Clubhouse 個人的考察

ビビってアプリ閉じてしまう⁈

数日前、話題のClubhouseアプリをダウンロードしました。すぐに知り合いが「招待」してくれたおかげで何も分からない状態でClubhouseの世界に足を踏み入れました。

roomと呼ばれるトーク部屋の【テーマ】と【著名人】情報を頼りに入ってみると。オオ〜結構盛り上がってる!!!少しホロ酔いだった筆者は何か怖くなってすぐにアプリを閉じてしまいました…トイレのドアを開けたら知らない人が!って感じ。あと、もしかしてコッチの音も聞こえてる⁈そんな不安もありました(もちろんそんな事は無いんですが、、、)。

会員制BARで盗み聞き⁈

翌日改めて訪れると、何か共通点がある友人同士や知り合いなんかが、あちこちのroomに集まって、トーク?会話?ディスカッション?してました。例えば、テレビ業界、広告業界、クリエイター、教育業界、政治家、著名人もチラホラ…みたいな。筆者の知人も何人か、、、

「会員制のBARに入ったら、すぐ隣のテーブルに有名人や業界人が集まって盛り上がってて、、、ガッツリ盗み聴きしてる感覚」というのが筆者の率直な感想でしょうか。

アッ!ひとつ面白かったのが、、、【お坊さんによるお悩み相談】的なroomにお邪魔すると10人ぐらい人が集まってて。筆者は一瞬面白そう?!と思ったんですが、主催者のお坊さんが「何でもお応えしますので挙手(←挙手ボタンがあります)してください!」と言った瞬間、一人二人…と、次々にroomを立ち去っていったのです。占いもそうですが、なかなか人前で悩み相談なんかできないですもんね。

ちなみに筆者は「TENGA茶屋(ケンドーコバヤシさん・紗倉まなさん・ツードライブ、FM大阪)」というラジオ番組のお手伝いをさせていただいております。プロの端くれ目線で個人的考察させていただきたいと思います。

生放送ラジオと同じ⁈必ず自然淘汰が起こるはず!

「Clubhouseは生放送ラジオみたい!」と言われてます。room(トーク部屋)主催者は、不特定の人たちに向けてリアルタイムでトーク・会話する…確かに生放送ラジオ番組みたいですが違うポイントも。

①出演者・制作者目線
専用スタジオ不要で、家からでも移動中でも…声・音だけ送れる通信環境があればOK。ディレクターも不要です。YouTubeチャンネルと同じですが、映像が無いので、圧倒的に簡単です。
②リスナー目線
スタジオでない日常空間からのトークなので、出演者のプライベートな空気感をラジオよりも感じられるかもしれません。トーク内容もよりぶっちゃけ!になるかもしれません。

確かにタレントさんなどのプロもいましたが、room主催者の多くは一般の方々ではないでしょうか。筆者がお邪魔したroomでも、4〜5人で熱いディスカッションをしたり、司会者役の人がトークを回したり、オーディエンスに挙手(←そんな機能があります)させてトークに巻き込んだり、皆さん色々工夫されていました。

改めて思いました!プロの出演者・話し手は、やっぱ凄いぞ!別格だぞ!と。分かりやすくて、コンパクトにトークをまとめる能力。さらに、笑い・感動・驚き…といった演出を加える話術…決して一朝一夕に身につけられるものではないと思います。

きっと半年もすればClubhouse room=コンテンツは自然淘汰されていくと思います。不特定多数に発信する以上、お客さんにとって有益(面白い、興味深い、感動する…etc)なコンテンツを提供しない限り、聴いてもらうことはできないでしょう。残っていくのは、やはりある程度以上のクオリティのコンテンツだと思います。

喋りのプロ含めて、音声コンテンツのプロには驚異?!

Clubhouseを脅威と感じているラジオ関係者もいらっしゃるようですが、筆者はチャンスと捉えています。コンテンツ発信する場所の自由度はアップするし、設備コストは軽減されるし、ノリとタイミングで作れるし…色々チャレンジの余地はあるのではないでしょうか。

4~5人でトークするroomが多かった印象ですが、不特定多数のオーディエンスに聴いてもらいたいのであれば、司会者(MC)の存在とスキルによって、内容のクオリティはメッチャ変わると思います。もしかしたらフリーのラジオDJやフリーアナウンサー…といったプロが”流しのMC”として引っぱりダコになるかも?!

まとめ

有名人・著名人がファンサービスやファン層拡大のために、同じ業界・趣味・嗜好のコミュニティメンバーが情報交換や情報発信のために…目的は千差万別だと思いますが、きっと多くの人が自分達の専門知識・主張・トーク・会話…etc.を色んな人に聴いてもらいたいんだと思います。承認欲求というヤツでしょうか。

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