。この岩は、また転がってくれるでしょうか。

楽曲紹介 Part1


1万字を超えました。まだ書き足りない。

ここでは、作中に登場する曲の話をしたいと思います。これらの素晴らしい曲の数々がなければここまでハマらなかったと思いますし、是非とも語らせていただきたい。


OP曲「青春コンプレックス」

アニメを見る側の第一印象になる大事なOP曲。作品に引き込めるかどうか、かなり重要な立ち位置ではないでしょうか。

かなり最初のほうにも書きましたが、この曲を聴いた時点で視聴を続けようと思ったくらいには印象に残った曲です。後述するどの曲に対しても思うのですが、いい意味でアニソンではないですよねこれ。ただただカッコイイ邦ロックです。

作品を知らない状態でこの曲を聴いたら、「めちゃくちゃかっこいいバンド出てきた!」と大興奮してしまうくらい刺さります。これなら給食中の放送でも流せるな!

作詞は樋口愛さん、作曲は音羽-otoha-さん、そして編曲は三井律郎さん

樋口さんはシンガーソングライターとしてご活躍されており、進撃の巨人のEDである「悪魔の子」という曲は聴いたことがある人も多いのではないかと思います。この曲の他にも「ひとりぼっち東京」、「あのバンド」、「星座になれたら」を担当されています。最終回を視聴した状態で書いていますが、星座になれたらは本当に大好きです。

音羽さんはチラッと触れましたが、とあるyoutuberグループに所属してた時に公開したアノ曲で、(なぜか)炎上します。なんで?
その後脱退し、現在はアーティスト活動しています。普通にいい曲作ります。陰キャに解像度の高い彼女がなぜあんなパリピyoutuber軍団にいたのか謎です。

つい先日知って本当に驚いたことがあるので書かせてください。
私が4、5年前に知ってめっちゃカッコイイ!と思ってたRick Rackというガールズバンドがいるのですが、そのGt/Voがなんと音羽さんだったんです。

当時は違うお名前ですし、知ったのもたまたまなんですが、「えっ、ここで繋がってくるの!?」と運命的なものを感じました。

現在は解散済みですが、「ソルジャーガールズ」という曲がめちゃくちゃかっこいいので是非聴いてください。ギターも歌もクッソ上手いです。

正直アノ曲の印象しかなかったので、どうしてこんなカッコイイ曲作れるんだろう…と思っていたのですが、こういうバックグラウンドがあるなら大納得です。

そして三井さん。この方も名前知らないなぁ~と思って調べたらもう衝撃
LOST IN TIME 、Stereo Fabrication of Youth 、la la larks のギター!??!?
邦ロックにそこそこ詳しい人なら一度は見聞きのあるバンドばかりです。特にla la larksは大好きで、常に新譜を待ち続けてます。

la la larksはバンドメンバーがめちゃんこ豪華なんです!School Food Punishment、SADS、GO!GO!7188ですよ!個人的には東京事変やthe HIATUSと肩を並べるくらいの豪華メンバーの集まりです。School Food Punishmentだけは是非知っといてほしい…


カップリング曲「ひとりぼっち東京」

青春コンプレックスのカップリング曲、「ひとりぼっち東京」です。
かなり王道なかっこいい曲という印象ですね。この曲に限らず、ぼざろの弾いてみた動画をよく見るんですが、本当にアニメソングとは思えない。作品の事を知らずに聴いたら、「めっちゃかっこいいバンド出てきた!」とめちゃくそテンションが上がっていたことでしょう。

アニメ初期に出ていた音源なので、これから変わろうと踏み出し始めたぼっちとリンクするような歌詞ですよね。冒頭の歌詞では東京という大都会に対して「優しくない」と表現していますが、虹夏たちと出会って「ちょっと優しく見えた東京」と印象が変わったことが伺えます。


ED曲「Distortion!!」

1話から3話までのED曲です。OPや劇中と同様に、喜多ちゃん(長谷川育美さん)ボーカル曲ですね。

作詞作曲はなんとKANA-BOONの谷口鮪さん。1話視聴時点で、「いや音楽に本気出しすぎだろ」と思ってましたが、こんなの序の口でした。

曲調は明るめですが、よくよく歌詞を見ると、みんなの前では明るく振舞いつつも心の中では不安や悩みを抱えている喜多ちゃんの苦悩が伝わってきます。一見するとぼっちのことを書いてるようにも思えますが、聴きこむほどに喜多ちゃんの曲!とはっきり分かります。どんだけ原作読み込んでるんだよってレベルですごいです。


