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待ちに待ったよう実2年生編5巻ですよ

 発売日当日に秋葉原のゲーマーズで予約してた特典付のものを買いに行きました。それだけのために秋葉原行ったので、滞在時間はわずか5分!でもこのために生きて来たと言っても過言ではない!!

 というわけで5巻の感想を書いていきます。めっっっちゃネタバレ注意です。俺はよう実を語りたいんだ。

※個人の感想です※

※ネタバレ注意※


【お話の内容】


 めっちゃ楽しみにしていた分、反動があったら怖いな…と思っていたんですけど、全然そんなことはなかった!今回もとても面白かったし、やっぱりお話の構成が綺麗だ…。

 今回のお話は2学期開始から、体育祭と文化祭があることが分かったと同時に、体育祭前の特別試験に挑むお話でした。そして、あとがきにも書いてありましたが…今回は他学年の生徒がほとんど登場せず、あくまで本題は同学年同士の対決である、というのを再認識できる回でもありました。

 さて、肝心の特別試験の内容ですが…ズバリ「満場一致試験」です。学校側が用意した選択肢をクラス全員の意見が一致するまで投票を繰り返すというなんとも言えない試験です。問いは全部で5問あり、5問全ての解答を時間以内の終わらせることが目的です。

 この満場一致試験、厄介なポイントが2つあります。
1.時間内になるとクラスポイントがマイナス300、でも全部回答できればプラス50
2.満場一致となった回答は本当に反映される(例えば修学旅行先が投票で沖縄になったなら、本当に沖縄になる)

 ポイント1は要するにちゃんと全部回答しようねというお話。厄介なのはポイント2の方で…これのせいでどのクラスも何かと葛藤することになったりならなかったりするわけですね。

 じゃあ具体的に何の質問が来たのか…ぶっちゃけ最初の4問はそこまで重要じゃあないです。とっても意地悪なのは最後の問題…

「クラスの誰か1人が退学になる代わりに、クラスポイント+100。(退学になる生徒も満場一致で決める)。満場一致で反対の場合は何も起きずに終了する」というもの。いやぁ~意地悪。

 各クラスのこの問の回答と、クラスメンバーの様子について感想と考察擬きを踏まえながら書いていきますね。


【感想と考察?】


 2年生のクラスと主要人物について感想と考察擬きをしていきましょ。まずは坂柳率いるAクラス。

 このクラスは変わらないですね。坂柳という絶対的リーダーを据えて、この試験も楽々突破してしまいました。その安定度はまさにAクラスというしかありませんねぇ…。本当に、最後に倒すべき相手って感じ。


 続いてBクラス。このクラスも、方針は変わっていないのに、今回の話で最も不安なクラスという位置づけになった印象です。Aクラスに上がるために、ある意味一人で課題に挑んだ神崎ですが、Bクラスが変わることはなかった、と。
 この時の神崎の心情が少し物悲しかったですね。「このクラスは変わらない。Bクラスで終わるのかDクラスで終わるのかはわからないが、絶対にAクラスには到達できない。そう確信を持つに十分な時間だった」と。
 そして確かに、読んでいるとBクラスの強みがCクラス、Dクラスも持ち始めているせいか、強敵という印象はほとんどなくなっている気がします。それをわかっていて変えようと動く神崎と、変わらないクラスメイト。恐らくどのクラスももうBクラスのことを脅威とは思っていないでしょう。…悲しいなぁ。


 一つ飛ばして龍園率いるDクラス。このクラスは、表面上は何も変わっていませんが、実はとても変化したクラスという感じがしますね。正確には…変わったのは龍園でしょうか。内心とっても仲間想いで、なんというか…綾小路とは逆な感じになっているともいえるような、初登場時からは考えられない良い男です。
 そしてもう一つ、ちょっぴり面白いなと思ったことがあります。葛城がDクラスの様子をみて「このクラスこそが、坂柳を破りAクラスになるポテンシャルを秘めていると。そしてこのクラスと共にその道を目指したいと願う自分の気持ち」に確信を持つんですね。上述した神崎と真逆なんですよ。文章としてというか、構成としてというか、対比になっているのが気持ちがいいですね。


