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風呂とバク
二〇一七年八月二十日日曜日
曇り
大学の学部の友人がわが家に来てくれた。
それぞれがそれぞれにパートナーがいて、仕事をしてそれに伴う言語や考え方を持ち、それぞれ異なるルールを持つようになっている。一時期を共有してはいるけれど、すっかりわからないといえばわからない。ぼんやりとさせたままにしてしまったことはとってももったいないことだった。集う機会も喋る機会もどのくらいあることかわからないのだ。
相変わらずやさしいというところは、はじめて会ったときからほんとうに変わらない。
わが家に来るみんなの価値観は、ばらばらでたぶんわが家のような家 (暮らす場所が駅からはなれているとか、古いアパートであるとか、持ちものひとつひとつ)に暮らすひとはほかにいない。入って来て「芸術的な家だ」とか「みるところがたくさんあっておもしろい」とかその感想が興味深かった。昭和っぽいとかそういう感想かなと思ったけれど、ここを芸術的と思わせるのはなんだろう。
みんなが帰ってから中村文具店へ、帽さんの行うえんぴつ屋 ○△□を見に向かう。これから月一で行うことになったようだ。とてもとてもいい。これは商売というよりパフォーマンスのようでもある。時間というものがとてもキーな活動だから継続して同じところで実施できることは重要なことと思う。
帰って急いで鯖を焼き、はけの森の映画祭。こどももおとなも映画をたのしめる機会。これはとってもいい活動。お祭り的にではなく、日常的に行われてもよいなあ。
のんさんはどっかーんと泣いた。周りのおとなたちが集まって声をかけてくれたりお菓子をくれたり。そんな空気感もこの企画のよさだろうな。
夜ごはんは、鯖のっけ弁当、お味噌汁。
あまりに疲れて眠たくてのんさんは風呂で眠った。こうやって書き出すとてんこもり。付き合わせてごめんなさいとありがとう。
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