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問題・課題発見のためのフレームワーク

※この記事は「ロジシンLab.(ラボ)」の構成メモです。
本編はより詳しく、わかりやすく書いていますのでご覧ください。
>>ロジシンLab.

1:ターゲットを考えるパート


狙うキーワード

「問題・課題 発見 フレームワーク」


読者想定

  • 問題・課題を発見したい人

  • フレームワークを勉強したい人

  • 問題・課題が見つけられない人


2:ニーズを考察するパート

顕在ニーズ

  1. 問題・課題発見のフレームワークを知りたい

  2. 問題・課題発見のフレームワークの例や使い方を知りたい


潜在ニーズ

  1. 問題・課題発見のフレームワークの種類を複数知りたい

  2. 問題・課題発見のフレームワークの使い方のコツを知りたい


こんな悩みに答える

  • 問題・課題発見のフレームワークを複数知りたい

  • 使い方や活用例を知りたい

  • コツもあれば教えてほしい


3:本文パート

問題と課題の定義を解説

● 問題=理想と現実のギャップ
● 課題=問題を解決するための具体策

例えば、年商1億円を目指している本屋さんが、現在は9千万円なのであれば、「1千万円不足している」というのが問題。
その1千万円の売上で目標を達成できていないのが「雑誌」という部門である。この具体的に取り組むべきことが課題。


問題・課題を発見するためのフレームワーク8選

つまり、問題→課題を洗い出していくことが必要。
この問題→課題を洗い出していくために使う手段がフレームワークです。

①:As is/To be
②:6W2H
③:なぜなぜ分析
④:コントロール可能/不可能
⑤:ロジックツリー
⑥:課題設定シート
⑦:緊急度/重要度マトリクス
⑧:意思決定マトリクス

上記を使いこなすことで自分だけだと考えが及びづらい「思考の幅」をひろげる手助けをしてくれます。
さらに、思考をスムーズにするには、いくつかのコツがありますので、ひとつずつ解説していきます。

その①:As is/To be

【As is/To be とは】
理想と現実の間にあるギャップを可視化します。
● As is:現状
● To be:あるべき理想の姿
● 上記2点のギャップ=問題

理想と現状を比較→問題の可視化→課題の設定。
上記がAs is/To beのプロセスです。

【思考のコツ】
● 理想に対して今は何%程度か?
● 重要な問題はどれか?
● 倍の成果を出したらどうなるか?

上記のような質問をしていくとより思考が加速していきます。

その②:6W2H

【6W2Hとは】
8つの問で問題を多面的にとらえます。
● Who:誰が
● Whom:誰に
● What:何を
● How:どのように
● Why:なぜ
● When:いつ
● Where:どこで
● How much:いくらで

ひとつのテーマに対して6W2Hであてはめることで、多面的に思考することができます。

【思考のコツ】
● 問題について正確に把握しているか?
● なぜこの問題が発生したか?(前提を忘れない)
● 無意識に目を背けている点はないか?

上記のような質問をしていくとより思考が加速していきます。

その③:なぜなぜ分析

【なぜなぜ分析とは】
問題の原因を深掘りします。
● Aくんがクレームを起こしてしまった
 ↓それはなぜ?
● お客様へ間違った案内をしてしまった
 ↓それはなぜ?
● お客様Bとお客様Cの案内を間違ってしまった
 ↓それはなぜ?
● お客様Bとお客様Cの接客を同時並行でやっていたから
 ↓それはなぜ?
● 売場には従業員がAくんしかおらずお願いできる人がいなかったから
 ↓それはなぜ?
● スタッフィング不足

上記のように、「なぜ?」と繰り返すことで原因を明らかにします。
最低でも3回以上は繰り返しましょう。

【思考のコツ】
● 前提から疑おう
● 似ている問題はない?
● 矛盾はないか?

