【MD】リミットレギュレーション後の環境について(R4.8.31)

皆さんこんにちは。全1鉄獣戦線兼りゅうちぇるのぽてんです。
今回はマスターデュエルリミットレギュレーション適用後の環境について個人的な予想及び見解を述べていこうと思います。ではさっそく。

一強環境キター?

唐突ですが皆さんお待ちかねの一強環境です。今回唯一個別のナーフを受けなかったtier1デッキがありますよね?そう天威勇者くんです。
結論から先に述べると次の環境はこの天威勇者を中心にメタが回っていく環境となると思います。
汎用カードの制限こそあれど、デッキパワーそのものが全く落ちていない環境デッキが天威勇者だけとなっているのでもはや必然です。いわゆるデスフェニ抜き勇者GSもこの枠に入りますが、今回はよりわかりやすい天威勇者にフォーカスを当てていこうと思います。

一強環境って?

一強環境になるとどうなんの?という話。
一強環境というものになるとみんな天威勇者しか使わなくなるってこと?と思う人もいるかも知れませんが、今回の一強環境はそこまでの環境ではないと思います。そこそこ一強環境的な?
例としてかの有名なシャドウバースを取り上げますが、あのゲームの一強環境は文字通りの一強環境で、本当にそのデッキ以外を使っている人が環境から消えます。デッキリストも9割同じです。マジで2~3枚で個性をだそう!みたいな感じです。そのくらい抜けたパワーを持っているからこその一強環境。ジャンプ主人公バトルがあると悟空だけ抜けて強いよね、的なイメージです。
今回の天威勇者による一強環境は前述の一強環境とは少し違い、環境的に明らかに一番多くなるであろうから、そのデッキを基準に調整していく環境、といった感じです。
原作ドラゴンボールでいうと、Z戦士最強が神様と同化したピッコロだった時期の神コロ様、くらいの一強ですかね。悟空ベジータトランクスも強いけどピッコロさんが一番強いな的な。ポケモンで例えるならガブリアスがわかりやすいかも。
つまり、環境的に天威勇者以外のデッキもたくさん存在はするが、天威勇者にイケてないデッキは姿を消し、相性がいいデッキが増える、あとは天威勇者を意識したメタカードを入れたデッキが増えるといった感じの環境になりますね。

具体的にどうなるかってきいてんの!

ということで長々と書きながら抽象的な内容でわけわからんと思っている人が多いと思うので、ここからは具体的にどんなデッキが増え、どんなデッキが消え、どんなカードが重要視されるかを述べていきます。
まず、勇者幻影騎士団がこの世から消えます。
前回の記事で主役にした圧倒的弱さの勇者幻影騎士団、すでに絶滅危惧種ですが、今回で完全に環境から姿を消します。おそらく攻略サイトなどでは謎にtier2くらいに置かれ続けますが、全くそんなことはなくtierをつける価値すら無いデッキと成り下がります。デスフェニギミックの弱体化もありますが、それと関係ないところで天威勇者にいけてなさすぎるところをサラッと書きます。
ヴィシュダと勇者ギミックで妨害が簡単に剥がされる、天威勇者に刺さる無限泡影が積めない、ネメシスプロートスを出されるとそもそも何もできない、一滴で大逆転笑も竜星の九支で無理、とまあマジで相性終わってるので体感したい人はぜひ使ってみてほしいところです。
とまあ勇者幻影の弱さと一緒に天威勇者の強みもちょっと書いたのでそのまま環境への影響とつなげていきます。
天威勇者は展開しきった場合、竜星の九支というカウンター罠が存在するため、一滴や冥王結界波での逆転はかなり望み薄となります。なので天威勇者以外のデッキについては、誘発あんまり積めないけど一滴や冥王結界波で大逆転!みたいなコンセプトのデッキがまずこの世から消えていきます。
となるとどんなデッキが台頭してくるのか、これは1枚始動が多く誘発を10枚以上採用できるようなデッキリストに空きのあるタイプのデッキになりますね。
プランキッズや鉄獣戦線、なんてのがすぐに思いつきますが、なんとこれらのデッキも今回の改定でしっかりお仕置きを食らっています。わろた。
さらに具体的に名前を上げていくとイビルツインやふわんだりぃず、イグニスターらへんはそこそこ見かけると思います。別にこれらのデッキよりプランキッズや鉄獣が弱いってこともないのでそのへんもまあ見かけると思います。勇者幻影はリストに空きがないのでダメです。
以上を踏まえると、天威勇者VS誘発マシマシデッキということになるわけです。つまり、天威勇者対策でついでに対策できる誘発に弱いデッキもこの世から姿を消していきます。勇者幻影とかかなあ。
真面目に答えると、LL鉄獣や天威勇者以外のハリラドンデッキあたりがついでに対策されるんで見かけなくなります。

対抗馬はいるの?

