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毎日が日曜日!!(大ネタバレ注意)

さあついに来てしまいましたver2.2、ピノコニー編ついに一件落着です!
ver2.1の感想も書こうと思っていたのですが忙しくてかけなかったこともあり、壮絶なアベンチュリンの賭けや、ホタルとギャラガーの本当の顔についての感想を殴り書けませんでした。ですが今回の開拓クエストはそれらを凌駕するほどのストーリーの濃さでした。何から書こうか迷うほどのボリュームですがこれだけは言わせてください

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枝豆の印象がだいぶ変わったって話

 まずは前々回のストーリーで大勢のヘイトを集めた枝豆こと「記憶域ミーム『死へ向かうのは何者』」についてですが、真の姿が露わになったことでそのヘイトも薄くなった人が多いのではないでしょうか。

 みんなのヘイトを散々集めた枝豆の正体はドリームリーフの門番であり、ギャラガーのペットでした。ギャラガーからは「ネムリ」と呼ばれていました。やつはある法則に基づいてピノコニーにいる人物を貫き、ドリームリーフへと送っていたのです。つまりホタルやロビンも死んではいなく、枝豆によってドリームリーフに送られていただけでした。そして前回のストーリーの最後に殺されたと思われていたサンデーも死んではいないということになりますね。いやー良かった良かった!!

 ちなみにネムリ君が彼女らを送っていたドリームリーフというのは夢の宴の郊外にある辺境の地的なところだったと思います。そこでギャラガーは「時計屋」に託された使命を果たすため、星穹列車に招待状を送りました。そして「時計屋」の遺したヒントをそこで守っていました。
 結果的にギャラガーはナナシビトをドリームリーフに集め、オーク家の兄妹や星核ハンターの手を組ませることに成功しました。

 こう考えるとピノコニー編で暗躍する悪意に気づき、対抗する機会を得られたのはギャラガーの尽力あってのことですね。どうしてこのキャラが星4なのかが全く分かりません。

ミーシャ「君」じゃなくて「さん」な?って話

 今回のストーリーの大部分を担っていたであろう先代ナナシビト「ラザリナ」「ラグウォーク」「ティエルナン」の行く末と時計屋との繋がりについてですが、まさかのミーシャ君が大きなカギを握っていました。

 ミーシャ君はナナシビト「ラグウォーク」が作り出した記憶域ミームでした。ラグウォークは未来のピノコニーを後輩のナナシビトに託すために自身の記憶を夢境の泡に込めたのですが、星穹列車がピノコニーに到着した際に汽笛の音につられて泡から出てきてしまった。その記憶自体がミーシャの正体というものでした。 
 前回のスターレイルの文章に書いていた長々とした妄想の中でも触れていましたが、ミーシャが主人公以外と会話している描写が無いことから記憶域ミームなのではないかと考えていましたがまさにその通りでした。しかしミーシャは「ナナシビトに向けた記憶なのでナナシビトにしか見えない」という種だったようで、「素直で純粋で無垢な心を持った人」 にしか見えないというわけではなかったようです。これでホタルの尊厳は守られましたね。

 あれ、ということは三月なのかには最初から見えていたということですが、ホテルでミーシャに食い気味でセリフかぶせたのは…

 まあ何はともあれ、ミーシャの正体はラグウォークが記憶に込めた小さい頃の「ラグウォーク・シャール・ミハイル」だったということで、ミーシャ君などと気軽に呼べなくなってしまいました。その上ミーシャは自身の使命を全うすると改めて眠りにつき、時計屋の帽子とクロックボーイを遺して夢の中へ旅立ってしまいました。こんなにも綺麗に旅立って行ったミーシャに対して「君」だなんておこがましい!ここは敬意をこめてミーシャ「さん」と呼ぶしかないですね。

 ちなみにミーシャさんがナナシビト以外に見えていないというのはホタルと黄泉以外の描写でも確認出来て、ストーリーでは墓守のミカとヴェルトとの会話やドリームリーフで助けたファミリーメンバーの発言、現実のホテルのロビーでひとりでに荷物が動いたと言っている宿泊者などから確認できます。そのほかだと、ミーシャさんと特定のキャラを同時に編成したときに掛け合いがあるはずなのに、ミーシャさんが一方的に話しかけているといった描写からも確認できます。実に芸が細かいですね。

ミーシャさんが見えないピピシ人

 ここまでミーシャさんの正体について書き連ねてきましたが、彼は物語において主人公たちの起死回生の一手にもなっていました。それはディエス・ドミニにピノコニー中の人々が敗北した後、夢境の力によっていい様に夢を見させられていた主人公たちでしたがブラックスワンの問いかけによって今までの物語に矛盾が生じていることに気づきます。

その矛盾とは我らがミーシャさんです!

