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カリンバとウルフトーン

ウルフトーン(英 : wolf tone)とは演奏音と楽器の胴体の共振周波数が一致した時に発生する、原音の周波数を増幅/拡大した、持続し共鳴する人工的な倍音である。周期的な唸りを伴う事が多く、それが動物の狼の吠え声に例えられた事からこう呼ばれる。
Wikipedia

チェロと違って、カリンバから唸り声が聞こえることはないのですが……。

カリンバのウルフトーン

これはammoonの箱型カリンバの音です。

このカリンバはD5の音がとても強く、しかも鳴ったと思ったらすぐに減衰してしまいます。(G5も少し痛い。)

箱からDの音がする

箱をコンコンと叩くと、DとGの音が強く聞こえます。

解析してみると、やはり周波数のピークはD・G付近。

596Hz = D5 + 25.3cent
791Hz = G5 + 15.4cent

おそらく、箱がD5キーの振動を短時間で吸収し、このような響きになってしまうのではないかと思います。

箱の周波数特性を変える

要するに箱の固有振動を抑えられれば良いのだと思い、いろいろ試して、ピアノ椅子の上に置いて弾く形に落ち着きました。音もスッキリしています。

音楽アプリ

周波数の解析には「Audacity」という無料アプリを使いました。

Audacity 3.1.2
macOS Monterey 12.0.1

とりにえさをあたえるぼたん