「空気が読めない。」と組織で孤立する新卒社員に伝えたとある経営者からのメッセージ
「お前、空気読めないよな、だから嫌いだ」
なんて言う上司はいないかもしれないが、心の中でそう思っている上司は多いのでは?
新入社員が、ある時、とある経営者に相談していた。
「僕は空気が読めないと言われ、浮いてしまっています。仕方がないと思いつつもやっぱり少し寂しいです。でもどうしたらいいのか、わかりません」
思っていることをダイレクトに口に出して指摘するケースってほとんどないと思うし、
直接に言ってしまうと、
「デリカシーがない」
「パワハラ」
とか言われてしまうケースがあるかと思う。
だから、日本人は直接それを伝えるケースはほとんどないと思う。
良し悪しは別として、日本には物事をオブラードに包んで伝えるし、
「空気よんでやって」
とか言う話になる。
こんなセリフ、海外で聞いたことなどない、独自の文化だと思う。
とはいえ、口に出さないまでも
・無視
・仲間はずれ
という事象が社会人になってもあるという話を聞いて驚いた。
本人に悪気はないかもしれないが、結果的に周りをそういう風にさせてしまう。
これは、自分が悪いとは思いつつも、周りの寛容さにかける世界ですごく世知がない。
とある経営者がそんな悩みを持った新入社員に伝えた要点がこうだった。
・悪い行動だと思ったことは、素直に謝る
・自分の何がいけなかったのか、そこを反省して治す
・もし、自分で何がいけなかったかわからなかったら、今までと反対の行動を取ってみる
・自分がやられて嫌なことはやらない。自分がやられて嬉しいことを行う
・相手の反応に手応えがあったら継続して行う。
・上っ面だけではなく、心からその行動が出来るように自分をマインドコントロールする。
自分でやっていることを俯瞰してみて、何が浮いてしまう引き金になっているか振り返り、
そこを一つずつ改善したコミュニケーションをとることで、状況が好転してきたとの話。
とはいえ、そう簡単に状況が変わるわけもない。
とある経営者は新入社員からの嬉しいニュースを待ちわびているらしい。
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