ED曲「カラカラ」

4話から7話までのED曲です。ジャケットの通り、今回はリョウ(水野朔さん)のボーカル曲です。バンドマン、ジャケ写やMVでコインランドリー使いがち。

クールが変わるわけでもないのにED曲が変わり、ボーカルも変わるという珍しい構成ですよね。

作中でボーカルを探す回の時、リョウが「フロントマンになったら、私のワンマンになってバンドを潰してしまう…」と言ってツッコまれてましたが、実際そうなりそうなくらいの歌唱力です。あんなゴッリゴリのベース弾きながら歌われたらもう…

喋るときは少し気だるそうな低めの声ですが、歌声は実に綺麗で透き通っており、サビ前からサビにかけては力強さを感じます。ギャップを感じられてとっっっっっっても良いです。

作詞作曲はtricot、ジェニーハイの中嶋イッキュウさんです。イントロを聴いたときに作曲者の候補を数人挙げていたのですが、その一人がイッキュウさんでした。「これtricotっぽいな・・・やっぱtricotだ!!」と、一人で盛り上がってました。

思えば、tricotの「爆裂パニエさん」を初めて聴いた時の衝撃と、結束バンドの曲を初めて聴いた時の衝撃は似ているものがありました。このバンドはすぐ上がってくる…私の勘は当たるんだ!

音楽に対する語彙が乏しいもので、このくらいしか言えないですが、この曲めちゃくちゃカッコいいですよね。イントロ聴いてみな、飛ぶぞ。
4話視聴時はED曲が変わるなんて思わず、なにも身構えていない状態からこの爆弾が投下されたのでビビりました。

イッキュウさんも相当原作を読み込んでいるようで、リョウに対する解像度高すぎです。妙な自信がありつつも、実は虚勢を張っているのではないか?と思わせるフレーズがあるかと思えば、ダラダラ過ぎる日も愛して、というナチュラルクズっぷり。

私が特に好きなのがラストの

スカート揺れる 教室の隅で
ずっと溢れる 夢を抱きしめてた
「きっとやれるわ」

普段はあんなですけど、バンドに対する想いは人一倍強いのが伝わってきます。次こそは絶対…!みたいな強い意志を感じます。

5話挿入歌「ギターと孤独と蒼い惑星」

散々語った大名曲。私は100回は確実に聴いていると言いましたが、友人は500回くらい聴いてるらしいです。いや多…くないですね。余裕で聴けます。

作詞はZAQさん、作曲は音羽さん、編曲akkinさん

ZAQさんは、アニメ好きなら絶対知ってるでしょレベルの人です。μ'sの「僕たちはひとつの光」というアニメ史上に残る大名曲を作曲された方ですね。5万字を超えて良いならラブライブ!の良さも書きますが、今回はぼざろの話なのでやめておきましょう。残念だな

今回ZAQさんは作詞での参加ですが、この方の陰キャに対する解像度がとにかく高い。「忘れてやらない」、「ラブソングが歌えない」、「ひみつ基地」でも、中指人差し指をさしながら「分っかる~!!!」と言ってしまうほど共感できる歌詞満載です。もしこの方がめっちゃ陽キャだったら、もう何を信じていいか分かりません。

作曲はまたもや音羽さん。名曲生み出しすぎでは?

編曲はakkinさん。この方も存じ上げなくて調べたのですが…
『ハートバザール』…知らない…youtubeで曲聴いてみるか…

いや知ってる!コレクターって曲聴いたことある!

