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しかくいカワウソ

二〇一七年九月六日水曜日

雨と曇り

雨はやんだかなと出発したら、ぽつりぽつり。バスに急いで抱っこして着くと十分も待ち時間がある。戻る時間はないけれど待つにはすこしある。洗濯物を取り込みに行きたいけれど、うむむとひとり会話をする。

ひとつ目の用事を済ませて向かいの本屋さんへ。のんさんにいただいた図書カード、いくつかある候補のえほんがあったら買おうかなと思うのだけれど、そういうときにそのえほんはなぜかない。そのえほんがないときはその作家さんのえほんそのものがほとんどない。音の鳴るえほんとあんぱんまんしーに反応するのんさん。

工藤直子さんのえほんを手にとる。ぱらぱらとめくり、さらさらと文字を追う。ああ、これはと思う。ふりかえったときに、大切な一冊として選ぶだろう本だと直感する。工藤さんの本は何冊も読んだわけではないけれど、わたしを形成するおおきな一部分に彼女の影響があることに大学生あたりで気がつき、また彼女がやって来たのだ。

晩ごはんは、おばあちゃん煮、とんかつ (とまと、しそ胡瓜サラダ)、お味噌汁、ごはん。

帽さんは仕事でごはんも、ということでのんさんととんかつ。

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