神様、もう少しだけ
1998年7月7日〜9月22日
毎週火曜 21:00〜21:54
フジテレビ系 火曜9時枠にて放送の
連続テレビドラマ
『 神様、もう少しだけ 』
主演：金城武
音楽プロデューサーとして成功はしているが、生きることに傍観的な石川啓吾が、コンサートの帰り、一人の少女に出会った。
少女は女子高生の叶野真生（かのう まさき）。
真生は、ケータイを持ち街を徘徊、時には援助交際で小遣いを稼ぐ、今時の女子高校生。
生きるということの意味を手探りしていた。
啓吾と一夜を共にしたことから真生は迷いが消え、
一方啓吾も真生の天真で素直な気持ちに、心が満たされ、真生に魅かれる。
だが、真生はHIVに感染していた・・・。
HIV感染をテーマとしながらも生きることとはなにか？
そして、お互いに純粋な気持ちで魅かれていく。
一途な純愛を見させてもらいました。
私個人的に「HIV感染」のことをよく知りませんでした。
自身からあまりにも遠い存在すぎて知ろうとしなかったんですよね。
援助交際とかそういうのも無縁すぎて、性教育は学校では習うけれどそんなに詳しく教えてはもらわないですよね。
もちろんこのドラマではHIV感染をテーマとしながらも描かれているのは命をかけた“純愛”だと思うのです。
人間誰もが間違います。
間違わない人間は人間じゃないかもしれません。
このドラマではたった一度のあやまちからヒロインの真生の人生が全く変わってしまいます。
私は経験したことはないからその苦しみを理解はできないですが、病気を受け入れて人を愛し、その相反する両方の力で強く生きていく真生の姿に感動しない人はいないと思います。
またパートナーの主人公である啓吾も過去に強い悲しみを抱きながら真生と出会ったことで少しずつ強くなって、真生を心から愛していく一途な姿に胸を打たれました。
過去と同じ状況になった時、苦しみをおさえて
愛する人の願いを叶えようとする啓吾の姿、ものすごいことだなぁと感じた。
普通ならあんなことできない。
そして、なぜこの作品を今見ようと思ったのかと言うと
きっかけは主題歌のカバー動画でした。
はじめて聴いて、とても良い曲だなぁとひとめぼれしました。
LUNA SEA『 I for You 』
『神様、もう少しだけ』の主題歌です。
ぜひ、聴いたことない方は一度聴いて欲しい。
I for You を知って、
ドラマの主題歌だと知って、
ドラマに興味を持ち、全話見ました。
HIVを扱っているけど、内容は純愛もの。
素敵なラブストーリーです。
そして、国民的女優である深田恭子さんの初々しい姿！
めちゃくちゃかわいい。
本当に体当たりで、ヒロインを演じていて
彼女が演じるからこそヒロインがこんなにも魅力的なんだろうと思います。
そして主人公を演じた男性俳優の金城武さん。
申し訳ないけれど、存じ上げなかった俳優さんなんです…。俳優好き、俳優ヲタクとか勝手に名乗っている私…
違うじゃんそれ…。
全然知らないじゃん。
金城さんは台湾生まれで東アジア地域で絶大な人気を誇る俳優さんみたいなんですよね。
今までに見たことのないクールな演技。
間が心地よく、全身を使っての哀しみの演技。
アクションを起こさずとも、魅力を感じさせるそんな方です。
そして、この作品でとても印象に残る
啓吾（主人公）がプロデュースする女性歌手を演じているのは、なんと
仲間由紀恵さん！
とても美しく凛としていて
女性特有の嫉妬をきめ細やかに演じていらっしゃるなぁという印象。
この作品は仲間さんの出世作と言われているようですが、メインのふたりに引けを取らない存在感に圧倒されました。
多くの人から今もなお絶大な支持を得るこの作品。
人間に生まれたからには一度は見てもらいたい、と思えるそんな作品です。
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