また繋がりました。死ぬほど邦ロックを聴き漁ってた過去の自分に感謝ですね。

他にも『ジェット機』というバンドも組まれていましたが、ボーカルがジュンスカ、ドラムがユニコーンとこれまた豪華メンバー。MV鬼ダサいです。

現在はONE OK ROCKやマンウィズ等、有名アーティストのサウンドプロデュースをなさっているみたいです。さっきから納得できる要素しかありません。

とりあえず楽曲についての話はここまで。あ、普通に第2弾あります。というか書かせてください!こんなんじゃあ止まらねぇゼ。

第8話「ぼっち・ざ・ろっく!」


私が一番好きな回です。タイトル回収する作品は神って古事記にも万葉集にも聖書にもハンムラビ法典にも私のメモ帳にも書いてあります。

前回のオーディションに合格し、Starryでのライブに出演することになった結束バンド。だが台風が直撃し、お客さんもまばら。不穏な雰囲気の中ライブが始まる…

ざっくりとしたあらすじです。廣井きくりや、ぼっちのファン1号2号との出会いもあり、Tシャツも完成し、いよいよ!といったところでこのトラブルはキツいですね。

しかし、きくりもファン1号2号も来てくれます。恐らくロックにそこまで興味の無かったであろう1号2号をここまで惹きつけるぼっちも、きくりに引けを取らないカリスマ性を秘めているんでしょう。原作でもちょくちょく登場し、無事ギャグ要因になります。でも、音楽ファンにとっては彼女らの目線が結構リアルに感じます。みんな、原作読もうね!

ライブ直前の裏手で、お客さんが少ないことにテンションの下がる一行。追い打ちのように、結束バンド目当てではないお客さんの「結束バンド?知らない、興味ない。見とくのたるいね」という言葉に更にテンションが下がってしまいます。でもこの「目当て以外興味ない」っていう気持ちも分かるんだよなぁ…。

そんな中始まったライブ。MCで死ぬほどスベりつつも、1曲目のギターと孤独と蒼い惑星を披露します。こんな名曲聴いたら、興味を持たざるを得ないだろ!と思っていたのですが…



もうやだ!!!見れない見れない見れない!!助けて!!


とにかく演奏がグダグダ。全員の息が全く合いません。あんなに歌唱力の高い喜多ちゃんも声から不安や恐怖が伝わってくるし、同じ曲のはずなのに、全く違う曲に聴こえます。ぼっちは「いつも通りじゃない…」と違和感に気付いている描写がありますが、たぶん全員気づいているはず。

バンドマンはもちろんのこと、見ていた全員がダメージを負ったトラウマが抉られるシーンではないでしょうか。人の前で何かを披露した時に思った通りに行かず、誰もリアクションしてくれず、「早く終われ!」と願うのに異常に時の流れが遅く感じる。たった数分間の出来事がとんでもなく長く感じ、記憶にこびりついて取れないんですよね。

視聴中、普通に一時停止しちゃいました。深呼吸して一服し、飲み物を飲んで、トイレに行って、覚悟を決めて再生ボタンを押したことを覚えています。

最初はノリノリで楽しそうにしていた1号2号が、だんだん心配そうな目になっていくのもキツいですね。1号2号にとっては初めてバンドサウンドとしての結束バンドの曲を聴くわけですし、6話での路上ライブよりも凄いものを期待して台風の中来てくれたわけですから、不安な表情になるのも仕方ない。

他のお客さんもスマホを見てばかりで、結束バンドのことなど1mmも見ていません。サビ前にどこかへ行ってしまうお客さんもいたり、早く終わんないかな〜とでも思っているのでしょう。

ちなみにこのギターと孤独と蒼い惑星の歌パート、アフレコ当日に知らされてめちゃくちゃプレッシャーをかけられながら一発撮りしたやつらしいです。長谷川育美さん凄すぎない?

トラウマレベルの演奏が終わり、声を震わせながらMCをする喜多ちゃん。先ほどのお客さんからは「やっぱ大したことないわー」と言われる始末。正直、言われても仕方ないとは思います。

気を取り直して次の曲に行こうとしたとき、あの伝説のシーンがやってきます。ぼっちの覚醒です。

一閃、重い雰囲気を切り裂き、稲妻のようなギターソロを突如弾き始めるぼっち。「このままじゃ嫌だ!」という彼女の覚悟と思いが詰まった魂の叫び。痺れましたね。

呆気に取られるメンバー3人ですが、虹夏とリョウはぼっちの意図を汲み取り、アイコンタクトを交わして次の曲へのカウントを出します。このアイコンタクト、モーションキャプチャー担当の方のアイデアらしいですよ。天才しかいないのかこの現場は?

