MMDエフェクト備忘録
この記事は
mmdの操作に慣れてきたけど、どのエフェクトを使えばいいのかわからない
アニメ調や逆光で綺麗な動画が作りたい!
動画になんかいい感じの雰囲気が欲しい!
そういった人向けのエフェクトの選び方やおすすめエフェクト、動画を作るうえでのコツなどをまとめていきます。初心者向けというよりは、エフェクトに迷走し始めた人向けという感じ?です。
ただし、これらは全て我流です。
エフェクトの選び方や動画の作り方は人それぞれで、これが正解!というものはないと思っています。
あくまで一人のmmd好きオタクのおすすめだと思ってください。
また、エフェクトを盛って綺麗な動画を作ることは基本的に自己満足にすぎないと思ってます…単純に綺麗な動画だからと言って再生数が伸びたりすることはあんまりありません多分。
なのでほんとに、この激マブMMDモデルを綺麗な画面で見たいんじゃ!!!という人向け。
(1)どんな雰囲気にしたいのか
まず、動画の雰囲気の最終的なイメージができていることがエフェクトを選ぶうえで大切だと思っています。
イメージと言ってもそんなに難しいことではなく、、、
mmdでステージを決める時、おそらく多くの人が、踊らせる曲やキャラの雰囲気からなんとな~くどういう雰囲気の動画を作りたいのかをイメージしながらステージを選んでいるんじゃないかな~と思います。
例えばかわいい曲・モーションの場合はかわいいパステルやポップな色使い、かっこいい曲・モーションの場合はシックで彩度低めな色使い…などなど
そのなんとなくのイメージを持てていることが、エフェクトを選ぶうえで大事だと個人的に思います。
(2)TOON調かリアル調か
TOONやリアルというのはモデルに落とす影(シェーダー)の違いのことです。
主にTOON調が、日本のCGアニメやウマ娘のCGモデルに使われているシェーダー。リアル調が、ガチの人間ぽいCGが出てくるゲーム、例えばファイナルファンタジーなどのリアルな人間ぽいモデルに使われているシェーダーというイメージです。
TOON調がパッキリした影のつき方なのに対して、リアル調はぼんやりした影の付き方になります。
私は、
かわいい・元気・明るい・ポップ・表情豊か→順光TOON
落ち着いた・綺麗・屋外・光・海・植物→逆光TOON
洋楽・ハロウィン・怖い・フィギュアっぽい質感→リアル調
という使い分けをしがち。
(順光とは、MMDの照明をX-0.0 Y-0.0 Z+1.0に調整し、真正面から光を当てること。逆に逆光とはMMDの照明zを-1.0~-0.1あたりまでに調整し、モデルの後ろから光を当てること。)
ちなみに、自分の動画のほとんどがTOONのシェーダーです。
どちらを使うかは完全に好みになってきますが、個人的にはTOONのアニメ調のシェーダーをおすすめします。MMD初心者の方には特に。
今回の記事では主にTOON調のシェーダー中心のエフェクトに絞ったおすすめをしていきます。リアル調はpowershaderの応用編として後述します。
(3)A-TOONとPowerShader
自分の動画の8割方この二つのシェーダーで作ってます。
初心者でも使いやすく、汎用性も高い、しかも軽い。故に使ってる人も多い印象。
カヤさんのA-TOONは、最新版のA-TOON2も配布されていますが、私はA-TOONの方を使っています。影の付き方がこちらの方が好みなので。
A-TOONをモデルに適用して、とりあえず照明を真正面から当てたらなんとかなります。照明の位置の目安としては、モデルの顔の下の首に綺麗に影が落ちるくらいがベスト。
パソコンのスペックに余裕がある方は、同封されているExcellentShadow対応版の方を割り当て、この上にそぼろさんのExcellentShadowを入れるとさらに影がきれいになります。私はいつも入れてます。
角砂糖さんのPowershaderは、配布動画でもわかる通り、綺麗な光のシェーディングができるシェーダーです。逆光でモデルの後ろ側に光を当てるのがおすすめ。
なんとTOON調もリアル調も同封されてます。神か。
しかもなんと同封されているコントローラーで影と光の強さを調整すると、TOON調ではA-TOONと同じように順光TOONもできるし、リアル調ではリアルなフィギュア調のシェーダーにもなります。影の色を一つの動画内で変化させることもできます。万能すぎる。神か…。
こちらもそぼろさんのExcellentShadowを入れることで細かい影まで落とすことができます。スペック的に可能な方は是非。
