勇者幻影騎士団の超圧倒的弱さの解明

皆さんこんにちは。全1鉄獣戦線使いのぽてんです。
皆さんは覚えているでしょうか。勇者ギミックの追加に伴い、圧倒的Tier1になると言われ続けていたあのデッキのことを。そしていざ出てみると、そのあまりの弱さに、それまで再生回数をセコセコ稼いでいる配信者たちがこぞって新環境最強デッキ!とはやしたてていたにも関わらず、大会では誰一人として使わなかったあの伝説のデッキ、そう勇者幻影騎士団のことを!
今回の記事ではそんなtier100勇者幻影騎士団の圧倒的弱さについて、マスターデュエル独自の弱さ、そしてもともとそんな強くなかったんじゃね?という2つの観点からサクッと解明していこうと思います。ではいってみましょう。

マスターデュエル独自の弱さ

まずはわかりやすい勇者幻影騎士団の紙の環境とは違うマスターデュエル環境独自での弱さについて解明していきます。
といってもこちらは単純明快、「単にデッキパワーが下がっているから」これに付きます。
そもそも勇者幻影騎士団のウリは「安定感」です。デスフェニギミックのおかげで幻影騎士団カードなら何でも1枚初動でデスフェニまで立てられる。
そしてそれはもちろん最低限の話であり、フューデスや勇者ギミックを素引きしてポンポンと展開していくのを前提としたデッキとなっています。
しかし、マスターデュエルの環境では本来の1枚初動であるはずのカードが軒並み準制限カードとなっています。
紙の環境 ティアスケ3 フューデス3 アラメシア3 水遣い3 計12
MD   ティアスケ2 フューデス2 アラメシア2 水遣い2 計8
これですでにもう別デッキと言っても過言ではないのですが、初動になるカードの数が減っているのにギミックのための素引きしたくないカードの枚数はそのままというのがかなり終わっています。
最近の勇者幻影は事故率の緩和を考えてもともとの幻影騎士団のように特殊召喚しやすいレベル3ギミックを搭載しているデッキが増えていますが、最初に紙のエキスパート達が紹介していたデッキは不純物なしの勇者幻影ばかりだったので、それはもう事故りに事故りました。笑
先ほど紹介した最低限のはずの幻影騎士団カード1枚すら幻影騎士団カード自体が「7枚」しか入れてないリストが多かったので、普通に引かないことすらありました。
よってマスターデュエルでの勇者幻影騎士団はやたら事故率が高い上に自慢の1枚初動もアナコンダからのデスフェニ!一辺倒の、「え?それくらいならファンデッキでもできるくない?」みたいなツッコミの絶えないtier100万ボルトデッキとなりました。

つかそもそもそんな強くなくね?

さて続いて2つ目の観点であるもともとたいしたことなかったんじゃね?についてですが、今回の本題は一応こちらとなっています。
紙環境で強かったという事実は一旦置いといて、個人的には対策のやりやすさについて特に虚弱性を感じています。
まず汎用誘発カードに弱い、というのがあります。幻影騎士団はもともとほぼすべての誘発カードに弱いです。電脳界やふわんだりぃずやプランキッズやエルドリッチのような特定の誘発以外あまり気にしなくていい、というようなデッキではありません。特に無限泡影の刺さり方はエグい。
そしてグリフォンライダー以外の何でも無効も持っていないので、魔法耐性もまあ低いです。
この辺は実はワタシクシがメインで使用している鉄獣戦線にも共通している事項なんですが、幻影騎士団は霧剣という罠カードをメインの妨害で使っているのでバック除去については更に弱いと思っています。
でこれによって何が起きるかというと、ついでで対策できちゃうんですよね。
「エルドリッチうぜー!羽箒ライスト積むわー。ん?なんか霧剣2枚伏せてきたんだけどライストでサヨナラ。ごちっす笑」
「マージでふわんだりぃずうぜえ。G効かないから無限泡影とうららだなー。あれ?このヴァルディッシュとかいう人、どっちも効くんだけどどっち使えばいいか迷うなあ笑」
「え?なんかよくわからんけどG投げといたら特殊召喚しまくってようやくデスフェニ1枚出てきてターンエンド?手札10枚になったんだけど笑」
とまあこんな感じで。他にもロンギヌスもささるし可愛さ重視で入れてる屋敷わらしも刺さるしなんでもござれって感じ。
さらに、先攻展開での妨害も弱い。というか環境的にこれまたついでで消える。
これは何かというと、前述した内容にも関係はしてるんですが、勇者幻影の妨害が普通に環境的に弱いんですよね。
わかりやすいのが勇者ギミック。自分で勇者ギミック使うくせに勇者ギミックに弱いとはこれ如何に、って感じなんですが、メイン妨害の一つである霧剣が永続罠の関係上無限泡影と違ってドラコパックに弱いんですよね。
で墓地にもいかないから蘇生効果も使えないんでオワって感じ。
で頼みはデスフェニってことになるんですが、このデスフェニくんも無効にされるか先に効果使わされると終わりです。
今環境最強と名高い天威勇者に勇者ギミックとヴィシュダを引かれてるとこの現象が勝手に再現されます。
しかも向こうはとりあえず特殊召喚できるヴィシュダから出して、伏せられてるカードバウンスしよ~みたいなゆるふわ女子でも当たり前にする行動をしてるだけです。
それだけで勇者幻影は死にます。ザ・エンドってね。
あとは上振れ用のデスサイズ、というのがあるんですが、これは流石に強い!と思いきや相手に墓穴の指名者があると普通に無効にされます。
そもそも相手がふわんだりぃずやエルドリッチだった場合、全く刺さらないカードとなるので、相手ターンになった瞬間起動させること自体そこそこリスクがあります。と思って様子見してると一滴や壊獣でデスサイズの起動そのものができなくなったりします。
相手のデッキがわかってない状態で強気に使えるカードじゃない。まあ、この部分はMD独自の弱さといってもいい気はしますがね。

終わりに

勇者幻影騎士団の圧倒的弱さについて、なんとなくわかってもらえたでしょうか。
まだまだ書き足りないですが、そろそろ業務終了時間が来るので結びとさせていただきます。
ちなみにオレは勇者幻影騎士団というデッキ自体はかなり好きです。
というか幻影騎士団のブレイクソード何回も出しながらアークリベリオンでワンキルするのはかなり中毒性ありますね。
次は天威勇者のことでも書きますかね。ではまた!

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