アメリカに来たポスドクがグリーンカードをとるまでの話5-i485/i765/i131の書類を作る-


提出した書類一覧

2022年2月3日にグリーンカード申請で一般的なi485,i765,i131の申請書(説明は後にします)をポストに入れました.書類の数は多いものの,複雑ではありません.以下に同封した書類一覧を列挙します.

申請書の有効期限が切れてないことを提出する前に絶対に確認してください!期限切れの古い申請書を間違って使用すると一発リジェクトです.多少の記入漏れやミスはあるとしても,これだけは絶対に避けてください.

・カバーレター
・写真(自分+家族)
・支払い用の小切手(自分+家族)
・フォームG-1145(自分だけ)
・フォームI-485(自分+家族)
・フォームI-765(自分+家族)
・フォームI-131(自分+家族)
・フォームI-864(自分だけ)
・Tax Returnのコピー
・H1bのApproval notice(緑色のやつ)
・I-140のApproval notice
・戸籍謄本のコピーと翻訳
・パスポートのコピー(自分+家族)
・I-693 Report of Medical Examination and Vaccination Record(自分+家族)
・I-94(自分+家族)
・DS-2019の全てのコピー(自分+家族)
・Bank statementのコピー
・学位証明のコピー
・雇用証明
・3ヶ月分の給与明細

カバーレター
グリーンカードの申請書一式は,本の様に分厚くなります.そのため,審査する人がわかりやすいように,何がどのような順番で書類が用意されているか説明するカバーレターを付けるのが一般的です.
ちなみに以下のものを参考にしました.
https://andreychemist.github.io/


写真(自分+家族)
i485,i765,i131全てに2枚づつ必要という説が有力です(同時に出す場合は2枚だけで良いという噂もあります).そのため,念の為全部で6枚添付しました.ちなみに写真は近所の薬局(CVS)で撮りました.全部で80ドルくらいだったと思います.

支払い用の小切手(自分+家族)
i485+i765+i131+biometricの料金の小切手を添付します.ちなみに小切手は,家族で一枚ではなく,個人に一枚づつ添付するのが定番のようです.理由は,家族のうち一人が申請の却下を受けた場合に,めんどくさいことになるかららしいです.ちなみに,必要な料金はUCSICの便利なサイトがあるので,絶対にそれでチェックしてください

https://www.uscis.gov/feecalculator

ちなみに私の場合,一人当たりの料金は,1,140ドル(I-485)+0ドル(I-765)+0ドル(I-131)+85ドル(biometric)の合計1,225ドルでした.ちなみに,現在はi765とi131の料金はi485と同時に出す場合は無料ですが,次の値上げでお金が掛かるようになるようです.

フォームG-1145(自分だけ)
申請書が到着したという連絡を電子メールで送ってくれるように頼むための申請書です.便利ですし,埋めるフォームもほとんどないので,ぜひ出しましょう.

フォームI-485(自分+家族)
Adjustment of status,いわゆるグリーンカードの申請です.一番メインの申請書です.記入にあたって難しい部分はほとんどないです.

ちなみに以下のサイトを参考にしました.https://learn.simplecitizen.com/immigration-support/form-i-485-instructions/

フォームI-765(自分+家族)
EADの申請書です.これも普通はI-485と同時に出します.グリーンカードに先んじて労働許可が得られます.これも申請書の記入は簡単です.一点迷ったのが,eligibility categoryです.自分の場合は(c)(9)というカテゴリで出すということを隣のラボのポスドクに教わりました.
フォームI-131(自分+家族)
Application for Travel Documentです.APとか呼ばれるやつです.これは,グリーンカード申請中に海外渡航するために必要な書類です.これが承認されれば,申請中であっても高い確率で安全にアメリカに再入国できます.
フォームI-864(自分だけ)
これは,自分が家族を扶養するだけの稼ぎがあることを示すために提出します.あとで説明しますが,納税の証明であったりいくつか添付資料が必要です.
Tax Returnのコピー
I-864に必要です.最新のTax Return(1040)を添付します.できれば過去3年分.自分の場合は,J-1だったので1040NRと1040を提出.
H1bのApproval notice(緑色のやつ)
H1bが承認されたことを示すI-797です.緑色のちょっと良い紙に印刷されたもの.
I-140のApproval notice
同様にI-140の緑色のI-797を提出するらしいのですが,自分の場合は手元に届いたのが,ペラペラのI-797C(approval notice)だけだったので,それを提出.これは心配だったので,弁護士に何回もこの書類で問題ないということを確認しました.
戸籍謄本のコピーと翻訳
Marriage Certificateの代わりとして使用.翻訳は,日本の安い業者に頼みました.
パスポートのコピー(自分+家族)
パスポート中身のコピーを添付します.いろんな噂があり,保守的な人は全てのページをコピーするようですが,私は顔写真のあるページとvisaのページ,アメリカ入国スタンプのあるページのみをコピーしました.
I-693 Report of Medical Examination and Vaccination Record(自分+家族)
これは健康診断のレポートです.I-485の申請に必要ですが,同時に出す必要はありません.提出のタイミングは,最初のインタービューの際に出す人が多いようです.自分の場合は周りの人のアドバイスに従って同時に出しました.I-693の検査はいつも行ってるクリニックで行いました.一人410ドルで,まあまあ高いですが,仕方ないです.
I-94(自分+家族)
オンラインのサイトでI-94を印刷しました.
https://i94.cbp.dhs.gov/I94/#/home
DS-2019の全てのコピー(自分+家族)
J-1ビザ時代のDS-2019を家族の分含めて全てコピーして添付しました.
Bank statementのコピー
I-864用に自分の給与口座のBank Statementを添付しました.
雇用証明
これもI-864に必要です.一般的には大学の人事部が発行する書類が必要なのですが,自分はH1bのポストがスタートしたばかりで発行できないと言われたので,Job アポイントメントのレターを添付しました.
3ヶ月分の給与明細
Jobアポイントメントだけだと雇用証明としては弱いので,3ヶ月分の給与明細も添付しました.
学位証明のコピー
これは,別に求められていないけど,一応添付しました.

梱包方法

梱包方法もかなり議論されています.かなり書類が多いので,段ボールに入れたり緩衝材に包んで出したり色々流派があるようです.自分は以下のyoutubeを参考にして提出しました.


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