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パナソニック製食洗器 NP-TA4「漏水異常」の修理レポートと使い方の反省点

こんにちは!ぽよです。

我が家のパナソニック製食洗器 NP-TA4で「漏水異常」というものが発生して食器が洗えなくなってしまいましたが、自力で修理できたのでまとめます。修理の過程で私の使い方を反省するところもあったので同様の故障に遭遇された方は参考にしてみてください。


■NP-TA4の「漏水異常」

・現象

 私が遭遇した故障は以下に示すものです。
 通常の運転開始ができなくなり、コース選択表示で「汚れレベル3」「ドライキープ」「スピーディ」が点滅。

「汚れレベル3」「ドライキープ」「スピーディ」が点滅

・メーカーが指示する対処法

 まずメーカー指示の下記対処法を試してみましたが、現象は変わらずダメでした・・・。「2,3時間ほど電源プラグを抜いて放置し運転を試みる」という手順を数回繰り返しましたが、変化ナシ。
 分解して復旧を試みることに。

1.分岐水栓をしめてください。
2.電源プラグを抜き、ドアを閉めたままにしてください。
3.約30分後、電源プラグを差し込んでから電源を入れ、表示を確認してください。
1~3実施後、点滅表示が消えていれば、分岐水栓を開けてから運転をし直してください。

確認を行い、再運転してもエラー表示する場合は、点検修理が必要です。
点検修理の依頼は、電源プラグを抜き、分岐水栓を閉めて、お買い上げの販売店に依頼をお願いします。

https://jpn.faq.panasonic.com/app/answers/detail/a_id/16812/~/%E3%80%90%E5%8D%93%E4%B8%8A-%E9%A3%9F%E5%99%A8%E6%B4%97%E3%81%84%E4%B9%BE%E7%87%A5%E6%A9%9F%E3%80%91%E3%80%8C%E6%B1%9A%E3%82%8C%E3%83%AC%E3%83%99%E3%83%AB%EF%BC%93%E3%83%BB%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%80%8D-%E3%81%BE%E3%81%9F%E3%81%AF%E3%80%80%E3%80%8C%E3%83%91%E3%83%AF%E3%83%95%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%80%8D%E3%81%8C%E7%82%B9%E6%BB%85%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B

■NP-TA4「漏水異常」の復旧レポート

・おことわり

・ここから先で紹介する手順は食洗器本体の分解を含みます。本記事を参考に復旧を試みる読者様も自己責任でお試しください。また、自力で復旧できなかった際にメーカーの修理に出そうにも断られる可能性が大いにあることに注意してください。
・排水不良などで実際に漏水が起きている場合、紹介する手順のみでは復旧できない/再発する可能性があります。
・パナソニック社の類似型式の分解画像をいくつか調査したところ「漏水センサー」の位置が型式ごとに異なるようです。型式や見た目が似ていてもでも構造が異なる機種の対処法はわかりかねます。

・手順1:電源プラグを抜く

 安全のため必ず電源プラグは抜きます。

・手順2:フロントカバーを外す

 食洗器全面のドアの下にあるフロントカバーを外します。フロントカバーは樹脂製で、本体にツメで取りついていました。フロントカバー下の両サイド裏に指が入るスペース(矢印)があるので、そこに指を入れて少し強めに手前に引っ張ると外れました。

フロントカバー
フロントカバーを外した状態


・手順3:漏水センサーを外す

 フロントカバーを外すと下段ドアの下部にビス2本で止まっている漏水センサーが確認できました。※同じパナソニック製の見た目がよく似た機種であっても、機種ごとにこのセンサー位置が異なるため注意です。
 センサーを止めているビスをドライバーで外し取り外しました。

漏水センサー
漏水センサー電極


・手順4:漏水センサーをドライヤーで乾かす

 センサーの電極に触れてみると濡れていました。この電極2つが濡れて電気が通るようになると機内で漏水が起きたと判断し、運転できなくなるようです。
 この電極周りを中心にドライヤーで3分ほど乾かしました。

・手順5:漏水センサーとフロントカバーを元に戻す

 取り外したのとは逆の手順で漏水センサーとフロントカバーを
戻しました。

 以上の手順で電源プラグをつなぎ電源を入れたところ、通常の運転ができるようになりました!

■使い方の反省点

 分解修理を通して私の使い方の良くない点に気が付きました。
 私のような使い方をされている方は正しい使い方を心がけることに加えて洗剤のタイプを変えてみることをお勧めします。

 漏水センサーは庫内の手前の段差の直下にありました。この段差には漏水センサーへとつながる穴(以下センサー穴)が開いており、もし排水不良などで水面が上昇し、この段差を超えた際にはこのセンサー穴を通じて水が流れて、漏水センサーが水にさらされることで漏水を検知していると思われます。
 私は普段、このセンサー穴周辺に粉末タイプの洗剤を投入していました。(取説などで指示されている投入口は食器かご中央にありますが、食器を並べた後にこの投入口を狙って洗剤を入れるのが難しかったんですよね。)運転を経てもセンサー穴周辺に粉末洗剤が残り、蓄積していくことで漏水センサへと通じる経路の水はけが悪くなり、水面が上昇していないにも関わらず漏水センサーが反応してしまったのでしょう。
 センサー穴は漏水を検知するための穴なので正常な運転中は水がかかりにくい箇所なのでしょう。(でなければ運転中に漏水を誤検知しまくるはずです。)運転を経ても洗剤が蓄積していくのは不思議ではありませんね。

 長々かきましたが要するに私の洗剤の入れ方が悪かったのだと思います。そこで再発防止のため、洗剤の種類をタブレットタイプに変えてみました。

 粉末タイプや液体タイプだと食器を満載した後に正規の投入口に洗剤を入れるのが難しいのですが、タブレットなら庫内を転がり落ちて行ってくれます。特大サイズで買うとコスパも○。洗いあがりもきれいで満足です。

おしまい。

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