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かみさま/みはしの日記(76)


ありとあらゆることがたてかさなりおきて削れている。やりたいことたくさんあるのにへろへろと臥すばかり。弱音のひとつやふたつ吐ける相手でもいればよかったがいないので。そのような相手に心としてもっとも近いのは実はあなたたちなのだが、一番言いたくないのもあなたたちであるが為に。

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全く違う生まれ育ち常識意味文脈のなかで生きる人たちの世界を覗いてきた。昨日。ひどく甘美な希望を覚えた。だって、わかりあえるよとみんな言うけど、なんだ、わからないのが当たり前じゃん。同じ生というだけなのに。共通言語を持っているだけなのに。だからこそ、一瞬でもすべてをわかりあえる奇跡を大事に大事に抱きしめたい。

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自分で言うのもなんだが、私の価値観思考様式などはかなり独特なようだ。勝手に型に押しつけてあてはめて理解されるくらいなら知られたくない。そんな心のせいでたくさんの間違いを犯してきた。少しでも触れて触れようとしてわかってくれるひとがいてくれることは、とても幸運であり幸福に思う。

私の中では一本まっすぐに筋が通っていることも人には途切れ途切れの曲線に見えているのだろうな。きっと。客観視は得意な方だ。客観視したうえでなお主観を貫きたがるから、余計にたちが悪いのだけれど。ごめんね。ごめんなさい。人たち。


こののおとはね、もう誰かに見せる用ではないので、共有とかはしないでくださいね。懺悔なので。神様は目に見えなくてもいるんだって。昨日聞いたお話。でも私にはわからないから、君たちに祈るよ。

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