番外編スズヲの受難04 Poti 2021年3月10日 01:40 前回までのあらすじ:ぽちの思惑がわかったところでこの屋敷を除霊する方法など到底思いつきもしないスズヲ、だが偶然にも自分の魂を差し出すことで1匹の浮遊霊を成仏させてしまう。魂を差し出すことは寿命を削ることにつながると教えられなんとか別の方法を考えようと横になったが気付けばいつの間にか眠りについてしまっていた ス「顔の浮きあがるドロドロ…これの掃除も手慣れたもんだなぁ。しかしギドリーさんクタクタだったけど僕が眠ってる間ずっと見守ってくれてたのかな…あの人はあの人でなんか訳ありっぽいし、もっと色々話す時間があればいいんだけどなぁ」『ピンポーン』 ス「らいぽちゃんかな?はいはい今あけますよーってあやみさああんおかあああさああああん」し「スズちゃん!はははっ喜びすぎ、らいぽちゃんが様子見に行ってから凄い心配してたから会いに来ちゃった」 し「あまぎりさんと古い文献を漁って色々調べて見たんだけど、この屋敷は何かの強い思いがここに具現化してるものらしいわ。その原因になってる人を見つけ出せればどうにかできるかもしれない」ス「はぁ、さすがあまぎり先生とあやみさん助かります…」 し「あとお守りになればと思ってスズちゃんの好きなリーフのフィギュアに、ぽちかのから魔除けのおまじないをかけてもらって持ってきたの」 ス「やったあああああああああ、なんか元凶になってる人のおまじないもかかってるけどこの際気にせず大事に飾らせて貰います!」 し「じゃあ来てすぐだけど、家でおくらいんが待ってるから帰るね」ス「はあい!!ほんとありがとうございましたぁ!気を付けて帰ってください!!」し「うんうん、スズちゃんも早く解決して帰っておいでね、またみんなでご飯食べようね」 ス「おかあさん…優しい…癒しすぎる…うん、がんばろ!ってうええええええええええええい!?なんじゃこのキモイ人形は」 『デテ…イケ…デテ…イ…ケ…グゲゲゲゲ』 ス「うっせー成仏キーーーーック!!!!」 ス「うおおおおおおおおおお、なんか知らないけどめっちゃ力が湧いてきた!これは勝つる!あとこのリーフたんの衣装…ショタ感たまらん、あやみさんナイスチョイス」 ス「ってなわけでギドリーさん、この屋敷に憑いてる強い思いって誰のモノなのか心当たりありませんか?それともう一つ大変聞きにくい事なんですが貴方はこの屋敷に探偵として来ていて命を落としたんですか?」 ス「ん??彼女??その女性がこの現象の原因なんですか?二つ目の質問は答えにくいとしても歯切れ悪い話し方ですね…この置物もなんか不気味だし」 ギ「まぁ男と女の間には色々あるのだよ、まだ少年の君にはよくわからないだろうが大人の事情ってやつ」『ガシャアアアアアアアアン』ス「ぎゃ?!な、な、何?今やべぇ音しましたよ?!」 ス「噂をすればなんとやらじゃないですか?!ちょっとギドリーさんこれどうすればいいんですか、一応はその女性とお知り合いなんですよね?!」 ギ「彼女とはその、まぁ私が話しても彼女は満足しないだろうさ、それよりもさっき渡した像をそこらへんに置いてくるんだ」 ス「わかってますって!!!とりあえずキモイのは設置できましたけど、この後どうしたらいいんですか?」ギ「ここは私が見ている、その間にスズヲは儀式をしてボーンヒルダを呼び出してきてくれ!」 ス「はぁあああああやばいやばいやばい!はいはいはいはい、儀式!儀式!!」 ス「あれ?召喚の儀式ってなに?どうやるの…ちょ、わかんないよ!!ボーンヒルダさんお助けを~お助けください~」 ス「お助け~お助け~」 ボ『オ呼ビデスカ』ス「お助け~お助け~お助け~」ボ『私ヲ呼ンダノハ貴方様デショウカ?』』 ス「へっ????」ボ『初メマシテ私冥界デメイドノ仕事ヲシテオリマス、ボーンヒルダト申シマス』 ス「ボーン…ヒルダ…ははっ、骨のメイドさん…ってさすがに僕も思考が追い付かなくなってきたけど、ヒルダさんお願いします!この騒ぎを鎮めるの手伝ってください!」ボ『了解シマシタ』 ス「ギドリーさんお待たせしました!戻りましたー!ってあれ、どこいったんだろうあの人」 ス「それにしても凄い空気が重くて息苦しいな、このキモイのもなんか光輝いててやばい雰囲気出てるし」 ス「おわっ!浮遊霊か…ごめんね、今ちょっと立て込んでて屋敷の中は危ないから少し外に出ておいで」 『スズ…ヲ…コレ…オマエ…マモッテクレル…キャッキャ』ス「えぇえ?これが魂の恩返しってやつなの?ありがとう、ほら早くお外に行っておいで」 ス「へぇ…このテカテカが聖なるキャンドルに?浮遊霊ってドラ〇もんみたいだね」ギ「スズヲはたまによくわから無い事を言うね、あともう安心していい君の働きのおかげで彼女は今日のところは退散したようだよ」 ス「ほんとですか?!よかった…。しかしこの光凄い落ち着く。見た目めっちゃぽっさんが喜びそうなキャンドルだけど、ってそういえば僕が呼び出したヒルダさんはどこ行ったんだろう?」ギ「彼女なら向こうでいつものゴースト君とおしゃべりしているよ」 後書き ついにラスボス?的な立ち位置の彼女が出現する夜になり撮影枚数が偉いことになってしまい30枚にまとめるのが難しかったですがなんとか区切りをつけることが出来ました。ただ本来なら彼女を追い払ってくれるはずのヒルダさんがうちのゲームプレイ中では全くもって無能だったので話の方向転換が急ピッチにw進行的に次回で終わりになるのかな?と思いますが今回もお付き合いありがとうございました_(:3」∠)_ #番外編 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート