アダルトビデオレビュー 彼女が3日間家族旅行で家を空けるというので、彼女の友達と3日間ハメまくった記録(仮) 枢木あおい

枢木あおいという不世出の存在について(仮)

 枢木あおいはAV女優として不世出の存在だ。容姿は見る人によって好みがあるだろう。圧倒的な美人ではないし、誰もを魅了できるほどの体つきをしているわけでもない。かわいいと言われているが、かわいいの基準は人それぞれで、わたしはめちゃくちゃかわいいと思っているけれど、そう思わないひとがいても奇異には感じない(眼科の受診をお勧めします!)

 容姿の評価は曖昧だが、それでもなぜ枢木あおいのことを不世出の存在と考えるかと言えば、彼女がAVでみせる表現力の高さと正確さが圧倒的なレベルだからだ。女性は誰でも同じくらい魅力的で、同じくらいAVで映えるポテンシャルを持っているものと私は信じている。けれども問題はそれが発揮できるかどうかで、残念ながらうまくいっている例は多くない。女優が示すべき自身の魅力を認識できていないこと、制作側がそれを汲み取れないことによるアンマッチによるものだと考えている
 もちろん20歳そこらの女の子になにが自分の魅力でウリなのかを理解し伝えせることを期待するのは酷だし(同じ理由で就職活動は難しいのです!)、制作側が一本一本につぎ込める労力には限界があるので、致し方ないところである。専属単体作品のレベルが高いのは、女優のレベルが高いのものあるけれど、この部分がクリアされる構造になっているからでもある
 わざわざ女の子の良いところを活かすことよりも、定型的でも過激な演出をしたほうが売れる、という経験則もあるのかもしれない。残念ながら、バイブを突っ込んでイラマチオさせて泣かせて中出しすれば良い作品という評価軸もあるのだろう

 枢木あおいは自分の魅せ方を分かっている女優だ。AV的な不自然な設定や要求でもそれを理解して、自身の表現として昇華できている。デビュー作をみたときに驚いた。アダルトビデオ(特にデビュー作)に登場する女の子はエッチを恥ずかしがる(快楽堕ちをする)か、エッチが大好きな淫乱系の女性として描かれることが多い
 高級料亭で働く京都出身はんなり美少女はそのどちらでもなくHは好き。でも淫乱ではない。でも恥ずかしくないわけではない、という絶妙なキャラクターを演じた。それ以降も視聴者が(たぶん製作者も)が期待するAVらしさをいい意味で裏切る作品を出し続けている

それがもっとも活かされているのがVR作品だろう。作品の世界が視聴者が立っている世界と地続きであるということを視聴者に納得させることが、その成否につながるものだと思うが、これが圧倒的にうまい。自分がなんの役をしていて、なにを求められて、どう観られているのかが正確に認識できているのだろう。このエロVRがすごい、という在野の企画があるがこれで3期連続で女優賞を獲っているのも納得できる

エロVRで高い評価を得ており、またキカタン女優としてもトップレベルの人気と評価を得ている枢木あおいだが、残念なのはVTR作品で代表作と言えるものがないことだ。代表作がなくてこれだけ評価されているのも不思議なことだが、本当にないのだ。なくてはならないものでもないけれど

シリーズ 彼女が3日間家族旅行で家を空けるというので、彼女の友達と3日間ハメまくった記録(仮)

 このシリーズの初出は、2018年1月の川上奈々美のものでかなりの高評価を受けた。そして二作目の麻里梨夏 富田優衣のものが大ヒットした。二人とも実力のある女優だが(とくに麻里梨夏の表現力は時代トップレベル)爆発的に人気のある女優ではない。女優の人気ではなく作品として評価されたといえる。坂道みるがすごい(ホントにすごい!)など女優が話題になることは多いが、作品自体が話題になるのは珍しいことだ

 なぜこのシリーズが当たったのか。私は距離感と時間だと考えている
 彼女の友達、というのは独特の距離感だ。「男女間に友情は成立するか」という謎かけがあるが、「成立する」と答えないと怒られてしまう。近いけれど近づきすぎてはいけない。好きな人の好きな人なんだから、好意があるかないかで言えば好意はあるだろう。もちろん恋人ではないし、AVや風俗のようにベッドに座るだけで愛情のかけらもないのにセックスが始まる関係とも異なる。その距離感が絶妙だ
もう一方は三日間という時間だ。AVには2つの種類があり、オープニングとエンディングで男女の関係が変化するものと、そうでないものがある。前者のものをドラマ物と呼ぶこともできる。ドラマ物のAVはかつては多かったのだけど、製作コストが高かったり、AVの長尺化が進んだり、ハードさと回数が求められるようになったりで今は随分と減ってしまった。永遠ではなく限らた日数のストーリーであること、時間が経過とともにふたりの関係が不可逆になっていく構造が受けたのではないか
なお、麻里梨夏 富田優衣のものは彼女の友だちが2名で人間関係の緊張感がさらに高まるという要素も加わえられている

