見出し画像

あんたま日記『可愛ければ変態でも好きになってくれますか?』

 日曜日です。昨日は映画の感想を書きました。でも日曜日ノルマも達成したいので、二日連続投稿です。

 今回ご紹介するのは、そこそこ巻数も出ていてアニメ化もしている問題作、「可愛ければ変態でも好きになってくれますか?」通称「変好き」です。


【はじめに】

画像1

 私がこの作品に出会ったのは…いつだったかなぁ…たぶん3年くらい前だと思います。当時は異色なラノベを探していたことから、このタイトルに惹かれて買ったのが始まりでした。

 作品のジャンルは当然ラブコメ。主人公とその親友ポジ、そして多種多様なヒロイン達…と、舞台設定はかなり王道です。

 現在13巻まで発売されています。そして次の14巻で完結するらしいです。ずっと買ってきたラノベが完結すると、なんだか感慨深いです。


【あらすじ】

画像2

 とりあえずWikipediaにのっていた一巻のあらすじを
「主人公・桐生慧輝は、生まれて初めてラブレターを受け散る。そのラブレターには、差出人名は記されていなかったものの、女物の白いパンツが添えられていた。慧輝は自分の周囲にいる少女たちの中から差出人を突き止めることにした。」

 …うん、結構意味不明ですね。補足します。
 主人公の慧輝君が書道部に所属しており、その書道部には何人かの美少女が所属しています。そして発見されたパンツ付きラブレターは書道部の部室で見つかりました。他のいくつかの証拠から、差出人の候補者はその書道部メンバーの誰かしかあり得ない…誰だ!?
 という展開になるのが一巻の内容です。パンツが添付されていることからも、差出人は変態ということがわかります。ただ、残念なことに…この物語、登場人物が全員変態です。多種多様な変態が出てきます。

 話全体としては、「恋愛」というものにかなり重点をあてている印象です。起きる問題も大概恋愛周り話が多く、そういうのが好物な人にはお勧め。シリアス展開もパッと解決する印象があるので、結構常に明るい雰囲気です。
 変態な人物に振り回されつつドキドキする主人公の様子を描いたお話ですね。細かい理由は後述するけど、かなり人を選ぶかも。


【キャラクター】

画像4

 とりあえず主人公とメインヒロイン4人を紹介します。

①桐生慧輝

画像4

 主人公です。
 自称普通の高校生。図書委員と書道部に所属しており、妹を溺愛するシスコン。普通の恋愛をしたいと思っており、ヒロイン達を脱変態にしようと考えている。

 一応普通な高校生として登場します…が、私はこいつが一番の変態だと思います。というのも、ヒロイン達の変態要素は、所謂「特殊性癖」という側面が強いのですが、慧輝くんは純粋に変態だと感じるからです。一般的な男子高校生の性欲ともいえるかもしれませんが、たまに常軌を逸するのでね。


②朱鷺原紗雪

画像12

 ヒロインその1。慧輝の先輩で、容姿端麗な書道部部長。ヒロイン4人の中では一番巨乳。ドM
 普段は清楚雰囲気を纏っているが、慧輝の犬になりたいと考えている変態ドM。だから慧輝をご主人様にしたいと思っています。
 ただ実は嫉妬深い性格で、ご主人様が他の女子と仲良くしているのは許せない。そういうプレイは望んでいないらしいです。

 ちなみにもちろんというか当然というか、慧輝に恋心を頂いているが故のドMです。元々書道部は廃部寸前だったのですが、それを慧輝が救ってくれたのがキッカケ。変態部分を除けば他ヒロインよりも圧倒的優位な立場にいるのですが…。


③古賀唯花

画像12

 ヒロインその2。
 慧輝の後輩で、慧輝と同じく図書委員。書道部にも所属。イギリス人と日本人のハーフで、貧乳。ドS
 素直で明るく天使のような笑顔が魅力的な彼女ですが、慧輝を調教したいと考えている変態ドS。だから慧輝のご主人様になりたいと思っています。
 ことあるごと慧輝に対してドMホイホイな発言と行動をしてきます。ただ実は押しに弱かったりち可愛い一面もすごい多いです。

