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2024/07/21 中京記念

小倉 芝1800m 概要

基本的な狙い目は距離短縮馬が有利な傾向にあり初角までの距離が271.5mと短く1コーナーから上り坂に入るので基本的に前半はスローペースになりやすい。
3~4コーナーで下り坂となり馬郡が凝縮しやすく3コーナー前から徐々に捲りポジションを上げて4コーナー出口前くらいでポジション好位についた馬の捲り差しには要注意。
特に開催後半の馬場が荒れた時計の掛かるレースでは内前有利からフラットもしくは外差しが届くようになるので馬場状態やレース展開に注意して予想を立てる必要がある。

7/20(前日)の馬場傾向

7/20は芝のレースが6レース開催された。
その中から5レースの逃げ馬・馬券内に入線した馬の経路や馬場・TBを振り返ってみた。

2R 3歳未勝利戦 芝 1800m

稍重 クッション値 9.3 ハイペース
1着 6枠12番 4人気 ②-②-②-① ① 決手:先行
2着 5枠10番 1人気 ④-④-④-④ ② 決手:先行
3着 3枠  5番 3人気 ⑬-⑬-⑨-⑦ ③ 決手:差し
※逃げ馬 11着 1枠1番 2人気 ①-①-①-② ⑪
LAP 12.4-10.9-12.0-11.8-11.6-12.0-12.4-12.7-13.1 前半:52.9 後半:56.0


4角 走行経路


4角を曲がり直線を向いたポジション
4角を曲がり直線を向いたポジション(別角度)
ゴール前


ゴール前(別角度)

5R 新馬戦 芝 1800m

稍重 クッション値 9.3 スローペース
1着 7枠7番 2人気 ②-③-②-② ① 決手:先行
2着 6枠6番 4人気 ①-②-①-① ② 決手:逃げ
3着 8枠9番 5人気 ⑨-⑧-⑧-⑧ ③ 決手:追込
※逃げ馬 5着 1枠1番 1人気 ②-①-②-② ⑤
LAP 13.3-12.0-13.0-12.9-12.2-12.6-12.1-12.0-12.0 前半:57.3 後半:54.8


4角 走行経路


4角を曲がり直線を向いたポジション


4角を曲がり直線を向いたポジション(別角度)


ゴール前


ゴール前(別角度)

7R 3歳以上1勝クラス 芝 2000m Mペース(馬場参考)

1着 6枠  6番  決手:先行
2着 8枠11番  決手:逃げ
3着 2枠  2番  決手:先行

4角 走行経路


4角を曲がり直線を向いたポジション


ゴール前

9R 2歳オープン 芝 1200m Mペース(馬場参考)

1着 4枠  8番  決手:差し
2着 6枠12番  決手:先行
3着 4枠  7番  決手:先行
※逃げ馬 4着 1枠2番 

4角 走行経路


4角を曲がり直線を向いたポジション
ゴール前

11R 3勝クラス 芝 2000m Mペース(馬場参考)

1着 6枠  7番  決手:差し
2着 7枠10番  決手:差し
3着 2枠  2番  決手:先行
※逃げ馬 4着 1枠1番

4角 走行経路
4角を曲がり直線を向いたポジション
ゴール前

このように馬場を確認すると内は死んではいないが「内<中・外」というニュアンス。当然S~Mペースだと逃げ馬が粘る可能性があるように見えるが中~外好位で上り脚のある馬が来ている傾向に見えます。

展開予想

過去に小倉開催の中京記念のペース・LAPを調べてみました。
・2022年
LAP 12.4-11.4-12.3-12.0-11.8-11.4-11.3-11.4-11.9 Sペース
・2021年
LAP 12.5-11.3-12.1-12.0-12.0-11.6-11.5-11.5-11.7 Sペース
過去2回ともスローペースとなっていて小倉芝1800mの典型的なペースでレースが進んでいます。
この要因として今走と比較すると逃げ・先行馬が少なく中団以降で競馬をする馬が多かったと考えられます。なので22年は逃げ馬が1着。21年はヨーイドンの瞬発力勝負で1~4着まで上がり3Fが速い馬が馬券に絡んでいます。
特に2022年は他の芝レースを見ても逃げ馬が好走している馬場であった為、このような結果になったと考えれます。
また、芝の状態も今年ほど内ラチ沿いが荒れていないようにも見えます。

2022年4角

2022年直線
2021年4角
2021年直線
2023年7月20日 5R 新馬戦より

2022年は逃げ馬が最内を通って1着。2021年は8枠11番が4角10番手から最内を通って上り最速の3着となっております。
しかし、今走は中団以降の馬よりも逃げ・先行馬が多く内の芝が荒れているので7/20 2Rの様な展開になると見ています。
(7/20(前日)の馬場傾向に記載)
そして、今走の脚質を下記に表しました。