そんな中始まった曲が…



リョウちゃんかっけぇ…

『あのバンド』私がこの作品で一番好きな曲です。さっき散々ギターと孤独と蒼い惑星について語っておきながら、これが一番好きです。だって死ぬほどかっこいいんだもん。この作品に限らず、今まで聴いてきた全邦ロックの中でもめちゃくちゃ上位に入るくらい好きです。「孤独の称号」と「孤高の衝動」めっっっっっちゃ好き。

作詞は樋口愛さん、編曲は三井律郎さん。おなじみの天才たちですね。

作曲は草野華余子さんです。担当されたのはこの曲だけですが、絶大なインパクトを植え付けられました。

草野さんは、LiSAさんの『シルシ』、『紅蓮華』作曲の他、数々の楽曲の作詞作曲をされており、ご自身もアーティストとして活動されています。まーた出たよ神曲しか作れない人間。

ここまで『神』だの『天才』だの多用しちゃいけない表現を使いすぎて安売りされている感はありますが、許してください…伝わりやすくて、めちゃめちゃスゴい感が一言で出るんだもん。

この『あのバンド』の歌パートも、サブスク配信やCDとは違う音源を使用していて、いきなり覚醒したぼっちに戸惑っている感を出しながら歌われたものらしいです。長谷川育美さん、ラジオやトークではめっちゃイケボなので『ぼっち・ざ・らじお!』も『ぼっち・ざ・とーく!』も聞こうね!

先ほどの地獄のような雰囲気とは打って変わり、1号2号もノリノリ。スマホばかり見ていたお客さんも口をポカーンと開け、結束バンドに見入っています。ここマジで好きです。

演奏も終盤に入り、ぼっちのギターソロ。ここも本当に大好きです。ゆらゆら動きながら周りなど気にせず、いわゆるゾーンに入っているような無双感。憧れのギターヒーローが確かにそこにいました。

演奏が終わり、我に返るぼっち。感動する1号2号。「ちょっといいじゃん」と若干興奮気味に喋るお客さん。ドヤりまくる星歌。完璧だ…

「やべ…私、なにかやっちゃいましたか?」みたいな顔で虹夏の方を振り返るぼっちですが、満面の笑みで👍する虹夏。かわいい。

いつも通りの明るい口調で「次、ラストの曲です!」とMCをする喜多ちゃん。外は台風も過ぎ去り、すっかり晴れています。たまんねぇ演出だらけだ。ラストなにやったんだろう…

ここから居酒屋で打ち上げをするギャグパートです。こういう緊張と緩和上手いですよね。ギャグパートは説明するとクソ面白くないので好きなシーンだけ書いて終わります。

リョウが喜多ちゃんを郁代と呼び、ぼっちフェイスになる喜多ちゃん。嫌いなんですよこの名前!という喜多ちゃんに、しれっと「なんで?可愛いじゃん」と言う星歌すげぇ好き。端っこでうなずくぼっちも好き。

サラリーマンの会話を聞き、最悪の未来を想像して発狂したぼっちの顔を紙やすりで修正するリョウと喜多ちゃん。ぼっちは啓蒙が高いようですね
後ろで工事現場っぽいSEが鳴ってるの好きだけど意味分からんですね。修正されたハンサム学園後藤ひとりさん。しゃくれ気味の「ア、アリガトウゴザイマス」が何回見ても笑ってしまいます。

たのしいたのしいギャグパートの後、途中で席を立った虹夏を探しに外に出るぼっち。ここでの会話で、ぼっちがギターヒーローであることがバレます。よく今までバレなかったな…というのは野暮です。

そして虹夏から、5話で語られなかった本当の夢について打ち明けられます。ここ!原作の5巻も併せて読んでください。感動3000倍です。大丈夫!私は信頼できるオタクですよ!

次にぼっちが何のためにバンドをしてるか聞かれたとき、「ギタリストとして、みんなの大切な結束バンドを最高のバンドにしたいです!」と言い放ちます。お前が一番眩しいよぼっち…

その後、「有名になって売れて高校中退したい…」といつものヤツが出ますが…

ここ注目です!!原作では「そんな重いの託さないで…」と虹夏に呆れられますが、アニメでは「あはは、なんか重いな~。でも託された!」とセリフ変わってます!!この後のセリフにもありますが、虹夏にとってのヒーローであるぼっちがいることで、有名になって売れることが出来ると確信したのでしょうね。視聴者からしても、ピンチを救ってきたライブシーンがあったからこそ『ぼっちは虹夏にとってのヒーロー』という説得力が増してますよね。

