２０１８０５２６

２０１８年５月２６日土曜日

くもり

家に帰ってきて、「約束をしていたから」とちゃぶ台のうえで粘土。帽さんは器をつくり、のんさんはいろんなことをお喋りしながら粘土のかたちが変わってゆく。

来週の出店のための枝を拾うなら今日がいいねと、４じ過ぎビールを持って散歩へ出かける。太さやかたさを確かめながら枝を拾う。

ある程度の数を拾えたので、はらっばで乾杯をする。帽さんとわたしが座っておやすみの夕方にひたろうとすると、のんさんが「ボール！ボール！」と言う。ボールはもってきていなかったけれど、しょうがないと帽さんはのんさんと取りに戻る。

携帯電話を置いてきたわたしは、なんにもすることがない時間をどうしたらいいかなと思った。なんにもしないを使いこなせなくなってしまうなあこのままだと、と思った。ぼおっと空を眺めたり、シロツメクサではなかんむりを編んだり、寝ころがったり、できることもあるし、なにもやらなくたっていいのに。

スマホをやっぱりやめようか、どうしようか。いま解約するのと、２年契約が終わるのを待つのとどちらともどのくらいかかることになるのだろうとか考えたりしていたらふたりが戻ってきた。

坂に向かって帽さんが蹴ると、うきゃあとのんさんが走り出す。途中からわたしも参加して蹴ってみるけれど帽さんのように転がり落ちてこない。ほぼどこかでボールが休憩する。ボールを蹴るだけでもものすごくわたしだった。

木の枝を採集して
ボールを蹴って遊んで
夕方にかんぱいして
わたしはこういうことがしあわせだ。
そう思った。

晩ごはんは、昨日の塩南瓜、冷奴、そら豆、とうもろこし、白菜と豚肉のさっと蒸し、大根の葉とキムチのチヂミ。