③のセルバーグを筆頭に①④とハナ争い。
その後ろを⑩⑪⑫。先行勢の最後方に⑦。
中団先頭を⑬⑧。
後方(追込)の先頭を⑥。続いて⑤⑨⑭。
のような隊列でレースが進んでいくとみます。

3コーナー入口あたりから⑬がよ外からポジションを上げていき⑧がそれに付いていく。
ここで⑬よりも外に⑧が位置取りをし、ブロックしながら上がっていくのが理想。
4コーナー出口あたりで逃げている③①④あたりが先行勢⑩⑪⑫⑦に捕まり始めていき下記のような隊列が予想されます。

横の隊列は願望も含めたものなので実際は異なるかもですが縦の隊列はこうなるのではないかなと思います。
そして直線を向いた時が・・・

こちらも横の隊列はあくまで願望も含めた予想なのでもう少し前後左右はあると思いますが概ねな位置取りはこうなるかと。

ここから最後の短い直線で勢い付けたときに逃げ馬ている①④は力及ばず後退。
逃げ馬勢に追走している⑪が粘り前が開いた瞬間に⑦が突き抜け外から捲ってきた⑧が末脚を伸ばしてくる。
という展開(願望も含めw)を予想しました。

予想(印回し)

◎⑦エルトンバローズ
小回りよりも大箱が合うのでは?という意見もSNSでチラホラ見ましたが福島コースでも1着を取っており好走時はほぼ真ん中枠。
調教も全体時計は物足りない感じはあるものの終い1Fの伸びと迫力はやはり実力馬という物を見れました。
実績もある馬で現在(7/20時点)4人気6.1倍で狙えるのは今後ないのでは?と思えるくらいのチャンス。
近走は馬場状態が向かなかったり海外帰りの検疫に引っ掛かり充分な調整が出来ないままレースに挑んでいたため陣営は久しぶりの勝ちを狙い秋に向けて弾みをつけたいはず。
〇⑧タガノパッション
外から捲れて小倉巧者でオッズ妙味のあり。
調教は好走した愛知杯よりも全体時計は最終・日曜・1週前と全て良化されている。
しかし、減速LAPなので一見買いにくい印象にはなるが常に減速LAPで仕上げ。
過去のレースを見ると
・前走 京都 距離が長く3コーナー登り坂から急な下り坂
・2走前 福島 15着 直線 上り坂
・3走前 中山 6着 直線 上り坂
・4走前 小倉 2着 平坦
・5走前 京都 6着 3コーナー登り坂から急な下り坂
というコース形状で勝負所(3~4角・直線)に急な勾配のあるコースが苦手なのかなと。
ただ、直線で急坂のある阪神で好成績なのは3角の上り坂が京都より緩く3角~4角にかけての下り坂も徐々に急になっていっているのでペースも掴みやすくリズムが作れて最後の直線の上り坂にも対応が出来ているので阪神コース馬券内率が高いと見た。
そう考えると今年デムーロが乗れていないと軽視している今走はだいぶチャンスになるのでは?と見ている。
▲⑪アナゴサン
調教の動きは今走の出走馬で1番良く見えた。
小倉で好相性な本馬でもあり、ミッキーアイル産駒も小倉での成績は〇。過去のレースを見ても枠順が中よりも内or外という両極端な方が成績を残せており今走の7枠はこの馬にとって良い枠が引けたのではないかと。
前走の米子Sもトランキリテやアスクコンナモンダなど名が通った馬に先着しており6歳ではあるが侮れない存在。
後は、スムーズな競馬をすれば馬券内には充分に来る可能性はある。
△2.3.14

危険な人気馬

最後に人気している要注意な人気馬をpickupしていきます。
⑥エピファニー
小倉大賞典で1着となっており人気していると思います。
懸念点として調教面から言うと好走時は最終追切で坂路or5F以上のWコースで仕上げています。
今走は最終追切がWコースの4Fで仕上げており終い1Fは10.9秒と素晴らしい伸びを見せてはいますが好走時のパターンから外れています。
また、好走時は冬や気候が心地よい時期となっております。
夏は1走しかしていませんが、3人気で8着と惨敗しておりもしかすると暑さが苦手な馬の可能性があります。
⑫セオ
この馬も7月に行われたラジオNIKKEI賞で最下位の16着。調教も時計は良いものの3歳未勝利と同入で併せ馬のレベルを考えると少し物足りなさを感じます。
⑬二ホンピロキーフ
1人気ではありますが「消」にしました。
理由としては単純明快で8枠成績が3戦中「0-0-1-2」と振るわない結果となっています。好走時は中~内枠がほとんどでゲートを出て内ラチへ向かうロスが苦手なのかなと感じました。
前走の大敗の理由も騎手・陣営ともに不明と原因が解明出来ていないので改善のしようがなく不安要素と感じています。
ただ、7/21当日の芝クッション値次第では抑え印は回すかもしれませんが、どちらにしろ重たい印は打てないと思っています。

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