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指先にお便り

二〇一七年七月二十五日火曜日

曇り 雷と天気雨

午前中にそれは届いて、すべて揃った。のんたろ先生にひと仕事おねがいしてあしたの準備はできたぞできた。うふふ。

雷がとおくに聞こえるけれど、雨が降る前にと、すこし公園へ。
川沿いの砂利道、コンクリートの腰掛けられるような高さのところへ来ると (ぷーって)と、しゃぼん玉をしようと言う。以前、ここでしゃぼん玉をしたのをたぶん彼女は覚えている。わたしもたのしかったそれはのんさんにもたのしいことだったのかな。

このごろは吹くことをたのしみはじめている。吹く道具にしゃぼん玉がくっついて宙ぶらりん、下に液が溜まりおっこちるのにきひひと笑うと、息の加減を同じように弱めて同じように宙ぶらりんさせられるのには驚いた。吹いてすぐにぱんっと割れて顔にかかるとうひひぃーんっと笑う。

しゃぼん玉は晴れた日ももちろんきれいだけれど、雨の気配や雨の余韻があるときに浮かんでいるのが好きだな。うそみたいにそこにあるのではなくてその場所に馴染んでいるというのかな。のんさんと吹くようになってわかったこと。

夜ごはんは、豚バラとトマトのチャンプルー風 (大蒜、生姜、ピーマン、大根、玉ねぎ)、蒸したとうもろこし、冷や汁 (紫蘇、しらす)。

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