第5期TOPANGA CHAMPIONSHIPの見どころと展望を考える

 19日に予選ブロックの開幕を控える第5期TOPANGA CHAMPIONSHIP、ついにタイトルをスト6に移し、この大舞台が開かれることになった。
 今回は総勢27名のプレイヤーが参加。3つのブロックに9名ずつに分かれ予選のリーグ戦を戦い、各ブロック上位2名+各ブロック3位の3名の巴戦の勝者1名の計7名の決勝リーグという流れ。

すでにブロック分けは終了しており、割り当ては下記の通り
https://twitter.com/topangajapan/status/1800175419595071988

https://x.com/topangajapan/status/1800175422929605047

https://x.com/topangajapan/status/1800175426092122263

 
 以上の組み分けだ、では各ブロックごとに見ていこう

Aブロック()内は使用予想キャラ
板橋ザンギエフ (ザンギエフ/マリーザ)
ウメハラ(豪鬼/ケン)
翔(豪鬼/JP)
藤村(豪鬼/ケン)
ボンちゃん(ルーク)
ヤマグチ(エド/DJ)
もけ(春麗)
りゅうきち(ケン)
cosa (ケン)

 イヤー2調整直後ということもあり、イヤー1で使用していたキャラの稼働も排除できないため、2キャラ運用がなさそうなケースでも併記をさせていただくことにした。

 9人中5人が豪鬼とケンといういわゆる道着キャラというやや偏ったグループ編成、そこにザンギエフ、春麗、エド、ルークが加わっている。
 最大の見どころというと、調整で強化されたザンギエフと新キャラ豪鬼のぶつかり合い。巷ではザンギエフ有利とされているこの組み合わせを豪鬼使いたちはどのように攻略してくるのか。そして評価を伸ばしているケン対豪鬼の道着キャラ同士のぶつかり合いと、話題は恐らく豪鬼とザンギエフが中心になるのは間違いないだろう。
 その他には調整を機にキャラ変更をしたヤマグチのエドの動きや、ドリームハックスウェーデン大会を大幅に弱体化したルークで2位に輝いたボンちゃん。調整後での大きな大会は初のもけ春麗と話題性ばっちりのグループだ。
 勝ち抜け予想というのはこのレベルとなると非常に難しいが、個人的に板橋ザンギエフ、もけ、ヤマグチの3名はかなり勝ちそうな雰囲気がある。豪鬼は実装1か月経たない状況でこの総当たりを勝ち切るのは結構しんどそうに見えてしまうのだが、ウメハラ、藤村、翔の3人とも対応力が非常に高いプレイヤーなのでその動きには期待したい。そしてヤマグチ、とにかく不気味というか情報が無い。そしてそんなときの彼は強い。そのイメージが私の中で固まってしまっている。

Bブロック

ももち(エド)
ふ~ど(エド/DJ)
ひぐち(ガイル)
マゴ(ジュリ)
カワノ(豪鬼)
竹内ジョン(ラシード)
ぷげら(エド)
かずのこ(キャミィ)
立川(Mエド)

 奇しくもAブロックと同じく、キャラが固まることになったBブロック。9人中4人がエドを使うであろうと目される。しかもその中でマゴのジュリ、中距離戦の駆け引きが天才的なかずのこのキャミィ、懐から出てきそうなふ~どのDJなど、エドが比較的苦手としている距離を詰めやすいキャラも一緒にブロックに入っているところも特徴。
 そんな中でいち早く豪鬼で大会結果を出したカワノと、今シーズン最強キャラと目されるガイルの日本トップであるひぐち、今注目を集めるラシードの竹内ジョン。
 エド4人衆はドリームを追うももち、今シーズンからキャラ変更を行ったふ~ど、エド実装から使用を開始し、独自攻略に定評があるぷげら、今回唯一のモダンプレイヤーであり直近の大会で結果を出した立川。

 予想なんてできやしないが、エド戦での星の稼ぎ方が重要になる点で同キャラから有効なキャラにずらせるふ~どが少し優位性を感じるものの、メインに据えそうなエドの方を急ピッチで仕上げなくてはならない難しさもあり、その中でもキャラの前評判も実力も高いひぐちが勝ち上がりそうな雰囲気。
 全体的にみると対空に難しさがあるエドが、豪鬼やキャミィ、ラシードといった奇襲ができるキャラに対してどうやって戦うのか、そしてモダンプレイヤーの希望である立川がモダンの利点を生かして勝ちをつかむのか、その辺も見どころになりそうだ。


Cブロック
鶏めし(ダルシム)
sako(豪鬼/春麗)
ときど(ケン/豪鬼?)
シュート(豪鬼/マリーザ)
ひびき(リリー)
ガチくん(ラシード)
ひかる(A.K.I.)
水派(キャミィ)
こばやん(ザンギエフ)

 CブロックはA,Bとは裏腹に非常にバラエティに富んだ布陣となった。もしかすると9人ともキャラ被りなしになる可能性もあり、さらにマニアックなキャラが大量でキャラ対策にも頭を悩ませそう。
 非常にバランスが良いと言われるイヤー2調整の中で、強キャラへのメタキャラとして活躍を期待されるダルシムをキャラ愛で使い続けてきた鶏めし。大幅強化を受けもはやイヤー1とは別キャラなのではという声があるA.K.I.を実装よりずっと使い続け、全一と目されるひかる。現状ラシード全一のみならず、日本最強プレイヤーの呼び声も高いガチくん。豪鬼といえばというイメージの中、現時点ではケン一本宣言をするときど。前年からリリーの評価を一人で上げてきた男ひびき。業界最年長プロでありながら、テクニックは右に出るもの無しのsako。予想外のキャラ変更でどのような形を見せてくれるか楽しみなシュート。非常に攻撃的なプレーを見せてくれる水派。きつい予選を勝ち上がったにも関わらず、ダルシム、リリー、A.K.I.、マリーザと同じブロックに放り込まれてしまった若きザンギ使いこばやん。 

 このブロックについても予想はかなり難しい。その中でも目立ちそうなのがやはりガチくんだろう。先日のスト5オールスターのようなトップ8になったドリームハックダラスを凄まじい内容で制したやり込みの化身。イヤー2では全体的なバランスがより丸くなったこともあり、厳しい組み合わせも減少。結果として彼に追い風が吹いているようにも見える。
 そしてもう一人上げるとするならばもちろんときど。ドリームハックダラスと同日に行われたBAMで見事優勝。豪鬼に手ごたえを得ることはできなかったようだが、元々使っていたケンはよくなじむようで、抜群の勝負強さを見せている。
 もう一人上げるとするならひかるをプッシュ。今イヤーのA.K.I.はかなり強いのではと個人的に思っているので、彼の活躍に期待したい。
 とにかくこのブロックはキャラがばらけていて、しかも使用人口が少ないキャラが詰まっている。どのキャラも行ける組み合わせと行けない組み合わせを持っているであろうブロックなので、おそらく一番見ていて面白いだろうと思う。プレイヤーは大変だろうが、その分視聴者は面白いのだ。


以上ざっとブロックに触れてみたが、とにかくどれも予想が立たない。なぜならばまだ今年の調整になってから1か月も経たず。キャラの強さも定まっていないからだ。逆に言えばこのトパチャンで一旦の趨勢が垣間見えるのではないだろうか。とにかく19日の開会が楽しみである。



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