上記のような質問をしていくとより思考が加速していきます。

その④:コントロール可能/不可能

【コントロール可能/不可能とは】
自分たちで変えられるもの、変えられないものを区別します。

● コントロール可能
 └来店したお客様の10%に購入してもらう
●コントロール不可能
 └店舗の立地が悪い

上記のように、自分たちの努力、行動次第でどうにかできるものと、そうではないものを分類します。
コントロール不可能のものをいくら思考しようが、改善が見込めないので、最大の効果を発揮するためには、コントロール可能のものに絞って議論した方が効率が良いです。

【思考のコツ】
● いま考えるべきことは何か?
● コントロール可能な問題の解決策は?
● コントロール不可能な問題の基準は?

上記のような質問をしていくとより思考が加速していきます。

その⑤:ロジックツリー

【ロジックツリーとは】
情報を階層整理して全体像をつかみます。
● 問題
 └原因①
  └原因①-1
  └原因①-2
 └原因②
  └原因②-1
  └原因②-2

「売上=客数×客単価」のように構造を分解整理することで真因をみつけます。ロジックツリーにはいくつか種類があります。

参考記事:ロジックツリーの使い方・作り方を詳しく解説【例題:ダイエット】

【思考のコツ】
● 書き出したもので重要なのはどれ?
● ライバルが同じ問題について考えたらどうなる?
● 最下層から上層に向かって行動してみたら解決できそうか?

上記のような質問をしていくとより思考が加速していきます。

その⑥:課題設定シート

【課題設定シートとは】
問題解決のために取り組むべきことを整理する。

● 解決すべき問題:年商1億円に向けて現状9千万円で1千万円の不足
● 取り組む課題:唯一、計画未達成の「雑誌」の売上を上げる
● 課題の整理
 →As is /To beで整理し、6W2Hで洗い出す

課題設定シートは、ここまで解説してきたフレームワークのまとめのようなものです。課題設定シートで可視化・言語化することで取り組むべき課題を明確にしましょう。このプロセスで重要なのは、問題から課題に具体化していくことです。

【思考のコツ】
● 過去同様に取り組んだ課題はあるか?
● 課題解決に協力してもらうにはどうすればいいか?
● 課題に取り組むハードルはあるか?

上記のような質問をしていくとより思考が加速していきます。

その⑦:緊急度/重要度マトリクス

【緊急度/重要度マトリクスとは】
課題の優先度を可視化してマッピングします。
※マトリクスは以下の4象限にわかれます。
 参考記事でマトリクスについて解説しています。

①:緊急かつ重要
②:緊急だが重要でない
③:緊急でないが重要
④:緊急でも重要でもない

参考記事:マトリクス図の使い方を例題つきで解説【思考整理に便利】

上記のように4つに分類して考える事で優先度を明確にします。
7つの習慣という名書で紹介されていますが、人は「①:緊急かつ重要」に時間を割きがちだが、じつは「③:緊急ではないが重要」なことにちゃんと時間を割くことが大事。

【思考のコツ】
● 低コストで高い効果が得られそうなものは?
● 重要度が低いのにコストがかかりすぎているものはないか?
● やらなくてもいいことはないか?

上記のような質問をしていくとより思考が加速していきます。

その⑧:意思決定マトリクス

【意思決定マトリクスとは】
定量的・客観的に選択肢を評価します。

● 緊急性(×1.0)、実現性(×1.0)、収益性(×2.0)、将来性(×2.0)
● 上記のように評価基準と評価の重みを決めます
● ここまで洗い出した選択肢を上記基準にはめて評価します

例:雑誌の売上を1千万円上げる(5点満点で評価)
● 緊急性:3点(×1.0)=3点
● 実現性:2点(×1.0)=2点
● 収益性:5点(×2.0)=10点
● 将来性:1点(×2.0)=2点
合計:17点

上記のように複数の選択肢を定量的、客観的に評価します。評価して一番点数の高かった選択肢を採用して行動につなげます。
ポイントは主観だけでなく、客観的にみるということ。
アンケート形式などにして複数人でみるのも◎です。

【思考のコツ】
● 全て実行することはできるか?
● 加点?減点?どちらで考えるか
● 課題が解決された状態を最もイメージできるのはどれか?

※この記事は「ロジシンLab.(ラボ)」の構成メモです。
本編はより詳しく、わかりやすく書いていますのでご覧ください。
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