2024/8/18　CBC賞

コース概要

中京競馬場　芝1200ｍを使用。
高松宮記念でも使用される本コースは向こう正面の緩い上り坂からスタートしすぐに3コーナーに入る。
3コーナーから4コーナーに向けてのカーブは下り坂となっておりペースが流れやすくこのペースのままスパイラルカーブの4コーナーに入るため外へかかる負荷は大きく4コーナー時点で外を回された馬は不利となる。

よって枠で考えると内枠有利。脚質だと逃げ・先行が有利となる。

ペースはH～MペースでHペースだったとしても1秒前後の差。
近2走のG3ではMペースとなっておりペースでの勝ち負けではなく3.4コーナー時のポジション・脚質・TBで勝負が決まっているように見える。

LAPの推移と比較

下記のグラフが過去5年のG3クラス中京芝1200ｍの平均LAP。

スタートととも3コーナーから4コーナーに向けてペースが一気に上っていくのが分かる。
また、中京は直線が長く急坂があるため必ず減速LAPとなるので前走、平坦コースや4コーナーから直線に掛けて下り坂になっているようなコースで上位になっている馬の見極めには充分注意が必要。

展開

行けるところまでグレイトゲイナーが逃げます。
調教時計からしてもとにかく逃げるという意志が伝わるような全体時計。

となると、この馬を起点に考えました。
ハナはグレイトゲイナー。それに続くように　②⑤⑭⑰であると予想します。

想定としては8/17　12Rを想定。
前半33.4
勝ち時計1:08.0
1勝クラスにしては速い時計でした。
（逃げ馬2着）

前半33.4秒のレースが中京では過去に1回しかなくデータ上何も参考になりませんでした。
では昨年の前半ペース33.7秒で傾向を調べてみると過去5年間で4レース。
逃げ馬・先行馬の成績は

逃げ・1-0-0-3/4　単回収値　705円　複回収値　185円
先行・1-2-2-9/14　単回収値　28円　複回収値　112円

となり前有利な印象があるが思いの外、差し・追込馬の方が成績が良い。
ただ、8/17の速いペースで逃げ馬が2着に粘っている分、馬場状態は良く走りやすいのは間違いない。

予想

◎1.ドロップオブライト　幸英明騎手
中京巧者の騎手でコースの事は熟知している。そして騎乗する馬の調教師は福永祐一調教師。中京を知り尽くすこのコンビが組めば鬼に金棒！

競馬ブックのコメントにも12月知立Sで勝った時にここを目標にしてきた。というコメントもあり強気の◎だった。

馬に関しても中京では好走しており全て得意騎手の幸騎手・小沢騎手・角田大河騎手が騎乗し全て馬券内。
夏場の成績も良く知立Sでは4角3番手で逃げ馬から上り3F地点で1.3秒も離されていたが上がり最速の末脚を発揮し1着。
脚質的には先行勢だったが上がり3F地点差が1.3秒はほぼ中団の差し馬の感じで今走も同じような走りをすれば充分勝ち負けはある1頭。
この時の前半ペースが今回想定している33.4秒だった。

〇12.カンチェンジュンガ　斉藤新騎手
好相性な種牡馬ビッグアーサー産駒で斉藤新騎手も実は中京巧者。
内枠よりも外よりの枠が好成績で今回6枠を引いたのは良かった。

馬に関してだが、とにかく調教から良く動く。
前走の北九州記念よりも良化しておりこの時は4着ではあったが、馬場も先行する馬に味方をしており3着には入らなかったが、上り最速の4着。
しかも4角9番手で稍重馬場の中の伸びは着順以上の評価。
中京に関しては最後の直線が長く急坂もあるため先頭から離されていても届く可能性はあるし、想定しているペースで前半が流れれば必ず前は垂れてくるので拾っていけるチャンスは大きい。

▲5.グランテスト　坂井瑠星騎手
種牡馬ロードカナロア産駒で中京が得意な坂井瑠星騎手。
高松宮記念も制しており内枠の3枠を引けたのは好条件。

ある程度先行するとは思うがこの馬の前半ペースは近3走で平均すると35.1秒と想定ペースよりかは遅いと考えているので先行集団の後方くらいをイメージしている。
過去のレースを見てもゴリゴリに前にいくレースは23/3/19の阪神1勝クラスで逃げたくらいで他は後方待機だったり差しのレース。
それでも通算成績4-3-0-3と優秀でとても器用で操縦性が高く展開に合わせて競馬が出来るのではないかと見ている。

3連係を狙うな⑥⑪までとしたい。