他にどんなデッキが来るのか、と考える場合、誘発に強くて天威勇者にもいけてるデッキ、というのが思い浮かびます。そんなデッキあるの~?と言いたいところですが、真面目にランクやDCを走った人ならすでに体感済みのあのデッキ、そうエルドリッチですね。
このエルドリッチが結局現環境からすでに天威勇者に有利がついていて、その他の誘発マシマシデッキも流石にエルドリッチもケア(羽箒やライスト等のバック破壊を複数積む)できるのかといったらまあ厳しい。
ということでまとめると天威勇者VS誘発マシマシデッキVSエルドリッチの三つ巴の構図となると思います。
三つ巴と言いながら、エルドリッチは他の2デッキどちらともに弱いわけでもなく、おそらく天敵である電脳界が新環境から完全に絶滅するので、じつはエルドリッチの一強環境です。

フォーカスチェンジ!

今まで天威勇者一強環境というミスリードをしていましたが、実のところはエルドリッチ一強環境というドンデン返しになりました。
しかし、このエルドリッチも天威勇者メタに寄せた構築をしないと天威勇者に有利がつかない。具体的にいうとラー球やラヴァゴーレムの採用となります。そこまで採用して初めて先攻有利、後攻もそこそこ捲れるが発生します。
これを環境に当てはめるとどうなるか。先程と同じでついでで対策できるデッキが消えます。盤面埋め尽くす勇者幻影のことですね。
全1鉄獣戦線遣いとして心苦しい話ですが、鉄獣もついででラヴァゴーレムくらいます。まあ双龍はともかくアポロウーサはエルドリッチ戦ではあまり役に立たず、リボルトは残るのでシュライグで除外できる鉄獣は普通にエルドリッチいけます。ラヴァゴーレムやラー球をくらわないイビルツインやイグニスターはここでもかなり評価を上げていきます。
余談ですが、壊獣じゃダメなの?という疑問に対してはやはり天威勇者の存在が立ちはだかります。壊獣採用していた人ならわかると思いますが、天威勇者のメイン妨害であるバロネスやチョウホウ等のうち1体だけどかしたところで捲れないことのほうが多いです。壊獣+一滴等その他の手札が必要となり、ハードルが上がります。なので壊獣はあまり流行らないと思います。
とまあ話はそれましたが、こんな感じでエルドリッチにフォーカスを当ててみてもやはり弱点がないわけではない。

結局団子?

今までの内容を鑑みると、うおおおお天威勇者最強すぎる!誘発積むしかねえ!からのエルドリッチでどっちも美味しく頂いちゃうよ~?あれ?しっかり対策カード入れねえと天威勇者倒せねえな…って思ってたら誘発デッキにも普通に負けちまうぜ、からのじゃあ誘発マシマシ最強!なはずなのに、天威勇者とエルドリッチに先攻取られてメタカード引いてなかったら無理すぎるんだが?という環境になります。
これを団子環境というべきなのか、結局天威勇者中心に回るから天威勇者一強環境というべきなのかは人によって判断が変わるでしょう。
個人的な見解としては、実は一番勝率が出るのは誘発マシマシ対応デッキ、なんだけど負けるときの何もできないっぷりや、先攻とっても捲られることがそこそこあったりというストレスが、強さに反して使用率に響いてくると思います。
天威勇者は展開が通ったら相手が勝手にサレンダーしてくれるのでそのへんのストレスは皆無なのでやはり使用率が高くなると思います。
エルドリッチもイージーウィンはありますが、もつれたときの泥仕合っぷりが人を選ぶ可能性がありますね。

伝説の最強デッキ

長々と書いてきましたが、そろそろまとまりが無くなりそうなので無理やりまとめていきます。
結局なんだかんだでメタが回っていきそうな新環境ですが、天威勇者に強い天威勇者が出てくればそのデッキが最強なのではないかと思っています。
それこそが現環境における勇者GSだったのかもしれませんが、要は事故りにくく先攻盤面が強く誘発も積めるデッキ、これこそが答え。といいながらそんなデッキがないから皆考え続けているわけです。
オレもこの伝説の最強デッキを探し求めて新環境を走っていこうと思います。ひとまずのテーマは天威勇者の安定感を保ちつつ誘発を増やせないか、といったところですかね。
この記事は実は一週間前くらいに半分くらい書いていたんですが、なんかノリが悪くなって放置してました。
今回メンテナンス期間中に無理やり書き上げたんであまり面白くない内容になっているかもしれませんがご容赦を。
じゃあみんな、新環境で会おうぜ!DCから今までありがとうロンゴミアント!ゴシップシャドー禁止のせいでデスガイドとロンゴミのURポイント帰ってこないのひどない?さようなら!

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