 例にもれず慧輝が好きだからこそのドSですが、慧輝の彼女になれるならその性癖も捨てる覚悟もある純粋な子。好意を持ったきっかけは、ハーフ故に孤立していた彼女に根気強く付き合ってくれたから。変態部分と告白時期がもっともっと早ければワンチャンあった子です。


③南条真緒

画像7

 ヒロインその3。慧輝の同級生で、同じく書道部所属。慧輝とは幼馴染で、ゲーム好きな一面も。腐女子
 ツンデレで面倒見が良い性格をしているが、その実態は慧輝ともう一人の同級生翔馬(今回は説明割愛)のBL作品を描く根っからの腐女子。

 腐女子という点で変態娘の仲間入りしていますが、ぶっちゃけ彼女は一番まともです。むしろ後半になるにつれてツンデレ面が強くなっていき、私の中ではただのツンデレっ子というイメージしかないですね。かわいい。


④桐生瑞葉

画像12

 ヒロインその4。慧輝の妹だが、色々あって義理の妹。露出狂
 潔癖症で、家事はなんでもござれの理想的な妹だが、その実態は自分の下着姿を撮りまくる露出狂。ノーパン登校は当たり前。

 慧輝に自分の変態性が知られてからは、その一切を隠すことがなくりかなり大胆なことをするようになる。慧輝とは義理の兄弟であるためか、異性としての好意も隠そうとしない。かなり無敵な彼女です。


※おまけ

画像9

 他にも「ロリコン」「ストーカー」「臭いフェチ」「百合作家」「NTRフェチ」「女装癖」など本当に色んな変態(性癖)のキャラが出てきます。ちなみに画像の子は長瀬愛梨という名前で俺の推し


【推しポイント】

画像10

①変態にはオススメ

 登場人物は自分の性癖を隠そうとしないので、そういう特殊なヒロインを求めている人は読みましょう。あなたにぴったりの変態娘が見つかります。

②実は普通のラブコメ

 上述した通り、変態というベールに包まれてはいますがわりかし純粋な恋愛を描いた物語だと思います。恋愛を純粋に楽しみたい人は良いと思う。


【うーん…ポイント】

※個人の感想です

画像11

①どっちつかず

 登場人物が全員変態であることを売りにしていると思うのですが、純粋な恋愛を描いているとも書きました。「変態性」を求めている人的にはその恋愛描写のせいで言うほど変態性が濃くないと感じるかもしれません。逆に、「恋愛性」を求めている人にはその変態性が邪魔するかもしれません。つまり、中途半端であると私は思っています。その点はマイナス評価かな。

 ただ、私が上記のことを思う理由の一つに「長く読んでいるから」というのもあります。物語が進むにつれて恋愛描写が強くなるからです。逆に物語前半、具体的に言うとアニメ化した部分ですが、ここは変態要素が濃いです。変態を求める人はアニメを見ることをお勧めします。

②主人公

 主人公がなんかいけ好かない感じがするかもしれません。どうしようもなく鈍感で、自分の信念が曲がったり真っすぐだったり…。ある意味、「昔ながらの主人公」っぽいともいえるかもしれませんが。

③END

 実は、私は、妹√はあまり好きじゃないんです。ただの個人の感想ですが。だから妹との恋愛を描く作品は敬遠してしまいます。完全に個人の性癖の問題ですが…。


【まとめ】

画像12

 まとめです。キャラの濃さと恋愛をうまく描いているラノベだと思います。次の14巻で完結するため、それを機に読んでみるのも一考かと。

 あとアニメ化してます。アニメの出来は良かった(気がする)ので、アニメから入ってみるのもオススメ。OPの「ダイスキ」って曲が普通に良曲なのでこちらもオススメ。
 余談ですが、確か紗雪の声優が竹達さんで、アニメ放映時期が竹達さんの結婚報告直後ぐらいだったので、ニコニコでは話題になったりならなかったり。新婚の人がご主人様とか言い出すんだから紳士も反応するよね

 

 次のラノベテーマは何にしましょうか。ちょっと長い作品なら「このすば」か「ゲーマーズ!」あたりが候補です。ただ紹介するなら新しいものが良いかとも思うし…。悩みどころさんですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?