最後にあの超名シーンです。

「でも私、確信したんだ!ぼっちちゃんがいたら夢を叶えられるって!
だからこれからもたくさん見せてね!ぼっちちゃんのロック…
ぼっち・ざ・ろっくを!」






美しすぎる!!!!
なんですかこの美しすぎるタイトル回収は…

ここでいつもより強めに「あっ…はい!」と返事するぼっちもいいですよね。

そして巷では最終回と言われているエンディング。EDが変わり、映画やゲームのような黒背景のスタッフロールが流れます。


なにが悪い

8話から11話までのED曲です。喜多ちゃん、リョウと来て今回から虹夏(鈴代紗弓さん)のボーカル曲。ひとつ前のカラカラとはガラッと変わり、かなりポップで虹夏らしい曲です。作中で虹夏は「私、歌下手だし…」と言っていましたが、嘘つき~~!!

作詞作曲はthe peggiesの北澤ゆうほさんですよ!現在は活動休止中ですが、スリーピースのガールズバンドってほんと夢ありますよね。チャットモンチーやステレオポニーめっちゃ好きでした。

私、ガールズバンド好きなんですよね。チャットモンチー、赤い公園が居なくなってしまった今、動向を追いかけるガールズバンドを探していたんですが、居ましたね。結束バンドという救世主が。マジで普通に活動してほしいくらい音源が楽しみなバンドです。

濃い8話でした。もちろん1話から12話まで全ての回が好きというのは大前提なのですが、8話は特に"""良い"""ですね。私の好きなPAさんも出番が多めというのも一つの要因としてあるのですが。二十歳の時にPAさんに出会って3年間くらい人生無茶苦茶になるくらい振り回されたい。

第12話「君に朝が降る」


11話の最後の予告でこのタイトルを見たとき震えました。
というのも、この作品のタイトルは先ほどの8話を除けば、全てアジカンの曲名が元ネタになっています。ぼっち・ざ・ろっくというタイトルもゴッチのコラムが元ネタになっている説が濃厚ですね。

そんな中、1話のタイトルが「転がるぼっち」でした。これはアジカンの大名曲である「転がる岩、君に朝が降る」の最初の部分をもじったものです。


「ぼっち・ざ・ろっく!」もゴッチ語録(ごっち・ご・ろっく)が元ネタと言われています。

そうです!1話と12話で曲名が完成しています!オタク特有の「こうなったらいいな~」の妄想が具現化した瞬間でもあり、見事な伏線回収です。
でも、伏線はこれで終わりじゃなかった…

12話はぼっちと喜多ちゃんが通う秀華高校の文化祭ライブ回です。私も出ましたよ文化祭のステージ。いやぁ懐かしい…

このライブでは3曲披露すると10話でありましたが、これまで披露した「ギターと孤独と蒼い惑星」、「あのバンド」ともう一曲になるだろうと予想していたのですが…

忘れてやらない

まさかの新曲です。イントロ流れた瞬間「うぇええぇぇええ!?!?」となりました。最終回でまだまだ楽しませてくれるのか…(涙)

作中で披露された2曲とは違い、かなり明るい曲調です。なるほど文化祭という雰囲気にマッチしてる。この曲のベースラインが一番好きかもしれません。

ここ、というかこの回全体通しての喜多ちゃんマジで可愛いし、なんか一皮剥けた感ありますよね。ぼっちに負けず劣らず覚醒してます。

なによりこのライブ中ずっとニッコニコなんですよ。ライブハウスとは違いホームである学校であることもそうですし、わずか2回とはいえライブの経験を積んだことで慣れた部分もあるのでしょう。なにより喜多ちゃん自身がすごく努力してますからね。

歌詞の「何回だって」のとこの頭を左右に振る動作、「笑ってやんのさ」の時のウインク。か、かわいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!

曲の終わりと共に、『ぼっち・ざ・ろっく!#12君に朝が降る』とタイトルが表示されます。はいオタクが全員好きなやつー!!

MCを挟み、喜多ちゃんから次の曲への振りが入ります。

「それでは聴いてください!2曲目で、星座になれたら!」



また新曲だああああああ!!!

