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スパゲッティの花

二〇一七年二月二十四日金曜日

晴れ

生きるよろこび。
あるくよろこび。
手をつないで、靴を履いて、外を歩くことがほんとうにまあうれしそうで、聞いたことのない声をあげるほどに、なんども見合っちゃうほどに、よろこびに満ち満ちていて。彼女は線をひいてあると思い込んでいるひとが多いそれらをすっとばす。土とコンクリートどちらだって彼女はたのしそうに味わう。鳥を避けるそれは彼女を寄せつける。ごみを集め収集車に乗せるおとこのひとが手をふり、そこはあの魔法の国のパレードのそれみたく変わる。

手繰りよせよう。
とりもどせ。
ちがういろのペンで結べば、ほら。
あとは飛ぶ方法。

天才なんですよって笑い飛ばしたそれをふっと思い出す。そこには彼女の可愛さも健気さもきもちもやさしさもすきもぎゆっとつまっていて、思い出して、しあわせなきもち。春だね。

夜ごはんは、唐揚げ、肉じゃが、サラダ (レタス、トマト、ブロッコリー、黄色いパプリカ)、南蛮漬け (帽さんのみ)、豚汁、ごはん。

母のスペシャルおもてなしありがとうごはん。どれもメインディッシュな贅沢ごはん。

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