漫画「女性の死に方」あらいぴろよ
現行出ている2巻までよみました。
年齢も境遇も様々な女性たちの死因を、主人公とその上司が司法解剖で明らかにしていきます。
1話完結型で、病気から亡くなってしまう人、外傷から亡くなってしまう人、様々な死因で亡くなってしまった人が出てきます。
1巻2話に、乳がんを放置したことで亡くなってしまった女性が出てくるのですが、見た目の変化も日常的な痛みもあっただろうに、なぜ放置したのだろう?と主人公とその上司が理由を考えるシーンがありました。
主人公は「乳がんの治療で胸がなくなってしまったら、女性として大切な何かを失ってしまうかもしれない、そんな不安や葛藤があった」、上司は「同居する高齢の親に心配をかけたくなかった、自分の未来に希望が持てなかった」と、各自考察を述べていました。
1巻2話から、きちーなと思いました。
夜寝る前とかに読んだら、眠れなくなっちゃうよ。
ほんわかしている絵柄とのギャップがすごいです。
他にもいろいろきっつい死因や、きっつい境遇の女性が登場します。
人体の内部や、ご遺体の描写なども頻繁に出てきますが、絵柄がソフトなので、グロテスクではありません。
でも、「あまりそういう題材に免疫がないわ」という方には、おすすめしません。
死は万人に平等に訪れますが、かならずしも穏やかに訪れるものではないのだな、と考えさせられる漫画でした。
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