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ハイヒールを、ふかして歩く

二〇一七年七月十九日水曜日

晴れ

布団によこになっているわたしのあたまのうえには、ティッシュBOX (五つ積まれてパックされたままの状態)、長靴 (ひだりあし)、かゆみ止め、布おむつ、おしり拭き、トイレットペーパーの芯が置かれている。はじめの二つは、のんさんのお気に入り。そうやってわたしのあたまのうえには混沌が配置されて宇宙をつくっている。

きゅうげきな胸のどきどきというのか、そういうものの耐性(というのか)が低いのだな。それがますます耐えられなくなっているというのか、ずっとどきどきしてしまって、ここから出たいみたいなきもちでばくばくしてそのシーンなどがずっとこびりついてしまうことに先日の映画の予告を観たときに気がついた。予告でこんなにきゅるるとしていなかったのにな。ある種族に生まれ、どうしてだかそれだけをフィルターにそのひとがどうと語られてしまう世界のおはなし。なにかその印をつけられてしまうシーン。はっきり描写されていなかったけれどもうかなしくていたたまれなくて、心拍数がぐっと上がった。なかなか重度なものかしらこれは。


夜ごはんは、とりハムサラダ、麻婆豆腐、蒸したじゃがいも、人参と玉ねぎの炒めもの、ごはん。

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