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KAC2023 DDR女性部門 決勝ラウンド(23/11/25)

PO(ぽ)と申します。
今回出場させていただいたKONAMI Arcade Championship 2023 DanceDanceRevolution 女性部門 決勝ラウンドについて振り返り、記録に残そうと思います。

最後までお読みいただければ幸いです。

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決勝ラウンド

各予選ラウンド2位(ANDOCHAN,RABBIT)はレベル14〜15
1位(PO,MSKNP)はレベル14〜17を選曲可能でした

1曲目 osaka EVOLVED -毎度、おおきに!- (TYPE3)(激15) ANDOCHAN選手選曲

ANDOCHAN選手に関する情報がほとんどなかったのですが、予選ラウンドの結果を見ると変速・テクニック系の楽曲のスコアが非常に高く、決勝では癖の強い楽曲を選曲してくる可能性が高いと考えていました。
そのため、osaka EVOLVED -毎度、おおきに!-はTYPE1〜3まで全てしっかり練習をしていました。

しかしその中で唯一不安を払拭できなかったのがTYPE3のフリーズアロー混じりの縦連地帯の認識・処理でした。

まさにその地帯で譜面を踏み間違えてしまい、大きく失点してしまいました。

フリーズアローは始点にリズムごとの色がついておらず、また緑色で画面が大きく覆われてしまうことから通常の矢印と比べて認識がしにくいことがあります

不安を残したまま試合に臨んでしまったという後悔、そしてミスにより1位を逃してしまった悔しさが残りました。
ただ、基本的な精度については普段通りの力を発揮することができたと思います。

2位 2pt獲得(累計2pt)

2曲目 Better Than Me(激15) RABBIT選手選曲

Better Than MeはRABBIT選手に選曲される可能性が最も高いと予想していた楽曲だったので、前日まで練習をしていました。

ただ本番は判定の遅さに上手く対応することができず、RABBIT選手と1点差で2位フィニッシュ。

1,2曲目ともにとても悔しかったですが、3,4曲目はどちらも絶対に1位を獲って優勝しようと気持ちを切り替えました。

2位 2pt獲得(累計4pt)

3曲目 ALPACORE(鬼17) PO選曲

一見するとただの体力譜面なのですが、実は足運びを覚えておかないととっさの対応が難しい箇所が6つほどあります。

譜面の攻略メモ

「相手の苦手を刺す」というよりは、自分が確実に1位を獲ることができる(4pt獲得することができる)選曲を意識しました。

1位 4pt獲得(累計8pt)

4曲目 ΔMAX(鬼17) MSKNP選手選曲

ΔMAXはMSKNPさんの選曲としてかなり早い段階から予想をしていたので、1クレ目からΔMAXを踏む練習を何度も行いました。

本番は最後の方で足が固まってしまいとてもつらかったですが、最後まで諦めずに踏み切ることができました。

1位 4pt獲得(累計12pt)
私の1クレ目練習と同じラインナップをAPINA VRAMeS DDRチームのMAMURU3選手、NOTTY選手がプレイしてくれていました
つらいアップなし練習のモチベーションを保つことができ、またスコア水準の参考にもなったのでとてもありがたかったです
アピナ荻窪店さんには大変お世話になりました

結果

2連覇を達成することができました!!

所感

対策方法について

他選曲の予想はある程度立てていたものの、基本的には「選曲可能な約500曲のうちどんな曲が飛んできても対応できる」ことを目標に練習・対策を行っていました。

ただ、短い対策期間で全曲を筐体上で完璧に練習することは現実的に不可能なので、
各譜面を以下の3つに分類し、なるべく効率的に練習を行っていました。

① 自分の地力で何も意識しなくても対応でき、光らせられる
→譜面動画での復習のみ行う(例:ほしのつくりかた激、Sakura Reflection激、Be a Hero!激)
② 足運びを覚えていないと対応できない
→譜面動画でポイントを確認した後、筐体上でプレイし確認する。ただし回数は積まない(ALPACORE鬼、Truare!激、Hunny Bunny激)
③ 判定やソフラン、ギミックなどに癖があり、光らせるのが難しい
→BPM変化などを覚えた上で回数を積み、とにかく慣れる(例:阿波おどり -Awaodori- やっぱり踊りはやめられない激、ACE FOR ACES激、Concertino in Blue激、JOMANDA激鬼)

この対策の成果が、決勝1,2曲目の2位という結果に表れたと思います。
解説のgahouさんが「防御力」と表現し褒めてくださったのはとても嬉しかったです。

女性選手として その後

The 10th KAC 女性部門で優勝してから、BPL S2でプロ選手となったはじめの頃までは「男女差をいかに埋めるか」「女性選手としてどのように振る舞うべきか」をどこかで意識してしまっていました。
しかし、BPLで男性選手と極めて対等な立場で勝負に臨み、彼らの圧倒的な熱量に直接触れる中で、自分が「女性である」という意識は自然となくなっていきました。

オフシーズンの練習でも「このスコアを本番で出してプロ選手全員に勝てるかどうか」の基準で自分のスコアを評価するようになりました。

競技シーンに立つ一人の選手として、次のステージに一歩進めたという強い感覚があります。

さいごに

今大会、特に練習通りのパフォーマンスを発揮することができなかったという点で個人的な課題は多く残りました。

しかし、優勝できたことは素直にとても嬉しいです。
応援してくださった皆さん、そして私を支えてくださった周りの方々へ、本当にありがとうございました!

これからもたくさん努力して、強くなります。
ずっと応援してくださったら嬉しいです。
また会いましょう!

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