もうこれがね、とんでもない曲ですよ。私のぼざろ同志の方が「兵器」と表現してましたがその通りです。強すぎですよこの曲。エスコン0のFALKENですこれは。

ライブシーンの作画がエグいのはご存じの通りですが、ギターやベースのフレットを抑える位置まで正確だったりと、鳴っている音と映像が完全にリンクするように作られているのもスゴイ。この曲もイントロで虹夏がしっかりシンバル押さえてたり、ぼっちがワウペダル踏んでたりめちゃくちゃ細かいです。

もうね、歌詞がすごいです…後で書きます…マヂムリ…

そんな最強の曲ですが、曲中にぼっちにアクシデントが起きます。1弦が切れ、2弦のペグが壊れてしまいます。この後、リョウが気を利かせてくれたギターソロが待ち構えているのにも関わらずです。

とても演奏できる状態ではなくなり、絶望した表情になってしまうぼっち。ですがここで、なんと喜多ちゃんがアドリブで時間を稼いでくれます。リョウと虹夏も合わせているあたり、経験豊富な空気が感じられて好きです。

ここでぼっち再び覚醒!足元にあるきくりが飲み干したおにころの瓶でボトルネック奏法をすることによりピンチを脱します。久々に見たわこの奏法。ここの原作のぼっち、めっちゃカッコいいので何回も言いますが原作買って読んでください!お願い!

ピンチを脱し、Cメロに入ったとき、ぼっちが『はぁ…良かったぁ…』みたいな表情で天井を見上げます。ここマジで好き。

演奏が終わり、鳴りやまぬ観客の声援の中、ぼっち自身の息の音しか聞こえなくなるシーンがあります。ここの演技凄くないですか?人間って狙ってああいう息遣い出来るんですね…いや普通出来ねぇよ。

このシーン、ギターと孤独と蒼い惑星の「こんなに こんなに 息の音がするのに 変だね 世界の音がしない」という歌詞とリンクしてません?最初はかなりネガティブなイメージで捉えてたんですが、これを見た後に聴くとなんだかネガティブだとは言えない表現に思えてきます。

ぼっちにも労いの言葉が飛び交う中、喜多ちゃんが気を利かせてぼっちにマイクを向けます。やめてくれ!アドリブは無理なんだ!

ぼっちも言っていましたが、コミュ障は事前に台本が無いと喋れないんです。面白いことを期待されている立場でないのは明らかなのに、面白いことを言わなくちゃ…みたいな使命感に駆られる。辛いよ俺…

パニくるぼっちの目の前に飛び込んできたのはおにころの瓶ときくり。彼女のCPUが弾き出した最良の回答が観客に向かってダイブすることでした。このCPUバカですね。

当然避ける観客たち。体育館の床に(自らの行為によって)叩きつけられるぼっち。泣きながら笑うリョウときくり。ここのリョウ大好き。

その後保健室で目が覚めるぼっち。今回は知ってる天井ですね。
ここで喜多ちゃんのひとりちゃん呼び!いいですね^~

その後、新しいギターを買いに行く日常ギャグパート。8話もそうでしたが、こういう緩急のおかげでずっと楽しく見られますよね。ゲーミング虹夏大好き。原作からいくつかカットされてるシーンがあるのですが、はて、いつやってくれるんですかね…?

ここでエンディングが流れます。そうです。アレです。



アジカンの大名曲、「転がる岩、君に朝が降る」の結束バンドカバーVerです。歌唱は満を持してぼっち(青山吉能さん)です。

いや…こんな完璧なエンディングが存在していいんですか?タイトル回収だけでは収まらず、曲のカバーまで…深夜の12時半、めっちゃデカい声出ました。


今作の音楽ディレクターを務められている岡村弦さんのツイートの通り、感情抑えめのぼっちっぽい感じで歌われているようです。声優さんってマジで凄いですね。

最後にぼっちが「今日もバイトかぁ~」と言い、終幕です。あれだけバイトを嫌がっていたぼっちが、バイトが日常化してる姿が見れて、みんなが成長したな…ぼっち…となった瞬間でしたね。

今回、原作2巻中盤までの内容のアニメ化でしたが、満足感凄いですね。セリフを覚えそうなくらい見返しても飽きがこないくらいテンポが良く、演出や各キャラクターの表情が細かくて見返すたびに新しい発見があるような素晴らしいアニメでした。曲も何十回も聴いてるはずなのに、「あぁ…良い…」としみじみ感じてしまいます。

視聴者全員が思っていることですが、2期が待ち遠しいですね。しかし、編曲担当の三井さんが楽曲を作るのに2年程かかっていると言っていたことや、制作会社のCloverWorksも他アニメの制作で多忙なことから近々の実現はかなり難しそうです。いつまででも待っているので、ぼざろに関わる方々にはぜひ健康でいてほしいです。

