見出し画像

LIFE SHIFTの要約と解説

最近暗いニュースって多くない?

-後期高齢社会に突入-

今の若年層の年金てちゃんともらえるの?

-AI(人工知能)の発展-

今の仕事ってなくなっちゃうの?

-外国人の出稼ぎ労働者急増-

日本人の仕事って奪われちゃうの?

こんな疑問を頭の中で抱えてる人って少なくないんじゃないだろうか?

メディアでも今後の日本の先行きが暗いだとかマイナス的な発言も聞こえてくるし

ぶっちゃけ不安が勝つよね?

今回はその不安の特効薬として

"LIFE SHIFT "という本を紹介したい。

結局世の中の実態が不透明で

どう対処すればいいのか?

これがわからないから、不安になっちゃうわけだ。

この本には

今現代の社会の状況を把握し

これからの時代にどのように適応していけばいいのか?

そのヒントが書かれている。

本の内容をザックリ解説していこう。

まず、この本の前提として

これからは"人生100年時代"だということをありきで話を進めている。

これは医療サービスの向上により今の20代のへ平均寿命は100歳を平均で超えてくる時代だと
色んな統計分析から証明されている。

その前提で生きていきましょうね
というものだ。

"寿命が引き上がることで何が起こってくるのか?"

従来の鉄板的な人生モデルとして

学校を卒業したら

働いて

60歳あたりに定年退職して

年金と貯蓄で老後を平穏に生活する

この教育課程、仕事課程、引退後の生活課程の3ステージで人生を送ることが王道パターンだったわけ。

この生き方が通用しない時代がこれから訪れようとしている!?

さっきの前提通り100歳まで寿命が引き上がること

企業、公的年金制度の破綻

この2つが原因だ。

昔は会社で雇われることで、

企業年金が貰えたりとか公共の年金で老後の生活資金が賄われていたわけだな。

でも今はどうだろう?

企業年金なんて今時貰える会社の方が少ないし、公共年金ですら国の資金調達が追いついてない状況だ。

老後に貰えるお金が減るのに関わらず
寿命の引き上げによって老後の人生が伸びるわけだから

老後生活が益々圧迫されるのは必至の時代がやってくる。

具体的に説明すると

この本の中では現70歳、50歳、20歳の年齢別に事例を挙げて、それぞれの生き方について解説している。

今70歳で高齢期に突入している人は今まだ企業年金と公共年金に加えて、勤労時期に年間所得の4%を老後の生活資金用に貯蓄しておくだけで老後の生活を賄えたわけだ。

今50歳の中年層の人は、企業年金を貰えない人も出てきて、公共年金も引き下がっきてるから

老後の生活資金を確保するのに勤労時期に必要な貯蓄額は17%に引き上がっている。

20年でこれだけ差が出てくるのはちょっと驚き(笑)

では今の20歳はどうか?

やっぱり益々老後のしのぎは厳しくなる見通しで、年金はまず期待できない。

したがって労働収入からの貯蓄で賄わなければならない。

じゃあどれぐらい必要になってくるのか?

なんと、年収の25%の貯蓄が毎年必要になるらしい。

これはけっこうエグい。

仮に年収が300万なら年間75万は貯金に回す必要がある。

何がエグいかって、あくまで老後の自分の生活資金の話だから

結婚して養ってる家族とか、子供の教育費だとか色々出ていくお金をさし引いて25%も貯蓄に回す必要があるってこと。

今の20代で25%も貯蓄してる人がどれだけいるのだろうか。

ちょっと考え物の話よね。

だから20代は人生戦略的なところはかなり考えた方が良いところ。

次にこの書籍は上の各年齢層別にどうゆう生き方をすべきなのかを提示している。

70歳の人達は平均年齢は退職してから約8年は生きると仮定した場合に年金と今までの貯蓄で乗り切れる。

50歳の人達は年金と貯蓄だけで生活するのはちょいとシビア。

さらに、自分の子供達に財産を残してあげないといけないと考えると

引退期間を引き延ばして働くか、今の仕事にプラスαで副業をする生き方がスタンダードになる。

20歳の人達に関しては100歳まで生きることを前提に、人生設計を立てる必要があるということが書かれている。

では今を生きる若者達はどう生きていけばいいのか?

やはり資産作っていくために動いていくべきと説明していて、

この本に書いてる資産の定義は

有形資産(不動産とか株式とか、預金とかの金融資産)よりか無形資産(人脈、スキル、健康)が重要だとしている。

無形資産

生産性資産

(お金を稼ぐためのスキルと知識、経験、ビジネス的人脈=ポッセ)

活力資産

(健康な状態を保ち、ストレスのない状態)

変身資産

(人生の途中で柔軟にステージを切り替えられるための能力と意思)

の3つの資産に分かれている。

もうちょっと詳しく説明すると

有形資産を作るためにお金を稼ぐスキルや知識といった有形資産を身につけていく。

そのために自分が常に動ける状態にするために変性資産として、ストレスの捌け口を確保しておくこと。

そして、主な収入源が急遽無くなった時に柔軟に次のステージに進めるように

転職スキルや次の仕事なりビジネスを紹介してもらえるような人脈、新しいことに前向きにチャレンジするマインドが変性資産になるから
この辺を固めていきましょうねということだ。

イメージとしては無形資産が有形資産へと形を変えていく感じ。

では、どのようにして資産を構築していけのか?

この本では3つの段階に分けて推奨している。

1.エクスプローラー

前述した有形資産を作るために、

20代〜30代は自己理解に集中する時期。

よくあるのが、大学在籍中とか卒業してから就職せずに世界を1周したり、定職につかず色々な業種やビジネスにチャレンジしたりと

1世代前の人には否定的だった生き方かもしれないけど

100年生きることを考えたら、

先が長いんだから、まず自分に対する理解を深めてどんな働き方が向いてるのか軸を定めるのに必要な時間だ。

だって20歳って人生の1/5なんだから色んな視野や経験、知識、スキルを養うべきよね。

2.インディペンデントプロデューサー

これはエクスプローラーの課程を経て、養った知識と経験を使って

今までの仕事で積み上げてきたキャリアとは別に自分で起業する時期。

例えば飲食店を自分で経営してみたり、不動産の営業から個人でルートを作って独立したりがそうだね。

3.ポートフォリオ ワーカー

仕事のポートフォリオを組む生き方。

複数の仕事を同時進行にこなし、

複数の収入源を持っていく生き方。

例えば飲食店の経営をしながら、他の業界の事業を展開していったり色んなフィールドで戦っていく時期のことね。

ポートフォリオワーカーになってる頃には無形資産もそうだけど、有形資産も必然と増えてくるっとことだね。

とまあ、こんな感じで従来のセオリーである学校教育課程、仕事課程、引退課程の3ステージは崩壊していって色んなシナリオを持って生きる人達が増えるってこてを言ってるわけだ。

ここまでが本に書いてある要点を絞った内容だけど、

結局は20代で何を知って、経験しておくべきかが大事だってこと。

本には書いてないけど個人的には時間が1番尊い資産だと思ってるから、その使い道は1番注意が必要な気がするけどね。

この本400ページはあるから、どうしても内容が薄くなってしまうけど、
もっと具体的な内容が知りたい人は是非読んでみてね👍🏻


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?