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かばのスカート

二〇一七年九月七日木曜日

雨と曇り

日々、生きるをつづけている。

堂々と胸を張って これをしているとかじぶんを当てはめられる言葉を見つけられなくても 違和感を抱いてないことにしないで ことばのかたちにならないそれらも持ってエポケーして もんもんと潜ったり浮上を時々わすれて「おい!」と言われたりしながら どうにかこうにかやっている

そうすると ぽおっと 浮かびあがってくることがあるのだね あるのだな というのが きのうと今日あって 静かにほくほくしている

それは 本屋さんで出会ったえほんによってひらかれたのと いくこさんにもらった言葉そのもの


ファンタジーというのか アニミズムというのか そういうなかにずっと居て しゃぼん玉をとばしたりしていて なんかその甘さというのとかイメージに勝手に思春期の子が家族を恥ずかしくなるみたいなきもちで家出していたのかもしれない けれど 腹を据えて 潜るか 認めるか みたいな そういう浮上があった そうすると腹をくくって読もうと思う文章が見えてくる


もうひとつ のんさんがお尻を出して駆けまわり歩き回っていたから これはいいと そのときを待っていた しばらくしてシーッと音がしてのんさんはびっくりする すこし逃げるようにこちらに駆け寄るけれど 音の正体はじぶんからしている おむつからどうはなれてゆくといいのかなと思っていたのだけれど こうやって見ないことにはわからないかと思い まずはおしっこというものがあるのだよとそれを見ながら伝えた しーしーが出るのだよと それをおむつをしないかっか(母)やとっと(父)はトイトイ(トイレ)でするのだよと。

ホーローのおまるとかもいいのかなと思っていたけれど まねをして覚える彼女には同じものを使うがいいのかもと トイレにつけられるこども用便器を探そうかなと思う おもらしとこども用便器をつかってぱんつ生活へ向かってみようと

そんな浮かびあがりも ひとつみえるともんもんもすすすんと決まってゆく

晩ごはんは、きんぴらごぼう、焼きピーマンのおかか和え、とまとスープ (大蒜、茄子、ズッキーニ、玉ねぎ、人参、ウインナー)、かつ丼。

のんさんはとまとスープをのみはじめるとなかなかかえってこなくなった。やっと息継ぎすると帽さんの方をみてにっこりと見せる。スープと帽さんへのにっこりをくり返してとうとう飲み干した。トマト缶を使わないとまとのスープ、わたしの母なら薄いとなにかいれるだろうその味。のんさんはこのくらいがよいのだな。好きに潜るのんさんはとても正直でわかりやすい。


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