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きみだけのマジックアワー

先日ね、人に連れられて久しぶりに岩盤浴なんぞに行ってきたんですよ。サウナとか結構好きな方なんで身体あっためて超気持ちよかったんですね。でもその施設がちょっと怪しい感じで、新規顧客の私に向かってスタッフのおばちゃんが一生懸命説明するんです。岩盤浴の効率的な入り方みたいな、チュートリアル的なアレかな?っつって、この俺様に今更そんな説明など…っつって脳4分の1くらい使って流し聞きしてたんですけど、なんかだんだん様子がおかしいことを言っていることに気付いて、よくよく聞いてみたんですね。そしたらおばちゃん、うちの岩盤浴は世界一なんですってなんかスケールでかいこと言ってるんですよ。自分的には田舎の片隅で世界一ってパワーワード使うだけでだいぶチャレンジャーだなって感じなんだけど、何が世界一なのってここの岩盤浴で使ってる石が青森県の恐山から持ってきた特別なもので、なんでも波動値が世界で一番高いんですって。おばちゃん曰く波動って大地のエネルギーで、高ければ高いほどよくて石に触れているだけで人間の免疫力をあげて癌やコロナの予防にもなるんですって。そんな夢みたいな石があるんだ〜!サイコ〜!って言えるほど当方空気の読める大人じゃなかったんで途中から天井見てたらいつのまにかおばちゃんはいなくなってたんですけど、家帰ってRunway観てたら気づいちゃったんですよね。あっ、仲村冬馬、波動値高すぎ?っつって。

前置き長すぎてすいませんでした。Runwayの話をせずにいられなくなったので許してください。でもほとんど冬馬の話です。冬馬が王族の方かなんかだって気づいてしまってから、今でもRunwayを聴いて泣いたり暴れたり壁を殴ったりしています。日プS2が終わってもう2週間経ってるのバグじゃない?

ファイナルはどんなに泣いても他人に迷惑をかけないように一人でネカフェの個室取って観てたんですけど、一足先に柾哉が全ての練習生の思いを背負ってもう半分呪いみたいな顔をしながらOneを踊り切るじゃないですか。あんな顔、もののけ姫でエボシとサンの闘いを止めるのにゆっくり歩いてくるアシタカくらいしか出来ないですよ。番組中あんなに自己主張の強い柾哉を見たことなかったんで、あの病み日記の「僕を見てよ」の伏線回収しちゃったじゃんって思ったりこれから順位発表とかいう残酷物語が待ち構えてることを考えたりして垂直に涙飛び出しましたよね。そんなこんなで地獄を観たあとの私に飛び込んでくる、真っ白い風景がRunwayなわけです。

Who is the center?の文字が割れて冬馬が出てきたとき、なんか自然に脳内言語が英語になったんです。いや英語なんて全然喋れないんで口から出てくるのはToma,I Love you…とかいうECCジュニア2・3歳児コースに鼻で笑われるレベルのセンテンスだけなんですけど。ちなみに私が冬馬をずっと呼び捨てし続けているのは英語圏の人格が残っているからで、一応日本人なんで冬馬と記載しているだけで、マインドは常にTomaと呼んでいるつもりです。

バックにいる練習生たちに、冬馬がちらりと視線を流してステージ中央まで歩くじゃないですか、冬馬はここで「さぁみんな、ついておいで」って言ってるんですけど(言ってない)、この視線だけで彼の持つ慈愛の心を、愛に溢れたバックグラウンドを、全て詰め込んだような一瞬に感じられてしまって、ああ神ってこうやって君臨するんだなって理解してしまいました。未来永劫語り継がれる瞬間だと思います。で全員真っ白の衣装でしょ?死後の世界にしか見えないし、てかさっきまでOneとかいう地獄見てたし、まさに順位ひとつで天国と地獄を分けてしまうプデュという世界じゃんってとても混乱していました。そうこうしているうちに練習生たちはステージに到着して曲が始まるわけですよ。歩めFoever、夢の扉開くよRunway…、何回聴いてもここが教会の鐘の音に聞こえてしまって、まさに「天からのお迎え」としか思えなくて、そこから雲をかき分けるように少しずつ盛り上がって、全ての霧が晴れたサビでオアシスに到着するあの感じ。更に冬馬の「I'm not afraid at all(僕はもう何も恐れない)」を合図に顔を出すギターのカッティングが気持ちよくて、こんなネバーランドをファイナルに持ってきたスタッフはよほどの天才か国プの脳をいじくり回して遊びたいマジのサイコパスかどっちかだなって確信しました。

でもよく考えたら、私自身仲村冬馬を王族かなんかだと思い始めたのってわりと最近で、ゴリゴリの笹プやらしてもらってるんでグル評のI need Uは弁当少年団しか見てなかったみたいなところがあって、相手チームに冬馬がいることをあんまり意識してなかったくらいなんですよね。パフォーマンスに悩んだ子に優しく声をかけてる姿が印象的だったので元々好感度の高い練習生ではあったけど、そもそもの基本情報を全く知らなかったんです。なのに最初のちょっとした視線ひとつで、彼の全てを思わせるような肯定感をテレビ越しに電波に乗せてしまう、そのポテンシャルの高さに感服してしまったわけですよ。あの一瞬で冬馬の育ちの良さだったり冬馬自身が全ての人間を愛していることが本能で理解できる。そんなパフォーマンス後にも先にもないですよ。私は冬馬のことを何も知らないのに、彼の心に触れてしまったんですから。

のちに公開された国プの傷を開いて中身を取り出して足で踏みつけて地面に擦りつけるみたいな人の心ゼロ映像ことファイナル未公開では、冬馬が「俺に約束してほしい、これが終わっても夢を諦めずにもっともっと上を目指して、頂上でみんなとまた一緒に会おう」と説いているじゃないですか。その時の目といったらもう全てを悟ってるようにしか見えないんです。この人、生後0ヶ月で山伏とかやってきたんか?みたいな説得力があるんですね。本人はバリ島の出身なんですけど。バリ島ってこんな神みたいな人がポンポン生まれる場所なんですか?

私は神に限りなく近い行いができるアイドルがすごく好きなオタクだという自覚があって、そうでなくてもそんな風に自分をプロデュースできるアイドルも好きなんです。でも冬馬の場合は自分をよく見せたいとか、こんな風に着飾りたいとか、そういう独りよがりな主張は全く感じられなくて、むしろ裸の自分自身を見てもいいよ、どこからでもおいでって言ってくれるような安心感があって、この人にプロデュースって必要ないんだな、この人自身が既に下手なアイドルよりもアイドルなんだなって思っちゃうんですよね。逆に冬馬に半端なプロデュースを施す輩がいたら私はブチ切れる。その前に雷とか落ちてきて天が冬馬を守るんだろうけど。それになんだかんだで1位に近い練習生がセンターをやりがちな傾向がある日プのファイナルという場で、Runwayを与えられた練習生たちが冬馬をセンターに選んだの、短時間なのに楽曲の解釈度完璧すぎて恐ろしいです。川尻蓮はYoungの擬人化だと信じて疑わない私だけど、今回の場合仲村冬馬はRunwayの擬人化だと言っても過言ではないと思っています。そんな冬馬がメンバーから漏れてしまっていることが本当に信じられないし、冬馬の慈愛の心が一刻も早くこの世界を救うことを今でも期待し続けています。長々とすみませんでした。I love you guys…

★追記
なんと2021年11月18日、OCTPATHというグループで冬馬のデビューが決定!!おめでとう!!!!Big love!!

#produce101Japan_season2
#仲村冬馬