 ミーシャさんは記憶域ミームなのにもかかわらず物語の最初に現実のホテルレバリーに出現していました。ミームは本来、夢の中でしか存在できないのにも関わらず。それが意味していることとは現実だと思っていたホテルレバリーはすでに夢の中の夢境であったということです。
つまり…

あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!

「おれは 現実のホテルにいたと
思ったら いつのまにか夢の中にいた」

な… 何を言っているのか わからねーと思うが

おれも 何をされたのか わからなかった…

頭がどうにかなりそうだった… 催眠術だとか超スピードだとか

そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ

もっと恐ろしいものの片鱗を 味わったぜ…

ということです。
 主人公とブラックスワン、黄泉はホタルの努力によってこの事実を見破り、同じく目覚めたロビン、丹恒、ブートヒルとともにディエス・ドミニへの対抗策を練るという流れで進んでいきます。

 個人的にこういう展開はかなり好きなんですよね。特にゲーム内のキャラクターが夢境に気づいていなかったようにプレイヤーも最初から騙されていたというのが没入感を得られて良いと思います。似たような展開は原神でもありましたがその時も衝撃を受けたのを覚えています。

 最終決戦について書く前にちょっとした小ネタ的なものを挟みますが、今さっき書いていた「ミーシャさんが現実にいることからそこが夢境の中だと判明する」という展開ですが、勘の鋭い人は他の点で違和感を覚えることができます。僕は全く気づきませんでしたが、言われてみると納得しました。

 それは最初にホテルレバリーのVIPラウンジに行くときに扉の前にいる「サー・アズール」です。
 サー・アズールって誰だっけ?と思った人に説明すると、彼は青色の折り紙の小鳥で主人公が最初に出会う折り紙の小鳥です。折り紙の小鳥はミーシャさんやクロックボーイと同じくミームの存在で、主人公以外には見えていません。実際にver2.1のストーリーでアベンチュリンを操作するパートにおいて、折り紙の小鳥を見つけてもアベンチュリンは気づいていない様子を示しています。そんな折り紙の小鳥であるサー・アズールが現実のホテルにいるのはおかしいですよね。折り紙の小鳥の話をしっかりと聞きながらストーリーを進めていた人は「あれ、なんで最初にホテルで折り紙の小鳥に出会ったんだ?」と疑問を持つことができたというわけです。
 ちなみにサー・アズールはドリームリーフにおり、他の折り紙の小鳥とのサブクエストもあります。背景がより深掘りさせるのでぜひやってみてください。割と感動できます。

演出豪華すぎるって話

 紆余曲折があったピノコニー編ですが、最後のディエス・ドミニ戦の演出は1回目も2回目もかなり熱い展開でしたね。個人的にはカカリア戦と並びつつも少しベクトルの違う熱さだったと思います。

 1回目のディエス・ドミニ戦では主人公の運命の覚醒と飲月&景元将軍の一撃がだいぶ盛り上がりました。
 時計屋から受け継いだ帽子をかぶり、エンターテイナーとして「秩序」に立ち向かう「調和」の主人公がかなりカッコよかったです。2回目の戦闘で生命体はなぜ眠るのか?の問いに、時計屋の遺志と共に答えを突き付けるのもエモかったです。

それは…いつの日か…夢から覚めるため
シぺの一瞥
秩序に立ち向かう調和

 そしてなんといっても戦闘の最後に現れてくれた丹恒・飲月と景元将軍の一撃がかっこよすぎた!どちらも持っていないのでめちゃめちゃ引きたくなりました。

何百もの雲騎軍と雲上の五騎士の2人
煌煌たる威霊よ、我が命に従え…
斬!!

