やわらかいのお届け
二〇一七年九月十四日木曜日
晴れ
代々木上原にある按田餃子の佇まいに恋をする。
抱っこひものなかで、のんさんが眠ったのはいつぶりだろうか。
帽さんのいくつかのおつかいを終えて帰ると夕方。のんさんと風呂に入り、せかせかとごはんをつくる。晩ごはんができあがるころには、風邪っぴきはぐっすり夢のなか。
のんさんの好きな番組の録画を見てそろそろ眠いだろうというなかで、まだ寝るものかとふんばっていくつもえほんを持ってくる。六冊くらい読んだころ、ねんねと布団へ向かい彼女も眠る。
ぽっかりと空いたところに吹いた風。みえない電話線は栃木にいるあのことつながって、気がつくと一時間半も話していた。長電話だなんて。年齢ではなくて、ひとりの時間の少なさなのかしら。ひさしぶりにゆっくり話せてよかったと、やさしい彼女は言って切る。時計は二十三時半くらいだったかな。すっかり食べ逃していた晩ごはんも、わたしのためにおいしくたべようと思えた。
晩ごはんは、ポテトサラダ、素揚げの茄子のっけカレーライス(大蒜、生姜、トマト、南瓜、大根、玉ねぎ、ごぼう、鶏肉)。
ひよっこの録画を見て、眠る。
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