楽曲紹介 Part2


はい!2万字超えました!これを書き始めてからすでに3週間以上経っているので流石にもう終わらせたいです。でもいざ書き始めるとキーボードを叩く手が止まらない止めらんないんですよね。早速まいりましょう。


忘れてやらない

高校を卒業して10年以上経ちますが、時が経てば経つほど沁みる歌詞です。マジで闇しかない高校生活を送っていない限り沁みるのではないでしょうか。再三言いますが、本当にバンドしてて良かった…

「忘れてやらない」ってあまり聞かない言葉ですが、「忘れない」って言葉より感情が増幅されている印象を受けます。

青い春なんてもんは
僕には似合わないんだ

「なんてもん」って表現、蚊帳の外感が出てていいですよね…

それでも知ってるから一度しかない瞬間は
儚さを孕んでる

その通りすぎるけど、なんでぼっちそんなこと知ってるんだよ!?この子の作詞センス、回を追うごとに進化してますよね。図書館で過ごしていただけでは浮かばない、結束バンドに加入したおかげで見る世界が広がり書けた歌詞なのでしょう。

絶対忘れてやらないよ いつか死ぬまで何回だって
こんなこともあったって 笑ってやんのさ

俺も忘れてやらないからな!バンドしてたことも、「うわ…」みたいな目で俺を見てきたあの子の顔も死ぬまで忘れてやらないからな!

笑ってやんのさ、って表現がこれまた良いですね。10年後も20年後も、結束バンドのみんなで集まっていてほしい。学生時代の思い出話で笑っていてほしい。

嫌いな僕の劣等感と 他人と違う優越感と
せめぎあう絶妙な感情 いったいなにやってんだ

分かりすぎるうううぅぅぅぅぅ!!!!
逆張りマン特有の「俺はお前らパンピーと違ってこんなスゴイことしってるんだぜ、ハァ~…この良さを知らないなんて哀れだな…」という勝手な優越感と、そんなパンピーたちの輪に入れない劣等感が交互に襲ってきて、ほんとになにやってんだろう…ってなるんですよね。痛い!心臓が痛い!

俺はあんたらと住んでるところが違うから"あえて輪に入らない"、と自分を騙しているだけで本当は"入れない"んですよね。だって俺が入ったら、「え…なんで〇〇くん入ってきたの…?」ってみんな思うんでしょう!?
まぁ入ったところで全く喋れないのですが…

オトナほどクサってもいなくて
コドモほど天才じゃないが
僕は今 人生の中間だ

ぼっち、人生2週目だろ?
高校生が人生の中間なんて、当時は思いもしなかったです。
そう知ってたら、もっと頑張れたのにな…ハハッ…


星座になれたら

来ました。とんでもない曲です。究極のラブソングと言っても過言ではないのでは?

散々言われていますが、これはぼっちが喜多ちゃんに向けている想いを歌詞にした…と見せかけて実は喜多ちゃんもぼっちに対して同じようなことを想っている…マヂムリ尊すぎ

いいな君は みんなから愛されて
「いいや僕は ずっと一人きりさ」

ぼっちはコミュ障なだけで、決して人と関わるのが嫌いなわけではないです。むしろチヤホヤされたい欲望だけでギターを頑張っていました。そんな中現れた喜多ちゃんという光の存在に憧れを抱いています。が、そんな自分と正反対の人間を間近で見ていると、自分はこう成れないなと悟ってしまう半ば諦めのような気持ちを「いいや僕はずっと一人きりさ」の歌詞に込めているのではないでしょうか。

君と集まって星座になれたら
空見上げて指を差されるような

でもそんな喜多ちゃんと一緒にバンドをして、みんなが認知してくれるような、星座のように夜空に輝くような存在になりたいというのがぼっちの願いなんですよ!!!おい泣けるで!!!

つないだ線解かないで
僕がどんなに眩しくても

ぼっちにとってやっと見つけた自分の居場所。絶対解きたくないですよね。でもリアルの結束バンドはそうそう解けないので大丈夫!