最初はとりあえずこの二つのシェーダーを使って、シェーダーを理解していければいいんじゃないかなと思います。
私はこの順光TOONでA-TOONもしくはPowershaderを使い、
逆光TOONでPowerShaderを使ってます。
以下は適用例です。
(4)シェーダー以外の必須エフェクト
いわゆるポストエフェクトです。
そぼろさんのAutoLuminousは必須オブ必須なので省略します。
個人的に必須なのがDOFエフェクトです。モデルの背景をぼかす、ボケエフェクトですね。
これだけでかなり動画の印象が変わってくるので、スペック的に厳しくても優先して入れたいエフェクトです。
おすすめの一つ目はikenoさんのikBokeh、https://www.nicovideo.jp/watch/sm27947881
二つ目はakeruさんのLiteDOF HCです。
https://seiga.nicovideo.jp/seiga/im10818176
ほかにも沢山配布されていますし、他のDOFエフェクトでも大丈夫だと思います。とりあえず顔面アップになった時に強めに(強めに)背景をぼかすことさえできればOK。
そしてもしできれば、背景にキラキラ光る小さい粒(空中に漂う埃エフェクトやKiraKiraエフェクトなど)を漂わせて、DOFエフェクト側の設定で玉ボケや光を強く設定すると、キラキラして手軽にめちゃ綺麗な動画になります。やりがち。
化身バレッタさんの空中に漂う埃エフェクト
https://www.nicovideo.jp/watch/sm20916681
ビームマンPさんのキラキラエフェクトhttps://ux.getuploader.com/BeamMan2/download/88/KiraKira_v2_32_64_MMM.zip
(5)いい感じの雰囲気を簡単に出したい!!!
という方におすすめしたいのが、
・MMDを出力する際orAviutlで出力する際に、フレームレート(fps)を落として出力する(+MotionBlur軽め)
・画面にグラデーションをいれる
という方法
フレームレートとはなんぞやという人はぜひググって下さい。
MMDを出力する際に、フレームレートを基本設定の30fps以下、例えば24fps、15fpsあたりで出力してみてください。少しカクカクした動画が出来上がります。そしてもしできれば出力する前にポストエフェクトにそぼろさんのモーションブラーエフェクトを軽めに入れてみてください(重めなので注意)。少し動画がおしゃれになります。画質は死にます。
映画とドラマってなんか映像の雰囲気が違って見えませんか?
映画はフレームレートを下げて作られているものが多い気がします。また、日本のアニメはほとんどがかなり低いフレームレートで作られてる印象があります。最近増えているCGアニメでも同じく低い印象。
MMDerさんの中でも結構フレームレートをわざと落として出力している方は多い印象があります。
もちろん60fpsや30fpsのヌルヌルもヌルヌルの良さがありますのでこれは完全に好みになりますが、私はフレームレートを落とした方が好きです。簡単に映画っぽくなり、雰囲気がでます。数値は10~24fpsあたりをいったりきたり
また、動画の雰囲気を大きく左右するのが色味と画面のグラデーションだと思っています。個人の意見。
色味に関しては結局のところその人の色彩センスによるところがあるのでなんともなのですが…
画面のグラデーションはMMDのポストエフェクトでも、Aviutlでも手軽に入れることができ、空気感を作るのに最適です。
ポストエフェクトの場合は、tktkさんのアニメ風画面スクリーンエフェクトA-screen、まどかさんの4color改変 仄明かり、ましましさんのmsGradationなどなど。使い方は各々同封されているreadmeを読んで使用してください。
Aviutlの場合は、出力したMMDのaviファイルの下のレイヤーにフレームバッファを追加しグラデーションをいれてます。逆光TOONの際は特にこのグラデーションがいいお仕事してくれる、気がする。
tktkさんのAnimeScreen
まどかさんの4color改変_仄明かり
ましましさんのmsGradation
記事は以上になります。
また今後はもっと踏み込んだ内容のエフェクトの記事も残していけたらと思ってます。ここまで目を通していただきありがとうございました。
よいMMDライフを~!
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