大富豪の投資術/チンパンジーは儲けれないぜって話。

今この本を読もうとしたきっかけは、自分の本棚の中で1番興味が無い本で、読まずに捨てるのも勿体無かったから。

500ページほどの本だが、170ページまで退屈でしょうがなかった。

170ページまでは、大富豪になるには7年かかるよ。それには節約をして、収入を上げて、然るべきところに投資しようね。そうしたら仕事から早期リタイアできるよ。という内容がひたすら書かれていた。

なんでこの人が金持ちになりたいかも分からなかったし、ひたすら早期リタイアをするために現実を見なさいよという内容で面白く無いなーと思ってた。

途中から、著者の失敗談や実際に起こしたビジネスの話が出てきて面白くなってきた。

面白いな〜と思ったことは、

・平均的な投資家の年間利率は1.9%であること。(少なっ)

・世界最高峰の投資家のウォーレンバフェットでさえ年間平均利率が20%程度だということ。(少なっ)

・日本人の貯蓄額の平均は手取りの1.8%だということ。(年収400万の人だと、月に3600円しか貯金してないんか笑笑)

・年間8%ほどずつインフレをおこしていること。(去年100円で買えたものが今年108円出さないと買えないこと。これが続くと10年後には物価が2倍になっていることになる。ひぇ〜。)

特に今はコロナ禍で、銀行はいっぱいお金を配るために大量に刷っているので、近いうちにめっちゃインフレするだろうな〜。

インフレ対策としては、株式を買うことなどらしい。(モノの代金とともに株式の価格も上がっていくから。)
株を買うお金が無いよ。。

あとお金持ちになるために魅力的な人になった方が良いよ的なことも書いてあった。

魅力的な人になるには、

・相手を主人公にできる人

・笑顔な人

・認めてくれる人

・注意を払っている人

だってさ。わかるな〜。良いなーって人、これやってるわ。
なんならホストとかもこれやってるわ。めっちゃ笑顔だし、ヨイショしてくれるし、定期的に営業メールとか送ってくるでしょ。知らんけど。

なぜ投資家はみんな儲けられないのか?という疑問についても書いてあった。


世界一の投資家ウォーレンバフェットの手法でさえ、周知されているらしいのに儲けれてない人がいるんだとさ。(10年スパンで成長する企業に投資するというもの。)

それは投資をする人間の95%は長期的な未来を見て行動できないかららしい。

なんで長期的な未来をみて行動できないかっていうと、遺伝子に刻み込まれた本能のせいだと言っていた。
本能とは周りの人に合わせて、今利があることを良しとすること。

本能に流されるとお金儲けは失敗しやすいよと言っていた。
確かに社会では自分を律しろとか言うもんね。

なんで人間が周りに合わせたがるかってのは、
原始時代は、
大勢の人間が向かう方に餌があることが多く、大勢の人間が怪我をして逃げてきた方向から逃げた方が生存率が高かったから。マンモス理論だ。

なんで長期的なことを考えにくいかってのは、人間の寿命は最近まで凄く短かったから。

400年前の江戸時代の人間の寿命は35歳程だし(現代は80歳程度)、
人類の400万年の歴史からみると寿命平均が50歳を超えたのは、つい70年前のことだから、長期で考えれるようになったのは人類史のほんの米粒みたいな期間。

「今、利があると思うこと」を優先したくなるのは人間の遺伝子にしょうがないらしい。へぇ〜。

冬の寒い朝、布団から抜け出したくないということは生き抜くエネルギーを貯蔵するための遺伝子が教えてくれた知恵なのだ。
えらく自然なことなのだ。そうなのだ。

そんなこんなで、本能を理性で抑え付けることがお金持ちへの近道みたい。
確かにウチの社長も朝誰よりも早く出社してるわ。歳のせいじゃなかったんだな。

ってことで、この本要約すると、
お金持ちになるには、自分の現状を知ろうね。新しく小さくてもビジネスを始めようね。
お金儲けれたらリスクヘッジしようね。
老後の楽しみ方はこれだよ。てこと。
偉業を成し遂げたければ、目標を1つに絞って、行動しようねということ。

でした。

思ったよりはお金以外のことが書いてあって面白かったな。また本読もう。

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