 結局この出来事は主人公が見ていた夢のお話なので実際には将軍たちはピノコニーに来ていません。クラークフィルムランドの顔出し看板に来てくれたのも夢境の中だったからなのでしょうか。ですがこれが夢ということは丹恒も「結盟玉兆」を使っていないということ、今後のストーリーでここぞというときにぜひ使ってほしいものです。


夢境から醒めた開拓者たち

 2回目の戦闘は何もかもが盛り上げてくれましたね!ディエス・ドミニに真正面から立ち向かう星穹列車とナナシビト、夢を切り裂く黄泉、巡海レンジャーを引き連れるブートヒル、そして歌で導くロビンと総当たりでぶつかっている感じがかなりワクワクしました。

星穹列車☆ファミリー

 今まで戦闘にまで介入することはなかった星穹列車とパムがここにきて一緒に攻撃してくれるのはだいぶうれしかったですね。列車の追加攻撃を発動するたびに列車組とロビンが専用のセリフを言ってくれるのも熱すぎる!

 そしてボスの最終ゲージ。ここで「生命体はなぜ眠るのか」の問いに対して「夢から覚めるため」という答えを突き付けるとともに、ロビンの「翼の生えた希望」が流れ出します。

 ストーリーのボスとの戦闘でボーカル付きの戦闘曲が流れるというのは演出としてかなり好きな部類に入るのですが、ただ曲が流れるのではなくロビンが歌っているというのが良いですよね。冒頭では自分の声が出せず調和の力で補っていた彼女が、終盤では本来の歌声で主人公たちを支援してくれるというのがなんかエモくないですか?

その後、行方不明になったサンデー

 無事にサンデーを打ち破った主人公たちは無事に現実に帰ってこれました。このままいったんストーリーが終わるのかと思いきや、なんと黄泉の一撃を受けたアベンチュリンに視点が移ります。彼はどうやらストーリー上に出てきた純美の騎士アルジェンティに助けられていたようです。このエピソードでなんとなくこのゲームでのアルジェンティの立ち位置が分かった気がします…
 彼は同じく十の石心であるジェイドに報告をしていました。会話内容的に次のバージョンでジェイドもピノコニーに来そうです。そこに意外な人物が扉を蹴破って乱入してきました。ブートヒルです。彼がアベンチュリンに銃を向け、オズワルド・シュナイダーはどこだと問いただしたところで第4幕が閉幕しました。指名手配されているのにもかかわらず正面から襲撃したところを見ると、よっぽど会いたい人物なのでしょう。主人公たちだけでなく、ブートヒル側のストーリーも気になってきました。

 今回のアプデ分のストーリーはここまででした。全体的に見れば事件が一段落して、あとは調和セレモニーをどうにか執り行うだけになりそうですが、回収されていない要素もたくさんあります。花火が配りまわっていた相互保障破滅ボタン、ホタルの3回目の死、ジェイドの収穫作業、サンデーの行方などなど…
 サンデーだけはサブクエで死が仄めかされている程度なので、停雲と同じ感じで一旦ほっとかれそうな雰囲気もありますが、他の要素は次のバージョンで回収されそうです。次のバージョンアップが待ちきれないですね(2日後)。

 今回のストーリーは個人的に好きな展開がてんこ盛りでめちゃめちゃ楽しかったです。時計屋の帽子を受け継いだり将軍と飲月が助けてくれたりなど今までのストーリーの中で一番熱かったかもです。あと衝撃的だったのは調和主人公の必殺技がWhite Nightの構図になることですね。思わず口を覆ってしまいました。

I want you to show me Your fantasy

 次に行く星はおそらく仙舟だと思いますが、三月なのかの新運命が割と軽い感じで解放されそうなので温度差が激しくなりそうですね。 そして何よりもホタルとジェイドの実装が待ち遠しいですね。僕はブートヒルに石を全ツッパしてしまったので引けるか怪しいですが、新コンテンツを掘りつくして確保したいと思います。

 この記事を書き始めたのはストーリー更新から2日後とかだったと思うのですが、気が付けば2日後に新しいストーリーが来てしまいます。平日だけでなく土日も予定があるとこういった文章を書くスピードがとんでもなく遅くなってしまいますね。本当なら最速で出したかったのに…
 これもすべて平日というものがあるからいけないのかもしれません。サンデーの例えであった週休七日はやっぱり正義だったのかもしれません。秩序の夢が崩壊してしまった今では夢から覚め、厳しい現実と向き合う必要があるのかもしれません。皆さん、今週も頑張って労働・勉学に励みましょう。

そして、マンデー…

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