between two worldを聴いて感じたこと

皆さん
miliのbetween two worldという曲をご存じでしょうか?
まだ、聴いたことがない人は聴いてみてください↓↓↓

何が良いってmiliの美しい声もですが、歌詞が凄絶なんです。
miliの曲が公開されるとき、大体歌自体は英語なので、字幕を付けて視聴するんですが(最近は公式が和訳字幕を用意してくれている)、その時の衝撃は尋常ではありませんでした。
(歌詞については、権利とか自信がないので、別途確認をお願いします。)

曲の構成としては、前半後半に明確に分かれている曲で、前半が讃美歌のような優しい曲調、後半が暗く激しい曲調になっています。
どちらもmiliの得意分野ではありますが、今回特に自分の中で印象が強かったのは、後半側になります。

これ、歌詞をみて思ったんですが、実はより絶望感の滲む内容なのは讃美歌のような前半なんですよね。
個人的には、後半の内容のほうが前半の打ちひしがれた自分を再構成し、自己を肯定している、とても前向きな内容に感じました。

前半は、無力感、諦め、そういった言葉の似合う内容に対し、
後半は、羽化するかのように繭で自分をつつみ、「新たな自分」になる、最後に産声を上げるといった構成です。

個人的に面白いなと思ったのは、「新たな自分」について、善悪や倫理といった規範からみたときに正しい存在ではないと「自分」でも思っていそうなんですよね。
それでも、これが「自分」だから…というとても自分に対し肯定的な選択に感じました。
失敗したところで、失うはずのものをすべて失ってしまった後だから前に踏み出すしかないといった自棄もあるのかもしれません。(止めてくれる人もいないから…といったような……)

同アーティストのbirthday kidなどもそうですが、悲壮感のあるなかで確固たる意志がみえるの素敵ですよね。

プロムン作品(とコラボしているmiliの曲)、社会に自分を壊された後にとんでもないものに生まれ変わりすぎ問題。

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