 AVの常として売れた作品はその摸倣作が数多く作られる。この「aがn日間oで家を空けるというので、aのbとn日間ハメまくった」にも模倣作が無数に作られている。もちろん似たストーリーだからと言って名作になるわけではない。わたしがここで誰もが涙する「ないたあかおに」の粗筋を書いても、だれも感動させることはできないだろう。重要なのはストーリーだけでなく、その語り方なのだ。このアリスジャパンによる二作にはインスパイア系にはないドラマとしての凄みがあった

絶対見たほうがいい。文句なしに大名作(この辺をFANZAに投稿する★★★★★)

枢木あおいがこの名シリーズに出ることを知り(抜擢だとは思わないけど)期待が高まった。twitterを見ると製作者の手応えも高かったようだ。名作になるだろうし、彼女の代表作といえる作品になるのではないか

文句なしです。大名作、超名作です。今まで見たAVのなかでもトップレベルです。数日か数年経ってこの興奮が醒めたら1位になるかもしれません。ドラマが素晴らしい。枢木あおいのキャラクターが素晴らしい、派手でないけれどセックスシーンもいい。枢木あおいのかわいさはタガが外れている

永遠を求めてしまったアオイと、3日間だけを求めたハジメのドラマは過去に見た全てのAVのなかでも屈指のものでした。AVにドラマ(ストーリー)は必要だろうかというのは時折考える疑問ですが、この表現はAVでないとできないものでした。最後のセックスのあとのシーンの枢木あおいの表情は息を呑むほどでAVの域を超えていた

AVが好きなら見たほうがいいです。AVの主流はこういう方向にはならなかったけど、こういうAVってまだ存在できたんだ。AVすごいじゃん。AVこんなことまでできるのか!と感動しました

そして枢木あおいですが、驚異的な表現力でした。ここまでできるAV女優は見たことがないです。枢木あおいを知らないと本当に損です!

枢木あおい、出てたっけ?

引き続き投稿しない感想を続ける
二時間の作品を観おわり、ウソくさい感想が頭の中を満たした
枢木あおい、出てたっけ?

企画作品で出ていると思った女優が実は出ていない、ということはよくあるけれど、もちろん本作はそうではない
 枢木あおいがクレジットされで彼女がずっと出ている。顔貌も声もカラダも私が大好きでよく見知った枢木あおいだ。かわいいし、セックスのシーンもいい。しかしどうしても私の知っている枢木あおいとは違う気がしてしまったのだった
それは枢木あおいがAV女優枢木あおいを消して、アオイというこの物語の主人公を完璧に演じていたからだろう。目の前に映るのは枢木あおいなのに、頭はそれを枢木あおいと判別しない。女優としてスゴイってことだね

最強の素人もの

「AV女優」はAVのなかで都合よい役割を演じるものだけれど、本作での枢木あおいは「AV女優」ではない。絡みも抑制的で、前戯も短く体位のバリエーションも少ない。見せる体位よりも密着感の高いものが多い。カラダを触られてくすぐったがるところがあるけれど、AV女優ならあそこで喘ぐよね
ドラマとしてAV的な表現が控えられている分、枢木あおいがAV女優らしく見えなかったのだ

AV的なAVが苦手な人もいて、そういう人たちのために素人モノ(素人とは言っていない)のAVがあるのだろうけど、この作品は最強の素人モノと言えるかもしれない

裏設定?

さらに進めて、こんな裏設定を想像しながらみてはどうだろう
枢木あおいにももちろんプライベートがある。関西地方に住んでいて、月の半分はそちらで暮らしているらしい。これはそのプライベートで起こったことのなのだ。アオイはAV女優の仕事をしていることは周囲に言っていない
 あるシーンで、ハジメがコンドームをつけるのに手間取ってアオイが手持ち無沙汰になるシーンがある。AVではありえないシーンだ。この時間が気まずいな、といったアオイには東京で働いているAV女優としての顔がのぞいているような気がした
私はAV女優としての枢木あおいしか知らないが、AV女優から離れるとああいう顔して笑うんだ、ああいうふうに人との距離を取るんだ、ああいうセックスをするんだ、と知らない顔を見せられてとても眩しかった

アオイはハジメと永遠を望む。もしハジメが頷いたら、アオイは東京に戻らず、AV女優枢木あおいは姿を消す。そんな予感すらした

というAVの感想






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