「僕がどんなに眩しくても」の部分は、ギタリスト、というかバンドマンとしての喜多ちゃんとぼっちの関係性を表しているのではないでしょうか。ギターの腕前だけはプロ級と言ってもいいぼっちですが、喜多ちゃんはド初心者です。ぼっちがダイブして保健室で目覚めた時に喜多ちゃんが「私には人を惹きつけられるような演奏は出来ない」と言っていた通り、ぼっちのギタリストとしてのカリスマ性には憧れつつも及ばないと感じているのでしょう。

喜多ちゃん自身もものすごく努力していますが、周りとあまりに腕前に差がありすぎてひょっとしたら喜多ちゃんが結束バンドから居なくなってしまうのでは?とマイナス思考のぼっちが考えていても不思議ではなさそう。

実際この時点では、喜多ちゃんがバンドに懸ける想いは他の3人と比べたら薄いように思えます。原作の3巻でも、ぼっちに悩みを打ち明けるシーンがありましたし(ギターのことではないですが)

それでも、ぼっちは喜多ちゃんを特別な存在だと思っているが故に「つないだ線解かないで」という願いのようなフレーズが出てきたのでしょう。

月が綺麗で泣きそうになるのは
いつの日にか別れが来るから


そんなこと言うなよ!!!!!!!!!!!

でも、ぼっちらしい歌詞です。

変われるかな夜の淵を
なぞるようなこんな僕でも

いいや僕は一人きりさ、と言っておきながらもやはり変わりたいと望んでいるんですよね。「夜の淵をなぞる」というフレーズで孤独感を表せているのは本当にすごいです。

遥か彼方 僕らは出会ってしまった
カルマだから 何度も出会ってしまうよ

ここネットサーフィンしてたら凄いこと見つけてしまったんですが…

・「遥か彼方」と「カルマだから」で韻踏んでる
他の曲でもちょくちょく見られますが、結束バンドの歌詞はよく韻を踏みます。樋口愛さん作詞の曲によく見られますね。さらにこの2つ…

・二つともアジカンとバンプの超名曲

とある方のブログに書いてあって「ハッ!?」としました。そういえばそうじゃんなんで気づかなかった…しかも…

カルマの「必ず僕らは出会うだろう」
この曲の「何度も出会ってしまうよ」

これ絶対狙ってますよね!?樋口愛さん天才すぎんか!!?

何度も聴いていたはずなのに、今更これに気付くとは…
遥か彼方でも、「君じゃないなら意味はないのさ」とも言ってるし…
たまんないですよ本当。近年邦ロックの勢いが弱めですが、こんなことされたら蔑ろに出来ないよ。もう大好き。

つないだ線解かないよ
君がどんなに眩しくても


これもう告白だろ。
1番の歌詞は「解かないで」でしたが、今回は「解かないよ」になってます。ぼっちにとって喜多ちゃんが眩しい存在なのは、ギターと孤独と蒼い惑星の「眩しい眩しいそんなに光るなよ」という歌詞からも明らかです。でもそんなダサい影のぼっちが「解かないよ」というくらい喜多ちゃんのことを信頼するようになっています。ああぁぁ^~たまんねぇ~~!!

また、12話のライブシーンで喜多ちゃんがここを歌うとき、横目でぼっちのことを見ています。ぼっちが思っていることは、喜多ちゃんも思っていることだったんだと推測できます。相思相愛すぎる…(昇天)

他のアルバム収録曲も全部書きたいんですが、さすがに疲れてきたしぶっちゃけ早く書き終えたいのでここまでにしときます。ただ…

フラッシュバッカーはガチ神曲です。これだけははっきりと伝えておきたい。

終わりに


くぅ~疲れましたwこれにて完結です!

まさかリアルにこれを書く日が来るとは。最後まで書ききる勇気はありませんでした。

当初は5000文字くらい書ければ上々だと踏んでいたのですが、気づけば20000字を超えています。長くなった代償に、書き始めてから1か月近く経とうとしていますが。

正直、書き足りないことがたっくさんあります。知り合いと一緒に同時視聴しながら【ちょっと待てぇ!】ボタンを用意して「ここ良いよねぇ~!」と酒飲みながら語り合いたいです。

今回は自分の印象に残ったシーンや楽曲、悲しき自分語りをつらつら書きました。なるべく読みやすい文章にしようと心掛け、何度も書き直したりしていますが、こればっかりは世に出してみないと分かりません。

もしここまで読んでくださった方がいて、内容に少しでも共感していただけたなら割と本望です。そして、我々は素晴らしい作品と出会ったのだということを改めて感じていただきたい。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
最後にこの言葉を贈って終わりにしましょう。


Thank You


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