 では、最後に本題の…堀北率いるCクラス。このクラスは書くこと多いですよ。既にそこそこ書いてるのにさらに書くことになりますな。
 さて、Cクラスの動向ですが…結論から言うと、4クラスの内唯一、退学者を出してクラスポイントをもらうという選択をしました。退学した生徒は…なんと佐倉。初期からずっといたキャラがここで退場というなかなか意外な展開になりました…。

 しかし思い返してみると、こうなるという伏線がいっぱいあったように思えます。2年生編に突入し、OAAでの評価が始まった段階で…佐倉は下位組であると常々言われていましたし、何より前回と今回とで、佐倉は変わるから、その姿を楽しみにしておけだとか…今見返すとフラグばっかだな!
 それでいて、綾小路組の皆とはこれを機に不仲になりそうな雰囲気もありますが、それは逆に好都合と清隆は言っていましたね。もしかしたら、今後力を発揮していくうえで、平田や惠と関わる機会が増えてくるからでしょうか?はたまた、別の理由か…考察が捗りますね。
 そしてもう一つ、清隆自身も頭では佐倉が退学したことを受け入れているし、追い込んだのも自分自身ですが…表情的な部分でうまく受け入れていなさそう…という感じの描写がちょくちょくあるように見えました。清隆もどんどん人間らしくなっている気がしますが…でも不穏要素も多すぎてなぁ。

 Cクラスの他メンバーも少し見てみましょうか。
 まずは堀北。堀北はもう完全にリーダーですね。成長を感じたお話でした。特に櫛田を罰した姿…普通に格好良かった。清隆の思考を先読みし、そのプランを実行しようとする…クラスをAクラスに導く絶対的リーダー…彼女の心配はもうしなくて良いですね。

 そして、問題の櫛田。クラス全員にも本性バレしてしまいましたし、あらゆる武器を失った彼女ですが…堀北に救われる形となりました。そして、櫛田の欲しかったものを堀北がくれた、受け入れた…と。櫛田が堀北達を退学させるための理由も、クラスを裏切る理由もなくなったわけですが…今後彼女はどのような身の振り方をするんでしょうね

 最後に、平田と惠ですね。惠はもう清隆にゾッ コン。恋人アピールもして、めっちゃ可愛いヒロインやってます。
 平田も、精神的にすごい成長していますね。前のクラス投票の時と比べるとその成長っぷりが顕著。
 この二人は、完璧に清隆サイドの優秀な人材として、安心してみてられますねぇ。


【まとめ】

 まとめです。なんか書きたいこと多すぎて全然まとまらなかった。

 私、今回の話を読んで思ったんですけど…とても「時間」を活用したお話だと感じました。
 初期からの登場キャラの佐倉が、2年生編という新しい章で張り巡らされた伏線によって退学となる…読者的にもとても時間をかけた決着だったように思えます。
 そして、櫛田に握らていた清隆の弱み。これもしっかり時間をかけて、冷静に崩されましたね。櫛田が絶対だと思っていたものは、1年半という時間をかけたことで無に帰した。

 と、いう感じで時間の経過を勝手に感じてしまいました。いやはや…まず言えることは、今回もとても面白かった!!!

 さて、今後のイベントですが、判明しているだけで”体育祭”、”文化祭”、”修学旅行”がありますね。なんとなく、体育祭はアッサリ終わりそうな気もしますが…文化祭と修学旅行はかなり大きなイベント。文化祭で南雲、または八神と決着を付ける展開になるかもですね。…たぶん南雲かな?修学旅行は、間違いなく2年生間の闘争になるでしょうけど、どこに行くのか、どういうシステムとなるのか…色々未知数なイベントになりそうです。今後も楽しみだ!


 以上で完走した感想を終わりたいと思います。本当はもっともっと語りたいんですけど、私の語彙力が不足しているため、文章にできない…。ごめんな。
 たくさんラノベ語りをしたいので、ぜひTwitterをフォローしてお友達になってください。最近日常ツイートばっかなのは許してな

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